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2021年10月12日

秋雨と雨具

昨日はもう10月とは思えないほど、とても暑かったですが、今日は雨が降り気温が秋らしくなってきましたね。
涼しくなってきたら自転車に乗るのが気持ちいい季節となりますが、今日はあいにくの雨日和。
そんな天気の日に自転車に乗るときは雨具が必須になります。


KIMG0632.JPG雨具も安いビニール物だと、走っているときにだんだんと内側が蒸れてきて、びしょびしょになりますね。
雨具を着ても着なくてもかわらないんじゃないかと思うくらいに。

そんな雨具に意味はあるのかな?と思ってしまうのではないでしょうか?

雨具やアウターを買うときよく「防水」「撥水」という表記がありますね。
「防水」とは、その名のごとく水を通さない素材です。
「撥水」とは、水を弾く素材です。素材の表面をコロコロと水滴が転がるのであれば撥水です。

少しの雨ならば「撥水」の機能だけでも大丈夫ですが、防水ではないので、長期間の雨や、強い雨などで素材の撥水力が落ちると水が染み込んできます。

雨具としては「撥水」よりも「防水」が大事になります。

そして自転車に乗るときの雨具にとって上記2つの機能に並んで重要なのが「透湿性」です。
これは水蒸気を通す量のことを言います。

この機能が高いと、自分の体からでる水蒸気を外に逃がしてくれる役割があるのです。
透湿性がない素材の雨具は、外側の雨をどんなに防いでも、自分から出る蒸気が雨具の内側を濡らしてしまい、自分が蒸れて、更に濡れてしまうのです。

自転車で走ると運動しているときと同じく汗をかきますよね。そのために自転車の雨具にはこの透湿性が重要になります。
雨具を買うときにこの「透湿性」の表記があると、自分から出る蒸気を逃がしてくれる機能があるということです。

この透湿性の表記の数字が大きければ大きいほど、蒸れにくい雨具と思って頂いていいでしょう!
もちろん透湿性が高い素材の雨具は、価格も高くなりますが、それに見合っただけの効果は期待していいと思います。
ただ、蒸れにくいだけで絶対に蒸れないわけではありませんので、そこは有る程度の快適性として考えて頂ければと思います。

高校生のころ、雨の日の通学で雨具を着ても結局内側が濡れてきてしまっていたので、自転車に乗るときの雨具とはそういうものなのだろうなと思っていました。
でも、そういう素材の雨具があると知って、防水でなおかつ透湿性のある雨具をはじめて着た時は目からうろこでした!!雨に日に乗る自転車の快適さが違います!!

来週あたりから急に寒くなるということですので、自転車用の外着として、雨具兼アウターを一着用意しておくと快適な秋の自転車生活をおくれるかもしれませんね。


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風来の人たち
埼玉県の伊奈町にあります「風来の森」のたもとで、自転車の出張修理のお店を営業しています。 お店の目の前に森があることもあり、季節を肌で感じながら仕事をしています。
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