2016年02月14日
ジョン・ダニング『死の蔵書』1996年「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門1位受賞
死の蔵書
十セントの古本の山から、数百ドルの値打ちの本を探しだす―そんな腕利きの“古本掘出し屋”が何者かに殺された。
捜査に当たった刑事のクリフは、被害者の蔵書に莫大な価値があることを知る。
貧乏だったはずなのに、いったいどこから。
さらに、その男が掘出し屋を廃業すると宣言していた事実も判明。
古書に関して博覧強記を誇る刑事が、稀覯本取引に絡む殺人を追う。
すべての本好きに捧げるネロ・ウルフ賞受賞作。
著者 ジョン・ダニング
1942年ニューヨークのブルックリンにて生まれ、3年後父親の故郷であるサウスカロライナ州チャールストンに引っ越す。1964年に親元を離れコロラド州のデンバーに移り住み、競馬場の廏務員として働いたのち新聞社のデンバー・ポストに就職する。1970年には新聞社を辞め、様々な仕事を経験しつつ小説の執筆に取り掛かっていく。出版社とのトラブルもあって1981年以降は執筆活動を休止し古書稀覯本専門の書店を開いていたが作家仲間の強い勧めもあり1992年に『死の蔵書』で小説界に復帰した。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/4403452
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック