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2020年05月25日

右脳


 〜 冬の都会には黄色の信号が似合う 〜

これは松任谷由実さんの言葉です。姉から教えてもらいました。姉がまだ同居していたときなら、私がまだ中学生くらいだったと思います。

私からみた姉は音楽データベースです。
よくそんな情報を集めるなあというくらい、いろいろな話を知っていたし、和楽・洋楽どちらも聞きあさっていました。もちろんインターネットなんて一般家庭にありません。音源はラジオかレコード。

さて、冬の都会には黄色の信号が似合う。
どうですか?
私はこれを聞いてまず、自分なりに都会の景色を頭に浮かべ、黄色の信号を灯してみました。
赤も、緑も。

確かに似合うのは赤でも緑でもありません。黄色です。
どうでしょう。私にとって冬の都会はグレーのイメージです。
ついでに言えば、夏なら緑かなって思います。夏は青のイメージです。

この感覚って、右脳がつかさどっているんだと思います。
右脳は感覚的なこと。左脳は論理的なことを処理するといわれていますね。

一時期、PCのシステムを作っていたことがありました。
産業廃棄物を処理した実績を集計するシステムや、手芸店が郵便でDMを送り反響のあった顧客をデータベース化し購入実績を集計、定期的にメールを送信するシステムなど。

システムを作っているとき、面白いと感じたことがあります。
PCのシステムは動きと見た目があります。動きは計算や処理です。見た目は画面のデザインです。
私は画面のデザインに凝る方でした。ただの長方形の組み合わせでは面白くないと思っていました。

動きの部分は、このボタンを押したらこんな計算をしてあっちのサブプログラムを呼び出してといった時系列の動きです。よく、コンピュータのプラグラムを書くといいますが、プログラムをロジックと呼ぶ場合もあります。ロジックを書くと。ロジック = 論理です。

面白いというのは、ロジックを書きながら画面のデザインを並行して行うことができないんです。
左脳を使ってロジックを書いていたのを、右脳を使う画面のデザインにパッと切り替えられないんです。
そんなとき、タバコを吸うなどして気分転換する必要がありました。

この右脳。
使うのが苦になる人とならない人がいるんですね。
私はときどき、わざと松任谷由実さんの黄色い信号の話をすることがあります。

この人は右脳を使うことができる人なのだろうかと試しているのです。
人と話をしていると、1と2を話せば、5まで理解してくれる人がいます。
対して、1、2、3とすべて話してやっと3まで理解してくれる人もいます。

やっと3まで話して理解してくれる人が悪いといっているわけではありません。
でも同じ内容を理解してもらうまで時間はかかります。
話していて思うのは、2まで話して5を理解してくれる人は、右脳を使える人だと思います。












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