私は懐かしいのと、最近だと思う境目がはっきりしませんが、だいたい20~30年前だと思います。
思うのですけど、歳を重ねるほど、懐かしいのは何年も前のことになっていきます。
初めて「懐かしい」と思ったのは、いつだったか、、
小学4年生のときには「懐かしい」と感じたのを憶えています。
たまたま、電車で長旅の帰り、以前に住んでいた街を通過したとき、社会科見学で訪れた何かの施設が見えました。
それを見て、「懐かしい」と感じたんです。
その社会科見学は小学2年生のとき。つまり、2年前でも懐かしいと感じたのです。
懐かしい感覚とは、単に年数でなく、忘れていた記憶を掘り起こされることで感じるのかも知れないですね。
小さいときは憶えることがたくさんあるので、少し前のことでも常日頃の記憶から一旦、追いやられているのかも知れません。
対して、歳を重ねるとあまり新しいことは憶えなくなるので、普段必要とされる記憶は固定されるから、よほど昔のことでない限り、懐かしいと感じることがないのかも知れません。
私事、妻と子育てを頑張っていた頃、20年くらい前。朝、出勤前に子供と「ポンキッキーズ」を見ていました。
子供に買い与えた、ポンキッキーズの歌のビデオは、子供よりも私が気に入ってしまったようです。(笑)
それをあるとき思い出し、YouTubeで探してみました。
好きだった歌たちはいくつか、見つかりました。
そして関連映像が右側に出たとき、ポンキッキーズのエンディングがあったのです。
エンディングは“石井竜也”さんの「Child's days memory」。
古い木造校舎の映像が映っていました。
忘れていたんです。
ビデオで歌は憶えていたものの、番組そのものを忘れていた。
当時は子育て、仕事、公務(?)けっこう忙しくて、記憶がどこかへ吹っ飛んでいたのでしょう。
吹っ飛んでいた記憶をまさぐられ、とても懐かしく感じました。
また、新婚当時も忙しかったんです。
あのとき、何か映画のCMで、“Go-Bangs”の「無敵のヴィーナス」を聞いていたとき、良い歌だなぁって思いました。忙しかったものだから、この歌もあとから聞いたとき、懐かしいと思いました。
ひとことでまとめるなら、
「あぁ、そういえばこんな歌あったなぁ、懐かしい。」
といったところでしょうか?
タグ:ポンキッキーズ