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2018年11月13日

需要と供給


 若い人と年配者に多いと思うんですけど。

派遣会社に気を遣い、ときに媚びへつらう人。
派遣先にも同様に振る舞うでしょう。

私はどうしてかな?と思います。
きっと、仕事をもらっているから。また、次も良い職場を紹介して欲しいと思うからでしょう。

でもその必要ってあるのかなと思います。

 コンビニや百貨店、バスやJR、スポーツジムや食堂、カフェ、バーでもお客さんが来なければ売り上げがありません。派遣会社もスタッフがいなければ売上げがないということです。

スタッフが派遣先で働くことで、派遣先の企業から派遣会社にお金が流れ、派遣会社ではその何割かを差し引いてスタッフに給与として支払います。
であれば派遣先はスタッフが働き易い環境を作るため、企業に対して交渉も行わなければならないでしょう。

そういった努力がなければスタッフからの評判も下がり、噂になってやがてスタッフは離れていき業績が上がらない派遣会社になるという、ごく当たり前のことだと思うのです。

だからスタッフは派遣会社に売上げを提供する立場で、スタッフのするべきことはあくまで派遣先企業に自分の持つパフォーマンスを提供する。
それができていれば、派遣会社にとってスタッフはお客様のはずなのです。

どこに派遣会社を敬う必要があるのでしょうか。
とはいえ、社会人として最低限の礼儀は必要です。


ただ、売上げを提供する側が何でも強いかといえば、そうではないケースもあります。
コンサートはお金を払って聞きに来てやったという考えの人は、そういないでしょう。

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アーティストも「ありがとう!」とは言いますが、それは、
「聴いてくれてありがとう。普段から支持してくれてありがとう。」
という、“売上げ”とは違った意味の感謝になっていると思います。

また病院も“先生”と、お金を払う側が気遣う場所のようですが、これは年配者に多い傾向で、最近では病院の意識も変わってきて“患者様”の風潮になり医師と患者は対等の立場になってきたと思います。

 この“対等”というのが大切なことだと思います。
お店でも病院でもサービスでも、対価を払って役務を受けます。

お金を払う方が偉いのではなくて、受けたいサービスや商品という価値が欲しいからお金を払ってサービスを受けたり商品を入手するのです。
この需要と供給がうまく成り立っている場に(俺は、私は)金を払ってやっている。と威張る必要があるのでしょうか。

たまに若い男が客になるなり、いきなり偉くなって彼女が引いている場面があります。そんな男は愚かです。
“お客様は神様”の時代は終わっています。


 派遣先でも言えることで、派遣先が何でも偉いわけではないと思っています。
売上げがなければ企業が成り立たないように、社員がいなくても企業は成り立ちません。
今は聞かなくなりましたが“ストライキ”を、昔まだJRの前、国鉄の頃にはよく、していたように思います。

上司も部下が働き易い環境を作るのが役目で、それができなければ上司とは思えません。
ごくたまーにあります。上司というだけで威張っていて、それ自体、働きづらい環境を作っています。
















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posted by CSおじさん at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想
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