マスクを着ける事で深部体温がどう変化するか検証しました。
深部体温の上昇によって熱中症は引き起こされるか。
一般に深部体温の上昇が1℃以下、熱さに慣れている人でも
深部体温を1.5℃まで抑えれば熱中症のリスクを
抑える事が出来ると言われています。
スーパーコンピューターで調査
室温28℃から35℃に移動したときの深部体温をマスクあり、なしで
比較した。
結果、マスクをつけている方は、口周りの皮膚の温度が上昇したが、
深部体温はマスクをしていない状態とほとんど変わりない。
安静にしていた場合などでは、マスクをしていても深部体温は、ほとんど変化
がない事が解りました。
熱中症のリスクに直結しない事が示された。
マスクを付けて運動している時の有無も検証した。
成人男性8名に温度センサーが付いている器具を飲み込んで
もらい、食道の温度変化を検証した。
室温35℃の部屋で軽い運動開始30分後、深部体温が0.5℃上昇。
マスク無しでも同じように深部体温は上昇した。
これは、運動によるものと考えられました。
この結果だけでは、熱中症リスクが上がらないと結論づけるのはまだ早い。
運動負荷が強かったり、長時間の運動になってきますとマスクを着けている影響は
まだ十分には検証されていない。
普段の熱中症の予防と同じように対策をとって頂きたい。
少しづつでもマスクと深部体温の変化が理解できることに
よって熱中症の対策に役立つ事にもなると思います。
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