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2018年07月31日

物へのこだわり

 いまの仕事は携帯電話関係です。
先日、喫煙室で年の近い人と二人で話していたとき、横から男性が話に加わってきました。
きっと男性は30代。

話題というのはスマートフォンに組み込まれたカメラの話です。
性能的にはどっちが良いとか、そこまでの機能はいらないよね。
など、機種性能比較の話です。

加わってきた男性はもっと突っ込んだ話をしてきます。
実際に性能を数字で示すなど。

ただ、私たち年配者はそこまで突っ込んだ話はしたくなかったのです。
若い頃なら性能を数字で比較したいのもわかる。
それは数字を覚えられるからです。

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でも私たちにはもうどうでも良いんです。そういったことは。
年を取るとこだわりが強くなる面と、どうでもよくなる点とに別れます。
カメラのように数字を覚えなくては比較できないなど、苦手になったことは特にです。

きっとその男性にはまだわかりません。
なので、私たちはすぐにその話題から離れようとします。

 この話を思い出したのは、さっき100円ライターを触っていたときです。
家でタバコを吸うとき、100円ライターを使います。
100円ライターだから使い捨て。

ガスが少なくなってきたのは透明なボディだから一目瞭然です。
もちろん炎も弱く、点きづらくタバコに火を点けるのも容易ではありません。

そんなとき、やりませんか?
100円ライター上部の金属部分を外して炎を調節するリングをずらすこと。

しかし、この上部の金属を外すのに、面倒くさい100円ライターもあります。
バラバラと他の部品も外れ、もとに戻すのが非常に面倒になるものが。

だから私はタバコをいつもセブンイレブンで買うことにしています。

どこの店でも大抵、10個、ワンカートンで買うと、100円ライターをサービスしてくれます。

このサービスライターがセブンイレブンのものは分解しやすいからです。
ここでも年齢のことを考えてしまいます。
今は分解しやすいセブンイレブンのライターにしています。

それは、逃げていると言ってもいい。
もしこれが若い頃だったら、面倒なライターでも元のように組み戻すことを考えたでしょう。
さっきの物に対してこだわりがなくなる一環として、面倒なライターを克服するより容易なライターを選びます。

こんなしょうもないことを考えるようになった50代です。




















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posted by CSおじさん at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想
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