2023年05月06日
■話題の仕事には闇ビジネスも生まれる
「人工知能トレーナー」という国家が認定される職業ではありますが、実際には管理職まで成長するのは極めて難しく、ほぼ永遠に末端として働くことは現役のトレーナーたちの共通認識とも言えます。副業としてやりたい人も増えてますので、関連する詐欺も増えてます。
求人アプリで調べれば、IT大手によるアウトソーシング職の案件がたくさんあって、給料もそこそこいい感じです。しかしZhihuではこんな投稿もありました。
2年前の投稿。コロナ禍でしばらく在宅状態となり人工知能トレーナーに関する求人をですが、やり方をゼロから教えるかわりに、そのデポジット金としては1980元が必要で、合格してから300時間働けば返金できるという約束という、いかにも怪しいものです。
トレーニングは行われたようですが、実際には合格は難しかったとのことです。さらに実際の仕事内容も予想より全然難しく、複雑な画像のタグ付けは1時間以上もかかるのに、タグの量で報酬を計算することでなく、画像1枚1元という理不尽な重労働だったと。300時間達成まで働ける人はほとんどいなくて、初期費用デポジット目当ての詐欺と感じる人も多いです。
また、IT大手とコネがあって成り立つ仕事もあります。結局実際の労働者はすでに下請けの下請けの下請けで依頼側が実際に払った費用よりも、全然安い対価で仕事をさせられているケースもたくさんあるとのこと。
裏側で低賃金で作業する人たちが搾取されてると批判的な声は海外でも大きいようですが、労働者たちも他の仕事と比較して割とコスパの良い業務だったり、好意的な感想の人もいるようなので、なかなか難しい問題ですね。AIが発展することでホワイトカラーの9割が失業するかもということですが、意外と裏側の地味な仕事のほうが最後まで存続するのか、それとも失われていくのか。さて皆さんの予想は?
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投稿者:キム兄|23:09
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