これなんて読むの?あまり知られなくなりました。
Appleの研修や、コールセンターでたまに見かけることがあります。
だいたい「アウックス」とか「オックス」と呼ばれているようですね。
でも元は何だったのか、知っている人は非常に少なくなったと思います。
ネットで聞いてみると、
「アグジェリアリ」
と聞こえます。
え?
長げぇぢゃねぇかって?
そうです。
auxiliaryなんです。
この初めの3文字だけ書いているからです。
昔はテープレコーダーとかオーディオ機器によく見られました。
ジャックを挿す端子になっていました。auxiliaryを訳すと「補助」です。
機器を拡張するための補助端子として、音声入力端子ならAUX IN、出力ならAUX OUTです。
いまはAUX端子の付いた機器はほとんど見ることがなくなりました。
ヘッドホンなら専用の端子があります。しかしダビングするなど他の機器に接続する場合にこのAUX端子が使われました。音声機器の拡張であることから、音声商売のコールセンターで耳にすることもあるのでしょう。
私は今調べるまでずっと「オグジャリ」だと思ってきました。でも実際そう呼びます。
これは本で読んだのか、中学時代に音楽の先生に教わったのか定かではありません。
念のため、ネットで調べてみると「オグジュアリー」というのが多いようですね。
ただし、「アウックス」とか「オックス」とか呼んでいる人たちに、いきなり
「オグジュアリー」と言っても、ポカンとされるでしょうから、会話では「エー・ユー・エックス」。
「だけど本当はオグジュアリー、またはアグジェリアリだって知ってるも〜ん!」と心に秘めておくのが良いのでしょう。
似たようなものに「SQL」があります。
少なくともコールセンターに勤務する人なら必ずお世話になっているものです。
Structured Query Language の頭文字を取ったもので、そのまま訳すと「構造化問い合わせ言語」です。
発信のセンターでも受信のセンターでも、PC画面にはお客様の情報が出てきます。
このデータベースがSQLで書かれています。
例えば、あるお客様の情報を探すときに電話番号を入力すれば、該当するお客様が画面に出てくる。これが「問合せ言語」です。
Select 氏名,フリガナ,住所,電話番号 from 顧客リスト Where 電話番号 = "012-345-6789"
こんな感じです。
昔読んだ本には「シークェル」と読むと書いてありました。
けどシステムエンジニアの世界で「シークェル」でも通じますけど「エス・キュー・エル」と呼ぶと思います。実際に「シークェル」と呼んでいるのはアメリカだとか。
「AUX」も「SQL」も、実際には見ることがないのに、名前が出てくるから呼ばなければならない。
だけど正体がわからないから、呼び方だって曖昧になる。
面白い現象です。
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