2017年11月22日
世にも奇妙な物語
世にも奇妙な物語は、1990年4月に始まったフジテレビ系列のオムニバスドラマです。
知らない人はいないでしょう。
タモリさんがストーリーテラーを務め、あの特徴的なテーマ曲の前奏で始まります。
今は「〇〇の特別編」と、年に数回ペースの特別番組になりましたが、当初は毎週木曜日、夜8時からの放送枠でした。特別番組になる頃には、私はほとんど見なくなっていました。
著作権のことでYouTubeからほぼ姿を消した時期もありましたけど、いま検索してみるとかなり見ることができるようになっています。ただ、古くなったため、画質はかなり悪いです。
また、音声もところどころ抜けています。
私は「世にも奇妙な物語」には5作品、印象に残っているものがあります。
いずれも古い作品です。
・思い出を売る男
・ズンドコベロンチョ
・越境
・懲役30日
・時の女神
1. 思い出を売る男 1994.10.10
2015年に木梨憲武さんも同じタイトルで出演しているようですが、小堺一機さんバージョンです。
悲しい物語とだけ思っていましたが、今日見てみるとそうでもありません。一応ハッピーエンドです。
会社をリストラされ、やけ酒をあおり離婚され、借金を負うようになった主人公。
ある日、道でチラシを拾います。
「あなたの思い出 高価にて購入」
主人公は初め、初恋の記憶を売ることから始めます。売った記憶は二度と戻りません。
次に高校時代、野球部で甲子園に行ったことも含め、野球の記憶を売ります。
野球部の同窓会に出席しますが、何一つ話題に合わせることができません。
借金取りに追われる生活の中、大切な思い出を売り、完済します。
しかし、運命的にまとまった金が必要になり、最後まで取っておいた大切な記憶を売ってしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=JnCCbQ9_Lzo
・ズンドコベロンチョ 1991.4.18
草刈正雄さん主演。
主役のプレイボーイは「俺の知らないことはこの世にないのさ」と自信満々。
ところが、会社で部下の会話を聞くと、
「昨日あれ見た?ズンドコベロンチョ、ズンベロ!」
主役は話題を振られ、
「見ました?」と聞かれます。プライドの高い主人公は「もちろんだよ」と嘘をつきます。
主人公は書店で調べますが、テレビ番組ではないらしい。
しかし世間では「ズンドコベロンチョ」の大ブーム。
女子社員が言うには、・かわいい ・食べちゃいたい ・主人公が似ている... らしい。
専務には「ズンドコベロンチョをどう思う?」と聞かれます。
・斬新 ・日本人の忘れかけた心を取り戻してくれる... らしい。
勝手に歌と思った主人公。「あの歌は良いですね。」と答え皆の冷たい視線を浴びます。
家では妻が子供に「今度ズンベロ買ってあげるから」。
世の中で自分だけが知らない主人公は、ある日ズンドコベロンチョプロジェクトのチーフに...
8.6秒バズーカーの「ラッスンゴレライ」に似ていますね。
https://www.youtube.com/watch?v=cKghMFOQF_4
・越境 2005.10.4
木村佳乃さん主演。佐々木蔵之介さん。
パラレルワールドの話です。
同じ日本なのに、北朝鮮のような独裁国家。そこから亡命を試みる恋人同士。
主人公は成功するが、恋人は亡命の際、殺されます。
独裁国家では新型爆弾の開発中に事故が起こり、時空に穴があきます。
その穴を通って主人公はこちらの世界に。
パラレルワールドだから、こちらの世界にも自分と同じ人間が存在します。
それは女優。
自らがこちらの世界で生きていくためには...
「あなたたちは人の食べ物を奪わないと生きられない苦しみを知らない。」
そんな彼女が選んだ道とは。
そこでこの世界の恋人に意外な形で再会するのです。
感動作です。
さて、パラレルワールドをこちらの世界に導くブローカー役をしているのは、塩見三省さん。
今では映画「アウトレイジ」のイメージが強くなりました。
でも私は未だに、塩見三省さんといえば、失礼ですが、こういったチョイ役のイメージがあります。
塩見三省さんはこちらの世界では掃除のおじさんをしています。
https://www.youtube.com/watch?v=siq9SIcqcDE
・懲役30日 1998.9.25
三上博史さん主演。松重豊さん。
死刑制度が撤廃され5年経った日本。7人を殺した主人公は彼女とドライブ中に逮捕されます。
そして弁護士からは、おそらく終身刑だと告げられます。
しかし、裁判で「懲役30日」と判決を受けた主人公。笑い飛ばしますが、弁護士は愕然とします。
それは自分の予想が外れたからでなく、終身刑以上のものだと知っていたからです。
主人公は身体検査のあと注射を打たれ、独居房に。
懲罰は炎天下の中、磔にされ脱水状態。日光で焼けた鉄板の上に素足で立たされます。
翌日は体に塩を盛られ水分がさらに吸収され苦しみます。
革ひもを濡らして首に巻かれ、炎天下に放置されると、革ひもが乾き首を絞めつけます。
そんな拷問に近い懲罰が繰り返される日々、主人公は一日を終えるたび、壁に石で印をつけていきます。
ようやく29日が終り、今日で終わりというとき、今度は電気椅子に座らされ死刑の拷問。
ここで主人公は目を覚まします。
なんと今までの30日は仮想現実で、頭には電極がつながれ注射でこん睡状態になっていたのです。
死刑制度が廃止され、刑務所の収容人数が限界に達した末の、ハイテク懲罰でした。
主人公が目を覚ましたとき、主人公の中では30日経過していましたが、
現実ではまだxx分しか経っていませんでした。
主人公はまた注射を打たれこん睡状態に。そして本当の30日後には?
これが現実だったら怖い。
でも、YouTubeで、現実になったという見出しだけ見ました。
しかし、三上博史さんて、こういったひどい暴力を受ける役が多いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=UKpdDTq-FUg&t=992s
・時の女神 1994.7.7
柳葉敏郎さん主演。水野真紀さん。
今や会社でベテランの主人公は少年の頃を回想します。
七夕の日、学校から帰る橋の上で遭った、白いワンピースを着た女性を。
次に主人公は大学生になり、彼女と交際をしているとき、また白いワンピースを着た女性に会います。
以来、10年がたっても主人公はあの女性のことが忘れられません。
ある日、突然の夕立に雨宿りをした主人公のところに再び、白いワンピースの女性が現れます。
そして交際が始まり、結婚します。
あるとき、ふと妻がいないことに気づいた主人公。いや、そこにいた妻は一輪の花を手にしています。
主人公が聞くと、
「素敵な人にもらったの。」
二人は女の子を授かります。
幸せな家庭にある日、妻が重病にかかります。
病床の妻に、主人公は聞きます。
「俺いままで2度、君に会ってる。いや君にそっくりな女性に会っているんだ。」
妻は「それはどちらも私よ。」と。
「私は時間を自由自在に行ったり来たりできるの。」
そして、未来にも一度、行ったことがあると言います。
妻を亡くした主人公は歳を取り、それでも亡き妻を想います。
ある日、大切に育てた娘を高校へ迎えに行き、二人で歩いていると花屋があり、そこで、、、
これは、世にも奇妙な物語の中で一番好きな作品です。
恥ずかしいですが、見るたびに涙を流します。
https://www.youtube.com/watch?v=tzP3jFrTVPA
知らない人はいないでしょう。
タモリさんがストーリーテラーを務め、あの特徴的なテーマ曲の前奏で始まります。
今は「〇〇の特別編」と、年に数回ペースの特別番組になりましたが、当初は毎週木曜日、夜8時からの放送枠でした。特別番組になる頃には、私はほとんど見なくなっていました。
著作権のことでYouTubeからほぼ姿を消した時期もありましたけど、いま検索してみるとかなり見ることができるようになっています。ただ、古くなったため、画質はかなり悪いです。
また、音声もところどころ抜けています。
私は「世にも奇妙な物語」には5作品、印象に残っているものがあります。
いずれも古い作品です。
・思い出を売る男
・ズンドコベロンチョ
・越境
・懲役30日
・時の女神
1. 思い出を売る男 1994.10.10
2015年に木梨憲武さんも同じタイトルで出演しているようですが、小堺一機さんバージョンです。
悲しい物語とだけ思っていましたが、今日見てみるとそうでもありません。一応ハッピーエンドです。
会社をリストラされ、やけ酒をあおり離婚され、借金を負うようになった主人公。
ある日、道でチラシを拾います。
「あなたの思い出 高価にて購入」
主人公は初め、初恋の記憶を売ることから始めます。売った記憶は二度と戻りません。
次に高校時代、野球部で甲子園に行ったことも含め、野球の記憶を売ります。
野球部の同窓会に出席しますが、何一つ話題に合わせることができません。
借金取りに追われる生活の中、大切な思い出を売り、完済します。
しかし、運命的にまとまった金が必要になり、最後まで取っておいた大切な記憶を売ってしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=JnCCbQ9_Lzo
・ズンドコベロンチョ 1991.4.18
草刈正雄さん主演。
主役のプレイボーイは「俺の知らないことはこの世にないのさ」と自信満々。
ところが、会社で部下の会話を聞くと、
「昨日あれ見た?ズンドコベロンチョ、ズンベロ!」
主役は話題を振られ、
「見ました?」と聞かれます。プライドの高い主人公は「もちろんだよ」と嘘をつきます。
主人公は書店で調べますが、テレビ番組ではないらしい。
しかし世間では「ズンドコベロンチョ」の大ブーム。
女子社員が言うには、・かわいい ・食べちゃいたい ・主人公が似ている... らしい。
専務には「ズンドコベロンチョをどう思う?」と聞かれます。
・斬新 ・日本人の忘れかけた心を取り戻してくれる... らしい。
勝手に歌と思った主人公。「あの歌は良いですね。」と答え皆の冷たい視線を浴びます。
家では妻が子供に「今度ズンベロ買ってあげるから」。
世の中で自分だけが知らない主人公は、ある日ズンドコベロンチョプロジェクトのチーフに...
8.6秒バズーカーの「ラッスンゴレライ」に似ていますね。
https://www.youtube.com/watch?v=cKghMFOQF_4
・越境 2005.10.4
木村佳乃さん主演。佐々木蔵之介さん。
パラレルワールドの話です。
同じ日本なのに、北朝鮮のような独裁国家。そこから亡命を試みる恋人同士。
主人公は成功するが、恋人は亡命の際、殺されます。
独裁国家では新型爆弾の開発中に事故が起こり、時空に穴があきます。
その穴を通って主人公はこちらの世界に。
パラレルワールドだから、こちらの世界にも自分と同じ人間が存在します。
それは女優。
自らがこちらの世界で生きていくためには...
「あなたたちは人の食べ物を奪わないと生きられない苦しみを知らない。」
そんな彼女が選んだ道とは。
そこでこの世界の恋人に意外な形で再会するのです。
感動作です。
さて、パラレルワールドをこちらの世界に導くブローカー役をしているのは、塩見三省さん。
今では映画「アウトレイジ」のイメージが強くなりました。
でも私は未だに、塩見三省さんといえば、失礼ですが、こういったチョイ役のイメージがあります。
塩見三省さんはこちらの世界では掃除のおじさんをしています。
https://www.youtube.com/watch?v=siq9SIcqcDE
・懲役30日 1998.9.25
三上博史さん主演。松重豊さん。
死刑制度が撤廃され5年経った日本。7人を殺した主人公は彼女とドライブ中に逮捕されます。
そして弁護士からは、おそらく終身刑だと告げられます。
しかし、裁判で「懲役30日」と判決を受けた主人公。笑い飛ばしますが、弁護士は愕然とします。
それは自分の予想が外れたからでなく、終身刑以上のものだと知っていたからです。
主人公は身体検査のあと注射を打たれ、独居房に。
懲罰は炎天下の中、磔にされ脱水状態。日光で焼けた鉄板の上に素足で立たされます。
翌日は体に塩を盛られ水分がさらに吸収され苦しみます。
革ひもを濡らして首に巻かれ、炎天下に放置されると、革ひもが乾き首を絞めつけます。
そんな拷問に近い懲罰が繰り返される日々、主人公は一日を終えるたび、壁に石で印をつけていきます。
ようやく29日が終り、今日で終わりというとき、今度は電気椅子に座らされ死刑の拷問。
ここで主人公は目を覚まします。
なんと今までの30日は仮想現実で、頭には電極がつながれ注射でこん睡状態になっていたのです。
死刑制度が廃止され、刑務所の収容人数が限界に達した末の、ハイテク懲罰でした。
主人公が目を覚ましたとき、主人公の中では30日経過していましたが、
現実ではまだxx分しか経っていませんでした。
主人公はまた注射を打たれこん睡状態に。そして本当の30日後には?
これが現実だったら怖い。
でも、YouTubeで、現実になったという見出しだけ見ました。
しかし、三上博史さんて、こういったひどい暴力を受ける役が多いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=UKpdDTq-FUg&t=992s
・時の女神 1994.7.7
柳葉敏郎さん主演。水野真紀さん。
今や会社でベテランの主人公は少年の頃を回想します。
七夕の日、学校から帰る橋の上で遭った、白いワンピースを着た女性を。
次に主人公は大学生になり、彼女と交際をしているとき、また白いワンピースを着た女性に会います。
以来、10年がたっても主人公はあの女性のことが忘れられません。
ある日、突然の夕立に雨宿りをした主人公のところに再び、白いワンピースの女性が現れます。
そして交際が始まり、結婚します。
あるとき、ふと妻がいないことに気づいた主人公。いや、そこにいた妻は一輪の花を手にしています。
主人公が聞くと、
「素敵な人にもらったの。」
二人は女の子を授かります。
幸せな家庭にある日、妻が重病にかかります。
病床の妻に、主人公は聞きます。
「俺いままで2度、君に会ってる。いや君にそっくりな女性に会っているんだ。」
妻は「それはどちらも私よ。」と。
「私は時間を自由自在に行ったり来たりできるの。」
そして、未来にも一度、行ったことがあると言います。
妻を亡くした主人公は歳を取り、それでも亡き妻を想います。
ある日、大切に育てた娘を高校へ迎えに行き、二人で歩いていると花屋があり、そこで、、、
これは、世にも奇妙な物語の中で一番好きな作品です。
恥ずかしいですが、見るたびに涙を流します。
https://www.youtube.com/watch?v=tzP3jFrTVPA
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