泣いていたんだ。。。。波の音や、カモメの鳴き声。、、ザー、ザー、透明なブルーの向こうに限りなく広がる無限の水平線。
おじちゃーん。おじちゃーん、どーしたの。。。泣いてるよ、
海辺の砂浜。。。
トウサンオウが、目を覚ますと、
おやおやおや。。。そこには、トウサンオウの娘とおんなじぐらいの小さな女の子が、トウサンオウの顔を覗き込んでいます。
いったいどこから来たんでしょう。この近くの子どもかな?!
トウサンオウには、奥さんも、小さな息子も娘もいます。それなのに、全てがイヤになり、家を家族を捨てて。死の旅に出てしまいました。。。裏切り者のくせに、死ぬことすらできないし。
「泣いてるのー、お腹いたいの?大丈夫。。イタイのイタイのとんでけー、」女の子が無邪気になぐさめてくれたので、トウサンオウは、またまた泣き出してしまいました。
「おじょうちゃん、ありがとう、ありがとう、」トウサンオウの胸に暖かさが込み上げてきました、
福の神家では、、、、、
「なんだって!小さいがいない!」ちいちゃんは、タチバナの部屋で、ララ尾と一緒に寝ていますが、
赤ちゃんのちいちゃんは、学校がなく。
起きてくるのがバラバラなので、朝からみんなの朝食を準備したり、成都からの課題やメールをチェックしたり、
朝から晩まで、年がら年中。
やることだらけなタチバナは、いちいちちいちゃんは、部屋の中に兄のララ尾と寝ている認識なので、ララ尾もいるし、と、わざわざちいちゃんをチェックしません。
タチバナが、調べに自分の部屋に行くと、ベランダの窓が開いています。幸い、タチバナは、お料理当番や家事をするので、一階の部屋で、一階にも、ベランダのような、ララ尾とちいちゃんのオモチャが置いてありますが。
いくら。一階と言っても、ちいちゃんは、ここからどっかへ行ったなら、
チワワの赤ちゃんだから、小さいから落ちてケガをしてるかも。
確かに、窓は閉めといたはずだけど、俺も、ララ尾も開けてないなら、小さいが、やったしかない。
「ちいちゃんが、逃げたって、」シュナ坊が言いました。「まだ、わかんないよ。でも、ちいちゃんが、もしかしたら、外に、美味しいもんを見つけて出て行ったかもしれないわよ!!!あのこの鼻は地獄鼻だし、暗闇でも、美味しいものの為なら、だし。。。」笑〜が言いました。
「こっから、逃げて外に出たとしても、またさらに、よそに、冒険みたいに、食べものを探しにいくかもしれないよね、ちいちゃんなら。」ラブが言いました。
「だけどさー、チビが街に勝手に出てモグモグ食いまくったら、すぐニュースになるぜ、あの胃袋。話しはすぐ、入ってくるさ。滅多いないし、あんな子は。」大蔵が言います。
「確かにそうだと思う、だけど、最近は不審者や誘拐が多いし、」柊が言うと、
「アーン、アーン、どうしよう、どうしよう。ちいちゃんが、悪い人に連れてかれたらどうしよう。、、」ララオが大声で泣きはじめました。
2019年01月25日
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