小さい頃から。。。
アザラシの
福ちゃんのたくさんの姉さんのひとり。苺さんは、見えないものが見えたりする変わった子だと。15番目の子どもだから苺と名付けられて。思えば。。福ちゃんの家は、兄妹がたくさんなので割と単純に名付けられという事がよくあり。15番目の苺もだけど、9番目のイチジク兄さんも漢字の九でイチジクと読みだから、周りからキュウちゃんとか、キュウと呼ばれてまぁ、福ちゃんを面倒みてくれた双子の姉ちゃんのクルミとミルクは。。。見ての通りのしりとりだし。子どもがしりとりをすると、クルミ、ミルクは必ずと言って定番になってるし。実際誰かがしりとりをしていて、リムジンがまたまた酔っ払ってクルミとひっくり返してミルクにするか。と言ったらしい。アヤコは怒ると思いきや意外にも。。。「まぁ、クルミちゃんっていそうだし。ミルクもなかなか可愛いし。いいんじゃないの。双子ですぐ覚えやすいし。」という子どもの名付けでは、けっこう夫婦喧嘩になるみたいで。
福ちゃんの家は、夕、ゆうという名字なのだけどびっくりする事に、麗レイという名前の姉ちゃんがいるのだ。アヤコはその時聖徳大志を産んでまたトシゴで双子の妊娠で目が回る忙しさで、上の子たちもある程度の年齢になり子育てを手伝いはじめたのだけど
そのせいか、リムジンに「もうギリギリだから、双子の名前付けといて役所に出しといて女の子と男の子、あんまり変な名前つけないでよ。」と頼みリムジンが、酔っ払って双子の姉を麗、弟をレオにして市役所に提出したのです、市役所の人も、名前だけ見て「麗ちゃんとレオ君、双子ですね。」ちょうど新生児も立て込んでいた時期で、名字もあまり使わない世間だし、でも冷静に名字を考えると市役所も考え直せとアドバイスされるところ、さっさと通してリムジンもごきげんで会社へ行ってしまった。この世界では、あまり名字は使わないものの、リムジンは夕という名字なので、会社ではカタカナのタの字みたいなのでターさんと呼ばれている。
何日か
あとから「ち、ちょっとなんて事してくれたの」リムジンが仕事から帰るとアヤコがカンカンに怒っている「は」なんかやったっけ。。。上の子どもたちがゲラゲラ笑うとアヤコが叱る「何がおかしいんだよ。。で、かあちゃんはどうして。。怒ってルンだよ。」酔っ払って帰った時になんかやっただろうか。。子どもたちが笑うなんて。。。
「ウチの名字は」アヤコが相当怒っている「えーっと、ターさん、た、かなぁ。えーっと?」「アンタ、馬鹿かあんたの実家の名字でしょうにあたしがわざわざ合わせてやった名字を」アヤコは入籍してリムジンの名字になったのだが。。。TVの人生相談などで、嫁いできたお嫁さんをウチの嫁になったんだからと上から命令する姑の話を聞くと頭おかしいんじゃないのこのバーさん、わざわざ男の名字に合わせてやったのにそれだけでも大変なのに感謝すらないのかお嫁さんは無理をきいてわざわざ折れてやったんだろう。
アヤコにとって結婚とは、独立自立した問題で、旦那の実家とは地続きではない。完全な別世帯だ
だからかなりの無理をきいてやったのだから、嫁さんの言う事は聞くべきだし、旦那がウチに嫁いできたのだからウチの実家優先というのは馬鹿である正月などに呼びつけて自分はなんにもしないくせに嫁さんにいろいろやらせる姑は長生きせずに早く死んだ方がいい。というか大事なよそのお嬢さんにお客様じゃん。〇〇家に嫁いだんじゃなくてそれは誤解で新たに新しい家庭を築いて名字を旦那に合わせてやり旦那に花を持たせてやっただけの話し。義実家よりウチの家族が大事なのは当たり前。それに嫁さんが義実家より自分の実家が大事なのも当たり前名字が変わっただけで旦那の家のメンバーになったわけではない。
アヤコはリムジンと南極から日本へ駆け落ちしてきたし。親戚付き合いなんか、子どもの結婚の配偶者の家とは適切な距離を取って付き合っているし。リムジンの親族は南極か外国だし、それに南極にいるにしろアヤコの両親も多産系の末っ子同士だから歳が離れた兄や姉に面倒を見てもらって、正月もなにも準備してあるところへもてなされにいくだけ。末っ子教で
末っ子は可愛がって当たり前リムジンも多産系で父親が末っ子で母親は面倒見がいい性格の長女だけど嫁に出て旦那は末っ子なので旦那の親族の世話をする事もないし、旦那の親族の集まりに物や金を持っていくと、末っ子に金を使わせるのは可哀想だの、気を遣わなくていいともてなされるだけだし。リムジンの両親も離れているけど兄や姉も親戚付き合いにうるさい方じゃないし。
たくさん子どもを産んで上の方は下の弟や妹を面倒見て当たり前の教育をしてきた。リムジンもアヤコもたくさんの子どもがいて、上の方の子どもたちが下の弟や妹の世話したりラクをさせたいとか、お金を出させたくないみたいな感覚を見てそんなのは、自然の法則で上の方の子どもは上の方の子どもだからそういうもんだとしか思えない、もう遺伝子に組み込まれ生物的にそうなんだと思い込んでいる。
それにしても、あまり名字を使わない世界なのでアヤコもすっかり忘れていたけれど。
リムジンも、最近産まれた双子の姉弟をよくよ考えるとあっ
ユウ。。。夕。。麗。。レイ。
ユウレイ、幽霊。。。
しまった子どもがたくさんいると、いい名前を名付けたいという気持ちがあれど気が回らないだから、適当にその日その時思いつきとか、聖徳太子の話をズラすためとかTVをみたら名付けのヒントになった芸能人がたまたまでていただとか。。双子のレオは、TVで俳優のレオがでていたし。で、もう一人は女の子だから、双子だしレ、で麗しくでレイでいいかもと名付けたんだけど。
麗の改名はという問題になったものの名字はあまり普段は使わないし。女の子なので結婚すれば名字が変わるからと忙しいのも相まって麗は、そのまま麗だけど。麗本人から両親に苦情は言ったけど
でも、麗はその反動か相当に気が強かったしイジメに合わないように。。。という事で早く結婚もしたし、双子の弟のレオとともに弁護士だし。まぁね、子どもの名付けでは、いろいろスッタモンダあったみたいで。
福ちゃん自身は、今度赤ちゃんが産まれたら世話するという子育て担当の双子のクルミとミルクの姉達が決めたんだけど。夕福。。。
心も現実も。。。
裕福に。だってさ。悪くはないけどなんか恥ずかしいかも。あからさますぎるというか。
まぁ、普段はそれほど名字は使わない世界なので。。という事で。だけどもう、兄妹がたくさんだと、名付けにいろいろあるらしい。一番歳上の桃子姉さんは桃の節句に産まれた女の子で桃子で別に変ではないけどさ。
次の長男がハヤマ、その次の次男がジダンで。それは、父親のリムジンが決めたらしいけど、ハヤマ。爽やかだなぁ、なんて思ったら後から会社の人との付き合いで競馬をやっているときに速い馬から思いついたらしくリムジンは別にギャンブルに狂うわけじゃなくて。少しギャンブルをやるかもね、ぐらいな気まぐれ程度だし、でもハヤマの名前が競馬から思い付いたのを酔っ払ってペラっとアヤコに喋り怒られた「なんなの、ギャンブルからって」それは、もうだいぶ後になってからの話しで福ちゃんが産まれた頃だったのでリムジンは、「まてよ、産まれたばかりのチビは双子のしりとり達が福って付けたけどよー、福だって宝くじ売り場にだいたい書いてあるじゃねーか。それに、お前だってギャンブルは、宝くじぐらいやるだろうに。俺は宝くじは運任せで好きじゃないからめったにやらないけどさ。宝くじの方が真面目な人すら引き込むような悪どいギャンブルだろうに。」と、わけのわからない事を言っていたらしい。「何を言ってるのよ。福は、ラッキーの福でしょう。別に福だからと言って広い意味があるし、ギャンブルだけにこだわらないでよ。あなたなんか、ジダンの名前も次男だから音読みでジダンとかいい加減すぎるわよ。だから、理不尽なんて言われるのよ。」アヤコが怒る
リムジンも、理武仁と漢字で書くには書くけれどもともと父親の無尽蔵が、多分もうこれ以上子どもは作らないし、記念の大事な末っ子だしと。
名付けに自分の名前を少し取ってわけ利無尽という漢字を使おうとして普段は穏やかな母親の冨貴にめちゃくちゃ怒られたらしい「利益も無しに尽くすってどうなのよ。あなた自分は無限みたいな名前の癖に。人生は、ボランティアじゃないわよ。まずは自分が満たされて幸せじゃなきゃいい子にならないわよ。」そんなこんなでリムジンは、なんとか理武仁になり、利益も無しに尽くすみたいな利無尽はまのがれた。
まぁ、世の中って名付けで揉める場合があるかもしれないな。特に今の時代はね。キラキラネームなんか凄いし
キラキラネームじゃないんだけどさ
福ちゃんの兄妹の末っ子は、リムジンとアヤコが南極に帰ってからできた子で今3歳の女の子のティアラだけど。63歳のアヤコ60歳の時の出産で還暦で出産を引退するとアヤコは宣言して
まぁ、60歳でそれ以上子どもは産まないのと、最後の子どもはアヤコが名付けるというのも両親が5年間期限で南極に帰郷するという条件のひとつとして入っていたのだけど。
60歳までまた子どもを作る気なのかと子どもたちは呆れてしまいましたが、
リムジンとアヤコが福ちゃん以下の弟妹を連れて南極に帰りしばらくして父親のリムジンから慌てて福ちゃんに電話があり
「ば。。。BBAを止めろ、止めてくれ」という電話が。。
BBA。。
そう。。BBAというのは、リムジンとアヤコが揉めた時、アヤコには内緒でBBAというなんかあったんだ
機嫌がいいと、リムジンは、奥さんをアヤちゃんだのアヤヤだのアヤコ様だのリムジンはアヤコと幼なじみらしいので。。。わかりやすく気分いいと、可愛く呼ぶ。でも、喧嘩してるとあや公だのアヤキチだの変な呼び方で。
さらにBBAは相当なんかヤバい揉め事だろう
でも、夫婦の問題なんてこっちにふられてもさと、思ったんだけど
「母ちゃん、60で最後女の子が産まれたって言っただろうで、名付けはBBAがするって約束だろう。」リムジンはかなり焦っている、福ちゃんはまさかまさかだけど、キラキラネームってヤツだろうか。暴走族の夜露死苦みたいに。まぁ、自分は落ち着いた名前だし。だけど姉さんには姫子だのヒメノだの。。キラキラネームとまでは言わないけど親がうちの子を
姫とか王子とかそういう言い方してるとぶっ飛ばしてやろうかとか、頭おかしいんじゃないかと思う人もいるだろうな。
「赤ちゃんにヤバい名前でも付けたの人前で娘を姫とか言わないでよ。むかつくし。」福ちゃんがいうと、リムジンが、「嫌違う。末っ子だろう。。BBAが、末っ子だから未子でスエコとかマツコにしようかってヤバいよ可哀想に」
エエこれには慌ててすぐにオカンに電話するから
福ちゃんは慌てて母親のアヤコに電話します。アヤコは。。。「なんなの。。。珍しいわね、福から電話なんて。。」「あのさ、赤ちゃん産まれたって聞いたけど。。。」「そうよ。あら、お祝いでもくれるの。。」「お祝いは必ず贈るよ。でもさ、名前決まったの」「まだだけど末っ子だし、スエコかマツコでよくない母さんもうこの子が最後にして子ども産まないし。最初の姉ちゃんが桃子以来子がつく名前付けてないし。。。」
「マツコ、スエコってそれシワシワネームでしょうがやめなよ。可哀想だよ。末って世も末とかあんまり良くないし」「そうかえってシブくて新鮮じゃない」
「シブくてって女の子だよ何言ってんだスエコだのマツコだの、オカンのアヤコより古くさい。。あ、そうそう、僕の会社のマーメイドティアーズで僕ローンで真珠のティアラを贈るよ。末っ子って記念で。だから、パールかティアラにしようよ。。。美しい名前じゃん。」福ちゃんはとっさに物で釣るというか。。。自分の会社で扱ってる真珠関係を贈答で。。アヤコをなだめようとしました。「パール、、ティアラ。。ね、まぁ、そう。。ちょっとだけ考えさせて。。」
考えさせて。。か
アヤコとの電話を切ってすぐに、マーメイドティアーズの雇われ社長の福ちゃんは会社のオーナーである美と魅力の福の神の笑〜に相談がてら電話しました。「お、オーナー。。」
2022年04月18日
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