2018年04月25日
理解
友人の勧めもあり、映画「たそがれ清兵衛」というDVDを借りました。
が、再生しても眠くて見ていられません。
よくある話だと思います。
例えば同じ作品で、「永遠のゼロ」とか、何でも初めて見た(読んだ)ものが良いという説。
もちろん、映画は突然できあがるものではないので、普通は原作があり、脚本家がいて監督が映画に作り上げるという分業になると思います。
原作の本から初めて触れた方には原作が基準になると思うので、原作と映画に相違点があった場合とか特に、違和感を感じて原作の方が良かったという気持ちになると思うのです。
さらに、原作者の頭にはその場の情景があり、感情があり、それを文字にします。
でも、文字であらわすことができるのは限られたもので昔、国語で習った作者の感情とか気持ちとか読む側の想像にとどまり、実は大切であるその場の情景、それは監督のセンスに頼るしかないと思うのです。
細かく言うと、家の中での対話シーンであっても、どんな間取りでどんな家財が置いてあり、近くに何が置いてあるのかなど、文字にはない描写というのは不明です。
だいたい、前後のストーリーから明るい暗い、広い狭いくらいの想像は誰でもあるにせよ、いざ映像にするとなると、監督の力量の任せるよりない場合が実に多いと思うんです。
これは単に部屋のセットにとどまらず、物語そのものも印象を変えてしまうくらいの重さを持ちます。
言ってしまえば、そこで作品は少し表情を変えてしまいます。
そして原作が良いとか、映画が良いとかの意見が分かれるもとになると思うんですね。
しかし大抵はどっちに先に触れたか。
早い者勝ちだと思うのです。
これは大概のことに当てはまると思います。
昔むかし、大変お世話になり、また可愛がってくれた寿司屋のマスターが言っていたことです。
寿司屋はたくさんあるが、初めに食べなれた味が一番おいしく感じるものだ。
と。
確かに、母親の作るカレーライスは誰でも好きでしょう。
数年前、そのマスターの寿司屋さんへ約30年ぶりに行きました。
寿司を食べると舌が覚えているんですね。その味を。
確かにおいしい。
では他の寿司はまずいかというと、それも違うと思います。
敢えて言うなら、「懐かしい」と感じました。
この「懐かしい」というのはアドバンテージですね。
誰でも懐かしいことに良い印象は持っても、悪い印象はないと思います。
過去の辛い思い出に懐かしさを感じることがあっても、それは達成感であり、辛さそのものに懐かしさは感じ得ないと思います。
またスマホで、プロ野球の巨人ファンはどこへ行ったか?
という記事を読みました。
昔は大体の人たちは巨人ファンで、広島東洋カープファンは虐げられ、少数派は辛い思いをした。が、今は巨人ファンの肩身が狭くなり、いつの間にか少ないものになってしまったという話です。
そもそもなぜ、巨人ファンが増えることになったか。
私も知らないその昔は「巨人・大鵬・玉子焼き」というくらい、子供たちに大人気だったものがありました。
ここで玉子焼き以外、テレビによるものです。
当時テレビのプロ野球ナイター中継は巨人戦以外、なかったのです。
それも、初めて「慣れたもの」に違いないですね。
人間の心理って単純だと思います。
なにかを決断するとき、決めるときは「好き」なものを取りますし、
「知らないものは怖い」のが人間です。
例えばお店に入るとき、ニコニコして頭を下げ、こんにちは〜と言って入店すれば迎え入れられます。
でも、ムスッとして言葉もなく、威圧するように入っていけば、
「こいつ誰だ?」
と、相手に恐怖心を与えることができます。
話は逸れましたが、人は初めて理解したものに親しみを感じると思います。
余談ですが、もう一度人生をやり直せるなら、映画監督もやってみたいと思う私でした。(笑)
が、再生しても眠くて見ていられません。
よくある話だと思います。
例えば同じ作品で、「永遠のゼロ」とか、何でも初めて見た(読んだ)ものが良いという説。
もちろん、映画は突然できあがるものではないので、普通は原作があり、脚本家がいて監督が映画に作り上げるという分業になると思います。
原作の本から初めて触れた方には原作が基準になると思うので、原作と映画に相違点があった場合とか特に、違和感を感じて原作の方が良かったという気持ちになると思うのです。
さらに、原作者の頭にはその場の情景があり、感情があり、それを文字にします。
でも、文字であらわすことができるのは限られたもので昔、国語で習った作者の感情とか気持ちとか読む側の想像にとどまり、実は大切であるその場の情景、それは監督のセンスに頼るしかないと思うのです。
細かく言うと、家の中での対話シーンであっても、どんな間取りでどんな家財が置いてあり、近くに何が置いてあるのかなど、文字にはない描写というのは不明です。
だいたい、前後のストーリーから明るい暗い、広い狭いくらいの想像は誰でもあるにせよ、いざ映像にするとなると、監督の力量の任せるよりない場合が実に多いと思うんです。
これは単に部屋のセットにとどまらず、物語そのものも印象を変えてしまうくらいの重さを持ちます。
言ってしまえば、そこで作品は少し表情を変えてしまいます。
そして原作が良いとか、映画が良いとかの意見が分かれるもとになると思うんですね。
しかし大抵はどっちに先に触れたか。
早い者勝ちだと思うのです。
これは大概のことに当てはまると思います。
昔むかし、大変お世話になり、また可愛がってくれた寿司屋のマスターが言っていたことです。
寿司屋はたくさんあるが、初めに食べなれた味が一番おいしく感じるものだ。
と。
確かに、母親の作るカレーライスは誰でも好きでしょう。
数年前、そのマスターの寿司屋さんへ約30年ぶりに行きました。
寿司を食べると舌が覚えているんですね。その味を。
確かにおいしい。
では他の寿司はまずいかというと、それも違うと思います。
敢えて言うなら、「懐かしい」と感じました。
この「懐かしい」というのはアドバンテージですね。
誰でも懐かしいことに良い印象は持っても、悪い印象はないと思います。
過去の辛い思い出に懐かしさを感じることがあっても、それは達成感であり、辛さそのものに懐かしさは感じ得ないと思います。
またスマホで、プロ野球の巨人ファンはどこへ行ったか?
という記事を読みました。
昔は大体の人たちは巨人ファンで、広島東洋カープファンは虐げられ、少数派は辛い思いをした。が、今は巨人ファンの肩身が狭くなり、いつの間にか少ないものになってしまったという話です。
そもそもなぜ、巨人ファンが増えることになったか。
私も知らないその昔は「巨人・大鵬・玉子焼き」というくらい、子供たちに大人気だったものがありました。
ここで玉子焼き以外、テレビによるものです。
当時テレビのプロ野球ナイター中継は巨人戦以外、なかったのです。
それも、初めて「慣れたもの」に違いないですね。
人間の心理って単純だと思います。
なにかを決断するとき、決めるときは「好き」なものを取りますし、
「知らないものは怖い」のが人間です。
例えばお店に入るとき、ニコニコして頭を下げ、こんにちは〜と言って入店すれば迎え入れられます。
でも、ムスッとして言葉もなく、威圧するように入っていけば、
「こいつ誰だ?」
と、相手に恐怖心を与えることができます。
話は逸れましたが、人は初めて理解したものに親しみを感じると思います。
余談ですが、もう一度人生をやり直せるなら、映画監督もやってみたいと思う私でした。(笑)
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