2021年08月26日
今の中国社会で社会現象となっている「内巻」と呼ばれる現象について
元々は、involutionという社会学の専門用語です。簡単に言うと、
みんな頑張ってるから自分も頑張らないと追いつけないという考えの下、限られる資源のなかで頑張れば頑張るほど競争がますます激しくなる状態のことです。
その状況をわかりやすく伝える写真がこちら↓
中国のトップ大学で撮られた、図書館が閉まった後に寮に戻る学生たちの一枚です。その「巻き」ぶりがすぐにネットで話題になりました。図書館が閉まるのは夜も遅く、その帰り道の自転車でもPCを開いて勉学しなきゃとは恐れ入ります(危ないでしょう)。
そして、最初は進学や上位大学の中で発生する競争から定着した言い方で一部の人たちでの言い回しだったのが、社会人になってからの会社内でも同じような状況が続くことから一気に社会全体に広がりました。みんな「内巻」がよくないという認識があるにもかかわらず、簡単にレールから降りることもできないのが辛い現実です。
これが今の中国で盛んに話題になり、都市の若者や中高年の多くが陥っている状況なのです。いちおう社会主義国でありながら日本よりもはるかに個人間での経済格差があり、競争が激しい中国。結局みんな何のために競争してるのか、何が自分たちの本当の幸せなのかを見失っているのかもしれません。
みんな頑張ってるから自分も頑張らないと追いつけないという考えの下、限られる資源のなかで頑張れば頑張るほど競争がますます激しくなる状態のことです。
その状況をわかりやすく伝える写真がこちら↓
中国のトップ大学で撮られた、図書館が閉まった後に寮に戻る学生たちの一枚です。その「巻き」ぶりがすぐにネットで話題になりました。図書館が閉まるのは夜も遅く、その帰り道の自転車でもPCを開いて勉学しなきゃとは恐れ入ります(危ないでしょう)。
そして、最初は進学や上位大学の中で発生する競争から定着した言い方で一部の人たちでの言い回しだったのが、社会人になってからの会社内でも同じような状況が続くことから一気に社会全体に広がりました。みんな「内巻」がよくないという認識があるにもかかわらず、簡単にレールから降りることもできないのが辛い現実です。
これが今の中国で盛んに話題になり、都市の若者や中高年の多くが陥っている状況なのです。いちおう社会主義国でありながら日本よりもはるかに個人間での経済格差があり、競争が激しい中国。結局みんな何のために競争してるのか、何が自分たちの本当の幸せなのかを見失っているのかもしれません。
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投稿者:キム兄|22:55
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