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2020年08月23日

鮭とば


 私が“鮭とば”というものを知ったのは、1999年、30代半ばでしたから、けっこう遅いと思います。

きっと始めから北海道の田舎町で育っていたなら、常識的に知っていたでしょう。
「家勉キッズ(ieben.net)」によると、2018年データで鮭の全国漁獲量は北海道がダントツです。

1 北海道 82,255(t) 85.36(%)
2 岩手県  7,772(t) 8.07(%)
3 青森県  2,957(t) 3.07(%)
4 宮城県  2,405(t) 2.50(%)
5 新潟県  338(t) 0.35(%)
6 秋田県  318(t) 0.33(%)
7 山形県  237(t) 0.25(%)
8 富山県  46(t) 0.05(%)
9 石川県  15(t) 0.02(%)
10 福島県  8(t) 0.01(%)
11 福井県  6(t) 0.01(%)
12 京都府  2(t) 0.00(%)
13 茨城県  1(t) 0.00(%)

それに対して鮭の消費量は2019年データで一位が岩手県の13.4切れ。二位が青森県の12.6切れ。三位が和歌山県の11.3切れとなっており、47都道府県すべてで消費されています。47位は高知県の3.2切れ。全国平均は7.8切れです。(「地域の入れ物(region-case.com)」による)

初めて食べた鮭とばは「鮭チップ」でした。
おそらくハネものを砕いたのでしょう。こんな感じ。
1040.jpg

二つか三つくらい一口で食べられます。まるでお菓子の「柿の種」を食べる感覚で食することができました。食感もサクサク。薄い塩味で、食べ出したら止まらないといった感じでした。

その鮭とばは人からプレゼントされたもので、何度も下さいました。
間もなくその製品が販売終了となり、口寂しいものだから岩手にいた父に話したんです。
すると、岩手にある東北圏で大手のスーパーに売っているよと、ときどき送ってくれるようになりました。

それはチップ状に加工されていません。
aoiwashop_sg102.jpg
こういったものでしたが、食べ応えがありました。

しかし鮭の漁獲量は2014年から減少の一途だそうですね。
昨年2019年は2013年に比べると1/3くらいになっています。
なんでもロシアに持っていかれているのだとか。

そのため価格も高騰しています。
岩手から送ってくれた最初の鮭とばは、320g入りだったと思います。
それが、300gになり280gになり、最後に見た昨年は230g入りになっていました。
価格だって初めは700円台だったのが、いま1,000円くらいしているんじゃないでしょうか。

悲しい限りです。

また、まだ若かったこともあり、昔は320g入りの袋を一晩で平らげてしまうことだってありましたが、体は正直です。やがて食べ過ぎは尿酸値に表れます。鮭とば、ビールには尿酸値の原因となるプリン体が多く含まれますね。ただ予防策的に暴食にならなくて良いのかも知れません。

でもたまには食べたいなと思い、ネットで調べると楽天で、ふるさと納税の鮭とばチップがあります。
90g × 4 = 360g で10,000円。ふるさと納税ですから、自己負担2,000円で360gです。どう考えても安い。

しかし、購入時に10,000円かかって、残りが還付(免除)されるのは来年度です。
考えようによっては、今年で区切って考えるならば、360gの鮭とばチップを10,000円で買うのです。
躊躇してしまいます。







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posted by CSおじさん at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想
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