フリー素材★小説文章★ネタupするからだれか完結させて下さい

コンビニのシローソン裏虎ノ門店で働くバイトのアキコは
実は特殊な巫女の血をひく「城ロボ召喚士」。
すぐそばにある外堀（裏虎ノ門駅の地下深く）に封じてある
エド城の魂を召喚し、ロボとして戦わせることができる。

鬼門の要に建ててしまったが故に、そのコンビニには
深夜２時に故人が来店することがある。

たいていは
「ちょっと海外旅行に行く感覚で、現世に遊びに来た」くらいの
愉快なおじ様達だ。
近くにあるアタゴ神社の梅の咲き具合を見るついでに立ち寄って
いつも梅酒を買って帰るトクガワイエミツ、
近くに藩邸を持っていた、香川の大名キョウゴクタカカズは
「平成になっても、やっぱり丸亀のうどんが一番うまいんだが」と言いながら
大量のカップ麺のうどんを、天界の部下達へのお土産に購入して行ったり…と
悪意のない有名人ばかりだ。

しかし、ごくたまに
問題を起こす故人が来てしまうことがある。



ある日の深夜２時、シローソン裏虎ノ門店へ
アケチミツヒデが現れる。
どうやら天界で戦国武将飲み会があったらしく、かなり酔っている。

「この前テレビを見てたらさー、本能寺の変の黒幕が
イエやん（トクガワイエヤスのことらしい）とか言っててさー。
何それ？そうだったっけ？って。
ここ（コンビニ）に来れば、イエやんの子孫がいるから
いろいろ教えてくれるって聞いてきたんだけどぉ」

もちろんアキコが知るはずはないので
答えることができない。
そのうちにミツヒデは勝手に店内のビールを飲みだした。

「イエやんにつけといてねー」
「…あの、アケチ様、困ります。
故人のお客様は皆さん天界でちゃんと両替してからいらっしゃっていて、
きちんとお支払いいただいてるんですよ」
「何？俺のいうこと、聞けないの？おじさん、怒っちゃうよ」
「オダ様かトヨトミ様がお迎えには…」
「うっせーなー。迎えがいるのね。わかったから」

そう言うと、泥酔したミツヒデがふらふらの指で印を示した。

「フクチヤマ城ぉぉーーーしょうかんんーーーーー」


どすん、


という音がすると、突然店の真ん前に
フクチヤマ城、いやフクチヤマ城の魂が現れた。

「俺の城、かっこいいでしょ？
サカモト城はねー呼べないんだよねぇ。
こいつ変形させて、乗って帰るから、だいじょおぶだよー」

魂なので実体はなく、幽霊のように透けている。
外を歩いている何人かは突然現れたお城に驚いていたが
実体ではないことがわかると
「近くのテレビ局の、プロジェクションマッピングか何かなんだろうなぁ」
と、何も疑いもせずに通りすぎていく。

「折角丹羽から呼んだんだからぁーーついでにぃ
江戸でぇ、天下取って帰ろうかなぁー」

ミツヒデが新たに印を結ぶと、フクチヤマ城が巨大ロボに変形していく。

「実体はないけどねーーーーー、災いは呼べるんだよねーーーー。
何呼ぶーー？天災？人災？
ねぇ、何がいいーー？」

悪酔いにもほどがある、と
アキコも指で印を結ぶ。

「…エド城っ、召喚っ！
フクチヤマ城の魂を、返還するよっ！」

裏虎ノ門駅の地下深くから、地下鉄の走る振動とは違う
地響きが起こる…


だれか、続きをお願いします。

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