2016年02月16日
ジョン・ダニング『幻の特装本』1997年「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門1位受賞
幻の特装本
警察を辞めて古書店を営むクリフは、元同僚の依頼に愕然とした。
存在するはずのない、エドガー・アラン・ポー作『大鴉』の1969年限定版を盗んで逃亡中の女を連れ戻してくれというのだ。
その本は限定版専門の出版社の特装本で、見つかれば莫大な価値がある。
興味を惹かれ、事件を調べ始めたクリフの前に、やがて過去の連続殺人の影が…。
著者 ジョン・ダニング
1942年ニューヨークのブルックリンにて生まれ、3年後父親の故郷であるサウスカロライナ州チャールストンに引っ越す。1964年に親元を離れコロラド州のデンバーに移り住み、競馬場の廏務員として働いたのち新聞社のデンバー・ポストに就職する。1970年には新聞社を辞め、様々な仕事を経験しつつ小説の執筆に取り掛かっていく。出版社とのトラブルもあって1981年以降は執筆活動を休止し古書稀覯本専門の書店を開いていたが作家仲間の強い勧めもあり1992年に『死の蔵書』で小説界に復帰した。
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