2019年06月17日
帰路
すいません。気持ちよく飲んで帰ってきました。
私はバス通勤しています。これは何度も書いてきましたね。
飲んで帰ってくるとき、大抵は遅い時間になります。
私の家はバス停に近く、本当はバスで帰ってくるのが理想なんです。
でも今夜のように飲んで帰ってくると、最終バスはもう出たあとです。
そんなときは地下鉄。
ひと通り飲んだあとでも地下鉄ならなんとか間に合います。
ただ、地下鉄駅は家から微妙に遠いんです。
歩いて15分くらい。
札幌市に住んでいると、15分の距離は歩いて帰る距離です。
ですが札幌に来る前、住んでいた田舎では歩いて移動する距離ではありません。
ご存知かも知れませんが、家から看板が見えるコンビニまでの距離でも車で行くのが田舎です。
私はそんな町で中学を過ごし、高校時代は旭川市に住んだものの、なんだかんだ30年、そんな田舎で暮らしました。
思いもしないことがありました。
私が札幌に移住したのは2007年。今から12年前です。
自営業をしていた私が地道にサラリーマンになりました。
まず田舎に家族を残し、単身赴任です。
家は会社の近くにワンルームマンションを借りました。
朝、初めての出勤です。田舎と違い、15分の道のりなら歩いて通います。
それ以前に、会社に車の駐車は許されません。
私は普通に歩いていたつもりなんです。
なのに何か違和感。
“視界”です。
歩いているときの視界は、せいぜい時速4〜5km/hくらいの速度で景色が前から後ろへ動いていきます。
なのに、田舎暮らしが長かった私の感覚というのは、自動車で街中を走る40〜50km/hに慣れきっていました。
なのでそのいつも見慣れている40〜50km/hの速さに追いつこうと、全力で歩いていたのです。
もちろん私など追いつける速度ではありません。
でも、いつも見慣れている感覚だから、それに合わせようと思っていたのでしょう。
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