１月２６日　今日のクラシック音楽: 音楽聞くだけ

2021年01月26日

１月２６日　今日のクラシック音楽

R.シュトラウス：オペラ『ばらの騎士』作品59

【今日の出来事】

1882年1月26日　ボロディン：弦楽四重奏曲第2番ニ長調初演
1908年1月26日　ラフマニノフ：交響曲第2番ホ短調作品27 初演
1911年1月26日　R.シュトラウス：オペラ『ばらの騎士』作品59 初演
1945年1月26日　ジャクリーヌ・デュ・プレ（チェリスト）誕生
1948年1月26日　イグナーツ・フリードマン（ピアニスト、作曲家）没
1948年1月26日　ボリス・ベルキン（ヴァイオリニスト）誕生
1951年1月26日　ロイ・グッドマン（指揮者、ヴァイオリニスト）誕生
1957年1月26日　プーランク：オペラ『カルメル会修道女の対話』初演

　『ばらの騎士』作品59は、リヒャルト・シュトラウスの作曲したオペラ。この作品はワーグナーの後期のオペラに比肩する長大な作品規模と大掛かりな管弦楽ゆえにしばしば楽劇と呼ばれるが、これはシュトラウス自身の命名ではない。台本はフーゴ・フォン・ホーフマンスタールによる。
　シュトラウスは、ホーフマンスタールと既に『エレクトラ』で共作していたが、それは既に上演された舞台戯曲にシュトラウスが曲をつけただけであった。それゆえこの『ばらの騎士』こそがシュトラウスとホーフマンスタールの2人の大家による長年の実り豊かな作品の実質的に最初の共同作業となった。作曲は1909年初めから1910年にかけて行われた。タイトルの「ばらの騎士」とは、ウィーンの貴族が婚約の申込みの儀式に際して立てる使者のことで、婚約の印として銀のばらの花を届けることから、このように呼ばれる。物語当時の貴族の間で行われている慣習という設定であるが、実際にはホーフマンスタールの創作である。
　音楽内容的には、「モーツァルト・オペラ」を目指したものである。物語の舞台はマリア・テレジア治世下のウィーンに置かれ、ロココの香りを漂わせつつ、遊戯と真実を対比させた作品として仕上げられた。プロットが『フィガロの結婚』と似ているのはこのためである。物語に即して『サロメ』、や『エレクトラ』の激しいオーケストレーションや前衛的な和声はすっかり影を潜め、概して親しみやすい平明な作風で書かれている。声楽パートもワーグナーのドラマティックなものから、モーツァルト的な、リリックな歌唱スタイルになっている。（Wikipediaより抜粋）