2019年06月06日
百科事典
昭和40年代後半だったと思います。百科事典がもてはやされたのは。
ブリタニカとかジャポニカとか。
12〜13巻セットになっていて、家の本棚一段をまるまる占領してしまうもの。
家にも二組ありました。
当時でもワンセット何万円もしたでしょうから実用品というよりステータスだったと思います。
というのは、ほとんど見た覚えがありません。
国語辞典とか英和辞典なら目的がはっきりしているので、仕方なく引いた記憶があります。
でも、百科事典となると分野が広すぎて、いつ何のために必要だったのか、いまだにわかりません。
百科事典で覚えたこと。今でも憶えているのは車などのユニバーサルジョイントとパナマ運河。
暇なときに見ていてたまたま興味を惹かれたその2点のみです。
今だったら調べたいと思うものはネットで調べるでしょう。
当時は百科事典を引いていたのでしょうか。
しかし日常で調べたいと思うのは大概、国語辞典や英和辞典で間に合ったと思います。
それ以外で調べたいことがあるなら、企業名から会社を調べるとか何か専門的な分野のことになるかと思うので、百科事典があってもどれだけ役に立ったのか、疑い深いところではあります。
百科事典というのは現在のように普及したインターネットが本当にその役割を果たすようになったのではないでしょうか。
今から15年くらい前、仕事で伺った先がBOOKOFFのような古本屋でした。
目に留まったのは透明なセロファンで梱包された百科事典。
確か6,500円だった気がします。
その話をすると店長が私なら3,000円で良いと言ってくれました。
ありがたい話。
当時まだ小学生だった下の子に買ってあげようかと思いました。
昔から図鑑が好きな子供でしたので。
ただ、買って行っても家のどこに置こうかと考えました。
結果また来るだろうから今日はやめておこうと思いました。
もし買っていったら、もしかしたら下の子に良い知識を与えてくれたかも知れません。
でもそれはとっても薄い確率で、ほぼ間違いなくゴミになってしまったんじゃないかと今は思います。
店長が私なら3,000円と言って下さったのはもちろん、好意に他ならないと思います。しかし同時にそんな事情があったのかも知れないですね。
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