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2023年04月14日

いすゞフォワード 6HK1 エンジン吹けない 故障診断

よく見られている記事
https://fanblogs.jp/damono/archive/19/0?1687448764





今回はエンジン回転が上がらなくなり、チェックランプが点灯したとのことで入庫。

エラーは現地で消してきたらしく、表示されたエラーコードは

P0089 コモンレール圧力異常

故障診断していきたいと思います。




セルを回すとエンジンはスムーズにかかり、アイドリングも安定しているように思えます。

吹かしても聞いていた症状は出ず、スムーズに吹け上がります。

次に診断機を使っていきたいと思います。


アイドリング時

20230405_173647.jpg

実コモンレール圧力が目標コモンレール圧力に対して高いです。

SCVデューティーは基準値30〜40%に対して正常。

SCV F/Bは基準値1000mA前後に対して高いです。

アクセルオン時

20230405_173739.jpg

コモンレール圧力はすぐに目標値に追従し、同じ圧力になりました。

SCVデューティーとSCV F/Bは振れ幅がひどくなりました。

アイドリング時は目標コモンレール圧力値にする為にSCV F/Bを上げて実コモンレール圧力を下げようとしているのか。

アクセルオン時はSCV系信号が不安定になる・・・

燃料噴射の補正値は大きいところはなかったのでインジェクターではない?

プレッシャーリミッター、SCV、サプライポンプの可能性を考えるけどまず、故障頻度が高く、調べたら思ってたより安かったSCVを交換することにしました。燃料フィルターは車検で交換したばかりとのことです。



周りにパイプがありますが、このまま外せそうです。

20230405_173900.jpg

しっかり包装されています。

20230406_152731.jpg

ロングのHEXレンチを使い比較的容易に交換できました。



そして再度診断機を覗いてみると・・・

アイドリング時

20230406_161953.jpg

アクセルオン時

20230406_162532.jpg

なんと、アイドリング時のコモンレール圧力の実数値と目標値が一致し、SCV系信号の上下が少し大きくなった気はしますが、F/Bの電流値が基準値内に変化。
アクセルオン時はSCV系信号の振れ幅が改善。アイドリング時から変化がなくなりました。

その後、しばらくアイドリングや空ぶかしで様子をみるもおかしな症状は出ず、試運転しても異常はなかったので、これでお客様にお返しすることになりました。



今回はSCV(サクションコントロールバルブ)の交換で一発で改善したのでよかったですが、もっと複雑な難しい故障も対応できるようになるためにもっと経験を積んで学びたいと思うdamonoでした。



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posted by damono at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 故障診断
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ガソリンスタンドに勤めて自動車整備士3級を取得。現在は2級の整備主任者として、まちの整備工場に勤務しています。 検査員の取得を目指しており、日々知識技能の向上にむけて奮闘中です。
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