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2022年04月07日

伯母の認知症に思う事

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ご訪問頂き有難うございます。感謝致します。

春だと感じられる日々ですが昨晩から今朝にかけてとても冷え込みました。寒い日もまだありますので皆様も季節の変わり目ですから体調に注意されて下さいね。

今回は…最近特に伯母の認知症について思う事を書かせて頂こうと思っています。
伯母が通う医院は「少し認知症状がある」くらいにしか伯母を診断してくれていません。ですから出来ない事が多く様々な事を母と私でカバーしている事も分かってくれていません。それはそれで別に構わないのですが、昨年の12月末から4か月の間に認知症は進行しています。
それもどんどん介護が難しいと感じている程です。

伯母を連れて脳外科で見て貰えば今より認知症の診断もきちんとして貰えると母に話しましたが、母曰く「認知症は分かってるし92歳だよ。検査で疲れるし認知症が分かってるんだから診断って必要かな」と言われました。それでも話を続けてきました。来月くらいに一度別の病院できちんと診断して貰おうかとも話しています。

伯母は午前中11時くらいまではとても機嫌が良いのです。それからどんどん悪化します。そして夕方にデイケアから戻る際の送迎の車から1人では歩いて下りれません。スタッフと母、もしくはスタッフと私で抱えるように車から降ろし、部屋まで這いながら伯母は布団に入ります。そしてデイケアに対する悪態が止まりません。「体が痛い、腰が抜けそう。あそこに行くと殺される」と言い続け覚えていないにも関わらず悪態をつき、少し黙り始めたと思ったら私達の声掛けにも無言になり極端に反応が鈍くなります。そして食事を勧めると手が急に震えだします。スプーンが震えて口まで運べません。体も硬直したようになります。

何とか食事をさせて家に帰ってからは「次のデイケアは休ませないと痛がって可哀想」と私と母で話し合う日々です。正直に言いますが、これが毎日です。そしてふと思ったんです。あれ、これレビー小体型認知症の症状に似ているなと。

1日の生活の中で極端に差が見られます。急に反応が鈍く意味不明な事を言って意思の疎通が出来なくなる。パーキンソン病では無いのに手足が震え硬直するパーキンソン病のような症状が見られます。そしてデイケアに行かない日は1日寝てばかり。レビー小体型認知症の症状です。まだ幻視はありませんが作り話もするようになっています。レビー小体型認知症、これは脳を見ればすぐに分かります。ただ診断はまだされていませんから私がそう感じているだけかもしれません。夜間の睡眠時を見ていませんので伯母が大声を出したり暴れたりという症状が現時点で分かりません。

夕食を食べさせて何とか歯磨きを介助し、布団で休ませてから私達はやっと家に帰ります。そして次の日の朝は機嫌が良いという感じで午後から極端に変わり…というように毎日同じように激しく変動が見られます。午後から遅い時間になるにつれて悪態をつき意思疎通が難しくなり、そして翌朝は機嫌が良い。それが伯母の日常です。そして一切覚えていません。

母は「高齢な伯母を出来るだけ自然な状態のまま介護したい」と思っています。私もそう希望しています。認知症の薬が効果が出る人と出ない人の差があるのですが、伯母が薬を飲んで酷くなるか少しでも改善出来るかは分かりません。そしてレビー小体型認知症は抗生物質と同じで認知症薬を使い続けると効かなくなる問題もあります。だからこの頃は1日に何度も母と話し合いをしています。脳外科で診断をきちんとして貰おうとは話していますが薬を飲むかどうかという事は今後医師と相談してから決めようと思います。

伯母に聞いても何も分かりませんし、気持ちを聞いてもその度に変わります。レビー小体型認知症の最後はとても悲しいのですがその他の病気から来る合併症により肺炎を繰り返すそうです。食事が出来ず衰弱するとも言われていますが、私の介護職での経験上思う事は「認知症」で亡くなるのではなく「その他の病気」で亡くなる方がほとんどです。なぜなら高齢だから心筋梗塞だったり様々な病気と病気に抵抗する体力が無いせいもあります。

伯母は若い頃から働き続けた頑張り屋で真面目な人です。そして性格がはっきりした気難しい人でもあります。そして100%当たる予知夢で霊的な力にとても優れた人でもありました。テレビに出ている人なんて目じゃない程の霊能力です。それを本人は「気味が悪い」と嫌って一切そんな仕事とか関わらない肉体労働ばかりして働いてきました。野菜が好きで野菜を育てるのも上手で。そして極端な奇麗好きで…。それが何もかも変わってしまいました。変わっていないのは「気難しい人」くらいでしょうか(笑)
それでも大好きな伯母が変わっていくのを私も母も時に泣きながら日々、受け止める努力を続けています。

「認知症」なんて本当に嫌な病気です。人格まで変えるし尊厳まで奪うしでこんな病気は要らないといつも思います。だから「絶対にならない」と思うしかないし、ならない為には「自分に出来る事、生き甲斐」を見つけて行動し続ける事が大切だと最近はよく思います。伯母もする事が無い、というより出来なくなって病気が進行したように感じますから。

ご報告なのですが先日、私の祖父の弟の嫁であるお婆さんが脳梗塞でもう駄目かもしれないと書きましたが、昨日父がお婆さんの息子であるおじさんに電話をするとリハビリをしているそうです。これぞ超・回復ではないでしょうか?
そのお婆さんと伯母は同じ年です。92歳。今年93歳です。回復しリハビリ中なんて凄い回復力。だから伯母も頑張って欲しい、命ある限り元気で楽しく過ごして欲しいです。

人はいつか体を脱ぎます。それは人によって様々ですし「いつ」とは言えません。でも絶対、必ずです。誰にでも訪れます。伯母の世話を頑張っていますが、いつか私と母では出来ない日がやって来るかもしれません。でもそれまでは「何とかやるかぁ」と母も私も頑張ろうと思っています。

これを読んで下さる方の中には身近に認知症の方がいらっしゃる方、いらっしゃらない方もいると思います。介護は1人では決して出来ません。ヘルプを出して良いのです、それが続けるコツです。助けを借りて一緒に助け合って介護する。介護をしないといけないとか義務にしないで下さいね。努力は報われるとかもありません。これは自分がどれだけやっても報われるとかではないのです。
「その人の日々の生活を支えているのが自分」だと言うだけなんですから。だったら人の力も借りて無理なくやる方がずっと良いと思うのです。1人で頑張られている方はどうか無理しないで下さい、市役所に申請したりして必要に応じて力を借りてみて下さいね。

ここ最近の考え事を書かせて頂きました。見た目も中身も微妙な「どうかしている」私ですが(笑)少しだけ落ち込んで考えたりもするのです。伯母が好きだからこその感情なのだと自分でも認識していますが、毎日の事だけに考えてしまいました。

伯母の1日。それは起きてから午前中は機嫌が良く、そこからは悪化し続けて1日が終わります。体が硬直し痛みを訴えてそれからは意思の疎通も難しく反応が鈍くなる。それが毎日ですし、痛みを訴えるのも病気からくるのだから仕方ないのですが、身内だからこそ痛々しくて可哀想でなりません。作り話であっても本人にしてみればそれは嘘ではなく真実です。介護って難しいと改めて思う日々ですし、母は「悲しくて怖いね」と認知症について話していました。そうですよね。本当にこんな病気、消えて無くなれ〜!です。

本日の画像は次第に花開き始めた木蓮です。前回は蕾ばかりでした。それでも蕾もまだありますので満開ではありませんが明るい色の紫色になってきました。最初は黒っぽい紫だったのですが蕾から花が開くと日に当たり奇麗な紫色を見せてくれるようになりました。伯母と毎朝木蓮を一緒に見ています。伯母は毎日「いつの間にか咲いたね」と木蓮を見て言っています。朝は薬を飲ませて着替えさせてトイレ誘導をし靴を履かせてと準備をしつつ、それからの15分〜20分はゆっくり話をしながら木蓮を見たりしています。まだ蕾もありますので、咲いて散るまでのしばらくの間は伯母と毎日木蓮を愛でたいと思います。

本日もお読み頂き有難うございました。感謝致します。


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