2020年09月05日
金庫
毎週水曜日の番組、ときどきテレビで古い金庫を開けてますね、あれ結構好きなんです。
20:00〜21:00の時間帯でフジテレビ系列「林修のニッポンドリル」ってやつです。
9/2放送は「 開かずの金庫VS天才鍵開け師!前代未聞のダブル解錠SP」でした。
登場するのは『神の鼓膜を持つ男』こと天才鍵開け師、奥間和弘さんですね。
途中から見たのでどうして二つの金庫を開けることになったか、その経緯をしっかり理解していませんが、ひとつは数字を合わせるダイアル錠の金庫、もう一つは鍵を紛失した金庫でした。
そのカギを紛失した金庫。なにせ古い金庫なものだから、内部がサビて固着しており、奥間さんが用意した道具は破損してしまいます。
そこへ「世界に誇る金属加工職人が天才鍵開け師を救う」と題して、奥間さんが考案した鍵の本体となる直径7ミリメートルのパイプ先端に突起がついた道具。突起を溶接すれば溶接部分から壊れる恐れがあるので、全体をひとつの合金から削り出すという、まさに神業で作成し、ついに金庫は解錠します。
解錠した金庫にはもう一つの金庫、そのダイアル錠の番号が入っているかと期待したにもかかわらず空っぽ。
おまけにもう一つの金庫は内部が摩耗してダイアルを回しても中で空回りしてしまいます。その解錠できなくなったダイアル錠を、神の鼓膜を頼りに通常とは逆回転という裏ワザで解錠に成功します。
現地はかつて栄華を誇ったという元米問屋。金庫の中から何が出てくるのか。おのずと期待は高まるのに、こういった金庫は大概、大切なものは残さずに放棄するのでしょう。
それでも開けるまでが楽しいし。
ただ奥間さんはツイッターに、
「一生懸命に金庫開けてバンザイかと思ったが開いた瞬間最近貼った様なガムテープ出てきてワロタやっぱりテレビはヤラセなんだな!つまらんなぁ〜」
と書いています。
私もテレビを見ていてあれ?っと思った場面がありました。
それはまだ営業していた米問屋を写した写真です。
テレビ画面はいかにも古めかしい白黒写真なんです。
しかし看板の左端に「クロネコヤマトの宅急便」のロゴが書いてあります。
気になって調べてみると、「クロネコヤマトの宅急便」は1976年に始まったサービスとあります。
1976年といえば私が撮り鉄をしていた全盛期で、すでに白黒写真なんて珍しいものでした。
まして繁栄した米問屋の写真がわざわざ古い白黒写真なわけがない。きっとカラー写真をわざと白黒写真にするという、テレビ局のヤラセと思いました。
さておいて、
金庫といえばかつて営業をしていた頃、いくつか売ったことがあります。
テレビに出てくるような大きなものはあまり売ったことありません。
普段売れるものというのは、一般家庭にある耐火金庫でした。
よく旅先で旅館の客室に置いてある、電子レンジをひと回り大きくしたくらいのアレです。
アレ、原価がとても安いんです。定価が45,000円くらいだとしたら、仕入れは18,000円ほどでした。
だからお得意さんに半額で売ってあげると喜ばれました。我が家には貴重品なんてそんなにありませんが、ひとつあると安心ですね。
大きな金庫は個人でなく会社が購入してくれました。
床には段ボールを敷いて複数人で搬入します。
施錠は回転式のダイアル錠と差し込むキーの二本立てです。
回転式のダイアル錠は確か、左に3回転して数字〇〇に合わせ、右に2回転して数字〇〇に合わせ、最後は左に回転させ数字〇〇に合わせると解錠といったものでした。
しかし鍵というのはよく考えたものだと思います。
マスターキーってありますね。あれ昔、私は間違えた認識でいました。
というのは、鍵Aと鍵Bがあった場合、まず鍵Aの合鍵を作り、作ったAの合鍵に続けてBも重ねて削ると、A・B両方開く鍵になると思っていたんです。
その考えは否定されました。
確かにそれでは山のない鍵を作れば何でも開いてしまうことになります。
また昔、施設の一室を借りていたとき、預かっていた部屋のキーを紛失してしまったことがありました。
それを正直に、施設の人に言うことができませんでした。
そこで仲間と一緒に、「急いでいたから預かっているキーを用意できなかった」と装い、施設からマスターキーを借りて中へ入り、私が中で何か作業をしているふりをして仲間には鍵屋へ走らせ合鍵を作らせました。
通常マスターキーの合鍵を作る場合、施設なら長の許可が必要ですが、そこは何とかしたのでしょう。
まったく善くないことですが、鍵を借りていたのは私個人ではありませんでしたし、紛失したのも誰かわかりません。本当なら部屋の鍵一式を交換して、かかった費用は皆で割勘というのがふさわしいのでしょうね。
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