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2018年09月05日

ちくわぶ

 ちくわぶは関東でよく、おでんの具材として使われていますね。
小麦粉を煉ってゆでた麩(ふ)です。
起源は戦後の闇市で、高価な魚のすり身を使う「竹輪」の代用品として、安価な小麦粉を使ったとあります。

220px-Chikuwabu.jpg

私と“ちくわぶ”との出遭いは、東京に住んでいた頃、近所の駄菓子屋でおでんを買ったときでした。
本当は“ちくわ”が食べたかったのです。
私がまだ小学生のときです。

「ちくわ下さい。」
というと、店のおばさんは
「ちくわぶかい?」
と聞きます。

よくわからずに
「はい」
と生返事すると、見たこともない“ちくわぶ”が出てきました。

あとからわかったのですが、私の欲しかった“ちくわ”は、“焼きちくわ”と言わなければならないそうです。

しかし、食べたら旨い!
おでんの汁が良くしみ込んでいて、煮込み具合も最適。
以来、そこの店でおでんを買うときには、必ず“ちくわぶ”は欠かさないようにしました。

でもここ、北海道ではあまり見かけないんですね。
ちくわぶ自体はスーパーで売っていることも多く、入手することはそう難しくありません。
でも、
おでんに入れるとなると家庭料理ですから、じっくり煮込んだものを食することはできません。

皆さん、おでんといえばどこで買いますか?
私はコンビニで買うことはなく、せいぜい立ち飲み屋に行ったとき、食べるくらいです。
その店のメニューに“ちくわぶ”はありません。

セブンイレブンのおでんも、関東、山梨と地域限定になっています。
税込みで95円です。

駄菓子屋で買ったちくわぶは、確か30円でした。
いや、もしかしたら10円だったかも知れません。
その少し前、団地に住んでいたとき、団地の下におでんの屋台がありました。

年配のおばさんが引く屋台。焼き鳥屋さん。
学校帰りに小腹が空いたとき、よく鳥皮の串を一本買いました。
それが10円でした。

“駄菓子屋”ってよく行ったものです。
塾へ行く途中、お菓子を買ったり、自動販売機でコーラを買いました。
コーラといっても当時は250mlのビンです。自販機に付いた栓抜きで、こじって王冠を開けるのです。

細かいことを言うと、当時はスーパーカーブームだったので、王冠の裏には柔らかなカバーがしてあり、剥がすと何らかのスーパーカーのイラストがあり、コレクションしていました。

自販機は普通にこじって開けると王冠はそのまま中に落ちてしまうので、右手でビンをこじるようにして左手は落ちないように王冠に添えていました。

お菓子というと、よく買ったのは“ラメック”でした。
ベビースターラーメンに似たものです。

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ベビースターラーメンは当時30円。ラメックは10円でした。
その分、量も少なかったのですが、ベビースターラーメンに比べると薄味でした。

ベビースターラーメンを煮るとインスタントラーメンになるという噂を聞き、実際に試したことはあります。
でも、、、
まずかった。

煮るとインスタントラーメンになるわけだから、それだけ醤油の味付けが濃いのだと思います。
その点、ラメックは薄味で上品でした。

“駄菓子屋”、“じじばばの店”
まだあるのでしょうか。

昔は必ずと言って良いほど、小学校の向かいには文房具や駄菓子屋を売る店がありました。

今はタバコは多くの人たちから嫌われる存在。
でも昔はタバコは生活必需品だったと言って良いと思います。
米や塩を売る店の角に、宝くじ売り場のような窓口があり、タバコを売っている。

その窓口にいるのは大抵、おばあちゃんでした。

同じく現役を退いたと見えるおばあちゃん、またはおじいちゃんが駄菓子屋の店番をしているから、“じじばばの店”。そう呼ばれる店があったことを、ある程度年配の方々はご存知なのではないですか?

いま考えると、とても失礼な呼び方ですが、それがまかり通った古き良き時代だったと思います。
さらには、
私が幼稚園から小学校1年生にかけては放課後に友人宅へ遊びに行くと、玄関先で
「〇〇くん、あ〜そ〜び〜ま〜しょ!」
と叫んでいました。

友人と二人か、それ以上の人数で友人宅へ遊びに行くと、同じく
「〇〇くん、あ〜そ〜び〜ま〜しょ!」
の大合唱でした。(笑)

そして駄菓子屋さんに入るときには、
「く〜だ〜さ〜い〜な!」
と叫んでいた時代。

妻に聞くと、北海道で、それはなかったといいます。
北海道はまだ歴史が浅く、縛りのない新しい生活習慣なのかと思いました。

あれは東京や、本州に古くからある「しきたり」だったのかと思います。
当時、500円は500円札、500円硬貨は平成からです。

また、駄菓子屋で50円玉を落としてしまい店のおばあちゃんに言うと、
「大きい50円玉かい?それとも新しい50円玉かい?」
と聞かれた時代。

東京都葛飾区、昔は“水元飯塚”という地区。
いまは“南水元”と地名が変わっています。
私が東京で初めて住んだ地区。

“ユッキーナ”こと“木下優樹菜”さんの出身地と聞きます。
当時、あそこは田んぼだらけの土地でした。

 〜 ノスタルジー 〜

“ちくわぶ”を買ったあの駄菓子屋は約10年後に訪れたとき、すでに整地され駐車場になっていました。




















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posted by CSおじさん at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想
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