2017年12月09日
プラセンタとは?豚?馬?プラセンタについてまとめてみた
本日は有能な美容成分「プラセンタ」に着いて書きたいと思います。
プラセンタは化粧品はもちろんのこと、サプリメントや医薬品分野でも用いられる成分です。
そんなプラセンタ。
名前は知ってるけど何なのかはよく知らない。
知れば知るほど欲しくなるプラセンタについて本日はまとめてみたいと思います。
そもそもプラセンタとは?
プラセンタとは英語でそのままの胎盤のことです。
胎盤は人間でいえば、10か月程度で1つの受精した卵細胞が3kg程の赤ちゃんサイズへ成長させる部分だからすごいですパワーですよね。
化粧品やサプリメントで言うプラセンタは殆どプラセンタのエキスです。
胎盤を酵素や加水分解などで分解・抽出したエキスがプラセンタエキスです。
有用な成分を取り出した液体なので無色透明からわずかに黄淡色な液体。
それがプラセンタエキスです。
私が使ったことのある化粧品原料では、製造メーカーによって違いますが、若干生臭いような独特な匂いがあります。
プラセンタの成分は?
プラセンタは様々な成分で構成されていますが、アミノ酸が豊富に含まれております。
アミノ酸は体の約20%を占めるタンパク質のもととなる成分です。
アミノ酸の他にも各種ビタミン、ミネラル、酵素やムコ多糖類など体に必要な成分の宝庫となっております。
他にもEGFなどで有名な成長因子(グロースファクター)が含まれている様です。
成長因子は細胞などの増加や再生に繋がる大事な因子です。
こちらは殺菌時の熱などで無効化しますが、プラセンタエキス自体にFGF(線維芽細胞成長因子)を刺激する作用がある様です。
命を育むだけでは無く、老化を防ぐまさに生命の源的なエキスですね。
プラセンタの効能効果は?
プラセンタは医薬品、医薬部外品、化粧品、サプリメントと幅広く使われ、使用方法も注射、塗布、服用と様々な形で活用されています。
病院で使用されるプラセンタはほぼヒトのプラセンタですが、薬局で買える医薬品では化粧品と同じ動物由来の原料を使用しているものあります。
医薬品と化粧品では謳っていい効能効果が違うのと、医薬品の場合はその他の医薬品成分で効果を増幅している場合があるので効能効果が異なります。
ざっくりとそれぞれの効果を見ていきましょう。
*医薬品としての効果
保険適用の注射薬と内服薬として使用されている医薬品は主に3種類の効果があります。
- 更年期障害
- 乳汁分泌障害
- 肝機能疾患の改善
上記のような効果が医薬品として認められております。
肝機能疾患に聞くというのはやはり細胞修復能力によるものなのでしょうかね。
保険適用外となりますが、美容整形外科では次のような効果で使用されております。
- アンチエイジング
- 美白
- ニキビ
- 毛穴ケア
- 赤ら顔やアトピー
などなど。
もうね、美容関係で言えばこれで全てが賄えちゃいますよね。
一回のプラセンタ注射で1,000~2,000円程度とお安いところもありますので興味があれば。
(ただし、プラセンタ注射をすると献血をしてはいけなくなりますのでご注意を)
また、市販されている内服薬ではドリンクや錠剤がありますが、滋養強壮効果です。
疲れた体を元気にします。
*化粧品、薬用化粧品としての効果
まず医薬部外品、いわゆる薬用化粧品ですが、こちらは美白効果が認められております。
普通の化粧品では、高い保湿力と肌のハリなどに効果があります。
*サプリメントでの効果
いわゆる健康食品というものになるので、明確な効能効果は謳えません。
謳える内容は美容や健康のサポート程度です。
但し、プラセンタの成分を理解してサプリを取ればどの様にいいのかは理解できると思います。
と、こんな感じでプラセンタには効果がありますよーと言うまとめです。
プラセンタの種類と特徴は?
プラセンタにも色々種類があります。
病院で使用されるプラセンタは人由来のものが使われております。
逆に病院以外では人のプラセンタは使えません。
人のプラセンタですから、一番人に馴染みやすいのが特徴です。
化粧品やサプリでは豚のプラセンタや馬のプラセンタが主流です。
豚のプラセンタは、量産が効くため安価であることが特徴です。
豚は1年間に2回出産が可能で、1度の出産で10頭程度出産できることから、胎盤が多く手に入るため安価に製剤化することが可能です。
逆に馬のプラセンタは、量産が効かないため価格は若干高めですがアミノ酸の濃度が濃いことが特徴です。
濃度の違いは測り方やその時の”出来”によって違うため一概には言えませんが、豚と比較した場合1.5〜3.0倍の違いがあるそうです。
馬は1年間に1回出産が可能ですが、1度の出産で1頭が基本です。
そのため、取れる胎盤の量も少なく、価格が高くなりますが濃いプラセンタが特徴となります。
ただし、こちらは一般的に言われていることで、特殊な抽出方法や雑な抽出だと成分の濃さは逆転する場合があります。
なお、牛は狂牛病など色々と病気の面で使用が出来ないようです。
ここからは番外編となりますが、プラセンタ様物質と言うものもあります。
それが植物プラセンタです。
プラセンタは胎盤なので、もちろん植物にはありませんが、植物にも胎座と言われる胎盤に似たものがあります。
この胎座をエキス化したものが植物プラセンタです。
当然植物の成長源なので豊富な美容成分を含んでおりますが、動物性とは別物と考えるのが基本です。
植物プラセンタにはバラやハス、メロン、麦など様々なものがあります。
さらに不思議なもので鮭由来のプラセンタもあります。
鮭も哺乳類ではないので胎盤はないのですが、化粧品の成分名はプラセンタエキスになるようです。
鮭の胎盤的なものは卵巣膜と言われるもので、イクラのもととなる筋子の皮の部分です。
私は植物プラセンタも否定派ではありません。
ただし、動物性プラセンタと同じものでは無いと理解して使う場合です。
まとめ
皆様、プラセンタについてはご理解いただけましたでしょうか?
とても素晴らしい成分で手軽に摂取できるプラセンタ。
化粧品やサプリであれば濃度が高い馬プラセンタがおすすめです。
ただし他の成分や特殊な場合を覗いてです。
美容の手助けにプラセンタ、一度使用してみてはいかがでしょうか。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7000868
この記事へのトラックバック