2020年06月11日
マスコミのバカ
先日、家族と叔母がクロスボウで殺害されるという痛ましい事件がありました。
武器が武器であるだけに惨状が想像に難くなく、なおのこと怨恨と冷酷さが感じられます。あとあとまで記憶から消えない事件になってしまいそうです。
ところで、ニュースではボーガン、ボーガンと騒いでいますが「ボーガン」でなく「ボウガン」でしょ?
声に出したらそんなに違わなくても、字幕で見たときに「あれ?」って思いました。
ほら、またまたマスメディアの悪いクセが出てきました。
調べると、以前は株式会社ボウガンの商標名で、最近では商標登録の更新をしていないため「ボウガン」あるいは「ボーガン」と呼ばれているとあります。が、以前はマスコミではクロスボウを和訳した洋弓銃(ようきゅうじゅう)と呼んでいたそうです。
スポーツのボウリング。
いまボーリングって呼ぶことが多いと思います。しかし昔はボウリングではありませんでしたか?
ボーリング場の名前だって、〇〇ボウルだったと思います。
ボウリング(Bowling):ボウリング
ボーリング(Boring):穴あけ(温泉の掘削など)
と区別はされているようです。
英語ではCrossbowですから“w”なので、ボウガンがしっくりきます。
というか、初めてクロスボウを知った漫画に書いてあったからなんですけど。
勝手な想像ですが、マスコミでは時間が限られ、記事になれば良い考えから、口頭でボーガンと伝え、聞いた人間はボウガンを知らなかった。で、調べることもなく、そのまま聞こえた通り「ボーガン」と記事にした。
そう考えてしまいます。
同じくマスコミが大きく影響してしまったものに「黒ひげ危機一髪」があります。
誰もが知っているあのゲームです。
あれ、ゲームの開発当初は
「敵につかまり樽の中でグルグル巻きにされた親分を救出するため、子分たちが短剣を刺して縄を切る」
という設定だったとか。
ゲームも飛び出させた人が勝ちで、パッケージにもそう書かれていたそうです。
それがいつの間にか逆転してしまいました。
かつてのクイズ番組「クイズドレミファドン!」で、飛び出させた解答者の得点を没収というルールが設定されたため、テレビで広く認知されることになり、ついにはパッケージのルールまでが逆転したのだそうです。
これだけテレビが世間に与える影響というのは大きいのに、当のマスコミが良く調べもせず、どんどんねじ曲げられていくというのが私にしては堪りません。私は保守的でもあるんですかね。
もう何度も書きましたが、「可能性」という言葉だって、マスコミがバカの一つ覚えのように、良い意味にも悪い意味にも、どちらでも使っています。
「可能」とは、「できる」ということだから、望んでいることです。願っていることです。
それを新型コロナウイルスで東京アラートの可能性とか、連鎖倒産の可能性?
マスコミたちはいったい、どんな不幸を望んでいるのでしょうね。
東京アラートの恐れとか、連鎖倒産の危険性といえばいいのに。
危機を目の前にして、可能性という言葉しか浮かんでこないのは語彙力の不足です。明らかに。
言葉が時代とともに変貌していくのは仕方がないことなのでしょう。
でも、もし間違いだとわかっていたら指摘することは決して悪いことではないと思います。
何より親から子供へ知識の継承が難しくなった。
それはおろか今の親が正しい日本語を継承されていない。
そんな子供は友だち以外に何から言葉を学ぶのか、学校?先生?
これから日本語を覚えていく子供たちがテレビを見たとき、テレビが間違えていると、、、
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