2023年03月22日
もの
これは我が家の神棚です。
1976年だから、今から47年前に父が買ったものです。
見づらいかも知れませんが、神棚本体はヒノキでできているので、購入した当時はもっと白い色をしていました。神棚の前にある、ミキ口のような色でした。
ミキ口 ↓(出典:Amazon)
私の家は神道です。
この神棚は47年前に父が家を新築したとき購入しました。その後いろいろあり、1999年の2月に我が家へやってきました。
毎朝、米、塩、水を新しくしなければなりません。
本来それは家長である私がするべきことでした。でも代わりに妻がしてくれていたんです。
それじゃイカンと、私がするようになってから5年が経ちました。
2018年の4月から私がしています。初めは私も毎朝していました。
でも毎朝というのは、さすがに厳しいです。
妻も私に代わる頃には休日のみ、やっていたようです。
私も、今は二日に一度、するようにしました。
私は来月でようやく5年。でも妻は19年もしてくれていたんです。
さすがにそれでは私にも負い目があります。
では、私が妻と並ぶ19年になるには、あと14年。
そのとき私は71歳になっています。
71歳なら、もう死んでもおかしくない歳です。
新聞のおくやみ欄を見ても、71歳の人は当たり前にいます。
では、私が死んだあと、神棚は残っているのでしょうか。
現に父が購入した神棚は父の死後も、ここにあります。
持ち主がなくなった後も、「もの」は残り続けます。“遺品”です。
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