２月１８日　今日のクラシック音楽: 音楽聞くだけ

2021年02月18日

２月１８日　今日のクラシック音楽

ブラームス：ドイツ・レクイエム作品45

【今日の出来事】

1743年2月18日　ヘンデル：オラトリオ『サムソン』HWV 57 初演
1867年2月18日　ヨハン・シュトラウス2世：ワルツ『芸術家の生活』初演
1869年2月18日　ブラームス：ドイツ・レクイエム作品45 初演
1905年2月18日　ドビュッシー：ピアノ独奏曲『喜びの島』初演
1952年2月18日　プロコフィエフ：チェロと管弦楽のための交響的協奏曲ホ短調作品12 初演
1956年2月18日　ギュスターヴ・シャルパンティエ（作曲家）没

　ドイツ・レクイエム作品45は、ドイツの作曲家ヨハネス・ブラームスが作曲したオーケストラと合唱、およびソプラノ・バリトンの独唱による宗教曲。1868年に完成し、翌年1869年初演された。全7曲で構成され、歌詞はドイツ語。
　通常レクイエムはカトリック教会において死者の安息を神に願う典礼音楽のことであり、ラテン語の祈祷文に従って作曲される。しかし、ハンブルクで生まれ、ウィーンで没したブラームスはルター派信徒であるため、ルター聖書のドイツ語版の文言から、ブラームス自身が選んだ旧約聖書と新約聖書のドイツ語章句を歌詞として使用している。これは、メンデルスゾーンが1840年に作曲した交響曲第2番『讃歌』ですでに行われた手法である。
　また、演奏会用作品として作曲され、典礼音楽として使うことは考えられていないのが大きな特徴として挙げられる。ブラームス自身も、「キリストの復活に関わる部分は注意深く除いた」と語っている。
　ブラームスの作品としては珍しいほどポリフォニーが巧みに活かされた作品であり、初期作品ピアノ協奏曲第1番の第3楽章にも見られるようなバロック音楽、特に大バッハやハインリヒ・シュッツの影響が顕著に見て取れる。また第1曲の旋律が全曲にわたり用いられており、楽曲構成にも統一が意図されている。（Wikipediaより抜粋）