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寒い間は喘息も酷く体も動かし辛くて出来ませんでしたが、4月に入りましたし出来る事からしようと亡くなった祖母の衣服の整理をする事にしました。祖母が亡くなってさすがに10年は過ぎていませんが7〜8年程になります。父の妹と父の姉である伯母達に渡そうと祖母の衣服の一部を残していました。ほとんどは普段着でしたから処分しましたが一度も袖を通していない服もあり、袖を通していない服は伯母達が着れば良いと衣装ケースにいれていましたのでそのケースを出して周りを奇麗に拭き、整理しました。
袖を通していない服だけ残していたつもりでしたが、見てみれば着古したヨレヨレのシャツにスカートも残っていて着れそうにない＆渡せそうにない物もまだ混じっていたので処分しました。母が買ってあげた祖母の指輪は父の妹である叔母が欲しいと言ったので母は祖母が亡くなってすぐに渡したそうです。確か大粒のゴロンとした楕円のアメジストの指輪だったかしら？
祖母はお祓いが好きで、それに両親はとてもお金を使いました。ですが祖母は化粧や洋服にはあまり興味も無く奇麗な洋服を買って渡しても着古した服を好んで着る事が多く、タンスに仕舞い込んでいました。そんな袖を通さないままの服が残っていたので伯母や叔母に渡せるかと再度整理したんです。
若い頃は祖父のせいでお金に苦労した祖母ですから、化粧など身を飾る事が出来なかったのですがやはり女性です。指輪は欲しいと思った事があったらしく、母が祖母に何が欲しいかを聞き「だったら指輪が欲しい」という事で数個、祖母に購入してあげたそうです。その指輪をしたままで家庭菜園の畑を耕す祖母でしたので、いつも指輪には泥が付いていました（笑）
祖母の手、指は長年手を使って働いた手です。指の節々は太いのに指自体は細いのでいつも指輪がクルクル回っていました。節に合わせないと指を通らないので節だけが太く指の細い祖母はいつも「クルクル回って安定が悪い」と言っていたのを思い出します。私が祖母にアメジストが好きなの？と聞いたら「花でも宝石でも濃くて透き通る色が好き」と言っていました。紫や濃いピンク、赤や青、緑が祖母は好きだったようです。つまりハッキリした原色が好きだったようなんですね。
祖母が亡くなって何年も経ちました。祖母に私は折りたたみの出来るベッドや杖、サプリメントにシルバーカー（手押し車）などをプレゼントしたりしました。一番高かったのはシルバーカーです。散歩をし疲れたら座れるタイプをプレゼントしました。私は指輪をプレゼントした事がありません。祖母に言うと「何個か指輪を買って貰ったからそれで良い」と言っていました。何度か聞いても「要らんよ」と言っていたので深く考えませんでしたが、でも今考えると1個くらい贈りたかったなと考えたりします。
祖母が持っていない色の指輪。緑色ならエメラルドです。でもエメラルドは高いから〜（笑）翡翠ならプレゼント出来たかもしれません。そんな事を考えたりして祖母を懐かしんだ1日となりました。写真やアルバムは以前に叔母に渡したので、叔母が欲しいと言っていた渡す予定の服は叔母に。それ以外の袖を通していない数点の服は伯母に渡そうと思います。伯母がデイサービスにも着ていけるようなアンサンブルの上着が数点あるので使って貰えるのではないかなと。
祖母の衣服の整理は終わりました。でもまだまだ整理しないといけない物が一杯です。暖かくなってきましたし、暑くなる前に断捨離とまでは言えなくても整理していきたいと思っています。寒いと動くのが辛かったですが、暖かくなり動きやすくなりましたし今回こそは断捨離を！←言うだけ言ってみます（笑）
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