１０月２日　今日のクラシック音楽: 音楽聞くだけ

2020年10月02日

１０月２日　今日のクラシック音楽

ディーリアス：小オーケストラのための2つの小品
　　『春初めてのカッコウの声を聴いて』
　　『川面の夏の夜』

【今日の出来事】

1913年10月2日　ディーリアス：『小オーケストラのための2つの小品』初演
1920年10月2日　マックス・ブルッフ（作曲家）没
1944年10月2日　トン・コープマン（指揮者、チェンバロ奏者、オルガン奏者）誕生
1999年10月2日　ゲオルク・ティントナー（指揮者）没
1931年10月3日　カール・ニールセン（作曲家）没

　『春初めてのカッコウの声を聴いて』は、フレデリック・ディーリアスが1912年に作曲した音詩。『川面の夏の夜』とともに『小オーケストラのための2つの小品』（Two Pieces for Small Orchestra）を構成している。
　世界初演は1913年10月2日にライプツィヒで行われた。イギリス初演は1914年1月20日にウィレム・メンゲルベルク指揮ロンドン・フィルハーモニック協会のオーケストラによる。
　弦楽器を伴奏に、クラリネットによるカッコウの声とオーボエの断片的な旋律を含んだ序奏で始まる。やがて、序奏のカッコウの声から派生した旋律が弦楽パートに現れる。第1ヴァイオリンに委ねられた第2主題は、グリーグも用いたノルウェー民謡『オーラの谷にて』から採られている。クラリネットがカッコウの声とともに戻って来て、やがて牧歌的な基調のまま締め括りを迎える。
　『川面の夏の夜』は、フレデリック・ディーリアスが1911年に作曲した管弦楽曲。1912年作曲の「春初めてのカッコウを聴いて」とともに、「小オーケストラのための2つの小品」を構成する。
　曲中で重要な役割を担う木管楽器には、高い技巧と豊かな感受性が要求され、これによりこの曲はディーリアス作品中でも最も演奏至難な楽曲のひとつとなっている。曲は夏の水面を飛び交う昆虫や、木々にかかる薄靄を想像させる情景描写である。（Wikipediaより抜粋）