2018年12月16日
追い込まれたときに聞く歌
生きていると、もうどうしようもないくらい辛い心境になるときがあると思います。
そんなとき、救ってくれたのは“歌”でした。
もちろん、友に相談して救われたこともあります。
“歌”って何でしょうね?
よく聞くのは「元気をもらう」
これが多いと思うんです。
また、アルツハイマーなど、認知にかかわる病気になった人も、昔の歌を聞くことで奇跡的に回復することがあると聞きます。
否定的になりたくて歌を聞くことはなく、きっと肯定するために聞く。
それが必ず明るい歌とは限らないのが面白いのです。
私が救われた歌。新しい順に
・foolish foolish 松下 優也
・HERO Mr.Children
・きみなき世界 松任谷由実
・天然色 あがた森魚
新しいといっても松下 優也さんのfoolish foolishは2008年の歌です。
またどれも明るい歌とはいえません。
もし歌でなくて親友だとしても、打ち明けるときは
「なぁ、聞いてくれないか?」
といったように、決して明るくは切り出せないと思います。
悩みの深さにもよりますが、そこでもし親友が、
「なんだよ、ほら言ってごらん、俺が何とかしてやるから!」
そんなふうに明るく返されたら、話す気は失せてしまい、本音は明かせないでしょう。
心に深く沈んだ悩みほど、言葉に出しづらいと思います。
だから軽く返されるほど、心はバリアーを張ると思うんです。
「どうした?聞いてやるしかできないぞ。」
そう言ってくれた方が話しやすいと思います。
行き詰って本当に辛いときには、相手が明るくてはダメ。
歌も明るい歌では救われないときだってあるように思います。
行き詰っているとき、癒してくれるのは明るさだけではない気がします。
暗い歌を聞きたくなっているとき、何かに行き詰っていませんか?
明るい相手ではダメなように、歌だってマイナーな歌を求めるのではないかと。
昔から暗い歌を聞いていたとき、何かに行き詰っていたのではないか?
2017/09/13「真夜中のドア」
この記事に、私は同名の歌を何百回も聞いたと書きました。
この歌は失恋した女性が恋人と別れた日を思い出し、まだその思い出から抜けられない気持ちを書いています。もちろん明るい歌とはいえません。
その何百回と聞いたのは私が中学生の頃。
慣れない北海道へ引っ越してきました。とても人口の少ない田舎の町です。
田舎の町では幼稚園も学校も少ないですから、中学校まで、ずっと一緒に過ごしてきた友人同士が周りにはたくさんいたのです。
その中に放り込まれた転校生の自分。
楽しいこともありました。でもきっと孤独感は大きかったと思います。
だからあの明るいとは言えない歌を繰り返し聞いては心を救われていたのかも知れません。
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