冬になると、ここ北海道では雪が降ります。雪がたくさん降ると積雪となって雪かきが必要です。
雪かきは面倒くさい。本当に面倒くさいんですよ。
積もった雪を、ママさんダンプですくい、雪捨て場まで押していき、雪捨て場に押し払う。これを繰り返します。昨夜はきっと20往復くらいしたでしょう。でも多いときは70往復くらいします。
70往復すると、だいたい1キロメートル歩いたことになるんです。
時間にすると20往復で30分強。70往復だと1時間30分くらいかかります。1キロメートル歩くのにかかる時間はたぶん12~13分。それに1時間30分かかるんだから、想像いただけるのではないでしょうか。雪が降らなければまったく必要のない時間と労力です。これを週に1〜2回するんです。
雪が積もるのは夜間が多いです。
寝ている間に雪が積もり、朝になるとそれを見て脱力します。
でも寝ているからといって、まったく予想がつかないわけではありません。
雪がたくさん降る前の夜は、空の色が紫色になるんです。
降らない夜は藍色の空です。
おそらく、低い雲が街の灯りに照らされて紫色に光るんだと思います。対して藍色の空は雲がかかっていない。それだけのことなのでしょう。
このことに気付いたのは私が札幌市に来てから間もなくのことです。それまで北海道の田舎町で暮らしていたときは気が付きませんでした。田舎町では雲を照らす街灯りがなかったからなんでしょう。
たったそれだけのことなんですけど、1年365日、11月の下旬から3月中旬まで、約3分の1の期間を雪と寒さに苦しめられる私にとって、紫色の空は恨めしい以外の何者でもありません。
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