９月１８日　今日のクラシック音楽: 音楽聞くだけ

2020年09月18日

９月１８日　今日のクラシック音楽

チャイコフスキー：弦楽セレナードハ長調作品48

【今日の出来事】

1684年9月18日　ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター（作曲家）誕生
1809年9月18日　ロイヤル・オペラ・ハウス（ロンドン）再建後初公演
1910年9月18日　ヨセフ・タル（作曲家）誕生
1929年9月18日　ヘルマン・グレーデナー（作曲家）没
1969年9月18日　ルドルフ・ヴァーグナー＝レゲニー（作曲家）没
1974年9月18日　齋藤秀雄（チェロ奏者、指揮者、音楽教育者）没

　齋藤秀雄（1902年5月23日 - 1974年9月18日）は、日本のチェロ奏者、指揮者、音楽教育者として活躍した音楽家である。東京都出身。
　1936年、新響の招きで来日したヨーゼフ・ローゼンシュトックのありとあらゆるものを吸収しようと努力。1938年4月26日の新響特別演奏会のヴェルディのレクイエム（指揮：ローゼンストック）で合唱指揮を務めたが、練習中に舞台から転落して大怪我をする。1939年には新響初の海外公演（京城）に帯同するが、1941年秋のシーズン開幕を前に新響を退団。指揮者として独立。齋藤は松竹交響楽団や東京交響楽団などの首席指揮者を務めた。
　終戦後、巌本や森正らの室内楽活動に手を貸す傍ら、1948年には井口基成、伊藤武雄、吉田秀和らと「子供のための音楽教室」を開設。これが後の桐朋学園の一連の音楽系学科開設につながっていく。齋藤は同学園にて弦楽部門を担当する。なお、大阪でも相愛大学音楽学部でオーケストラの指導を行う。1952年には桐朋女子高校音楽科主任、1961年から1972年まで桐朋学園大学教授を歴任。1955年には海外に長期滞在することとなった井口の留守を預かる形で桐朋学園短期大学学長に就任。1964年には桐朋学園弦楽合奏団を結成し、アメリカ公演を行い、成功を収める。1967年には日本指揮者協会会長に就任。その後は新日本フィルハーモニー交響楽団顧問を務めた後、1973年文化功労者。癌のため1974年9月18日に東京都中央区の聖路加国際病院で死去した。
　没後、齋藤の教え子が主体となってサイトウ・キネン・オーケストラやサイトウ・キネン・フェスティバル松本（現・セイジ・オザワ松本フェスティバル）が創設され、2000年に死去した齋藤の妻・齋藤秀子の遺言により財団法人ソニー音楽芸術振興会によって2002年に「齋藤秀雄メモリアル基金賞」が創設されるなど、齋藤に因む賞やイベントが多く行われている。
　その斎藤秀雄が桐朋学園で繰り返し繰り返し、チャイコフスキーの弦楽セレナードを演奏させた。実情はその当時はその曲以外はなかなか練習ができなかったという事情があるにしても、他に集まって練習できる曲がないから、繰り返し練習したというのは、まさしく、音楽を心の底から愛しているからこそではないのだろうか。。（Wikipediaより抜粋）