エエ
な。。なんでー
てっきり、ほのぼのと、マスターは、弟さんとの再会をって感じだと、思ってたアルバイトの京極君。。
マスターが真っ青な顔で。。
あんな顔はじめてっ。
うわぁああああああ
心の準備してなかったふたり。グーの弟ハリー君と付き添うように励ましていた福ちゃんが声をあげるので、近くにいたヴィーナス、シュナ坊、グリはぽかーんとした顔で。。
頭はハテナしかし、たくさんのお客様がざわざわと、マスターの弟さんなのー、歳が離れてない??
ざわざわしはじめたので、あっ、ま、まぁ、あ、ハリー、こっちへ、あっ、ハリー君は、「ふ。。。福ちゃんも、福ちゃんも一緒に、福ちゃんがここまで連れてきてくれたんだから。。ね、」と思い切って言う
「あ、う。。うん、ヴィーナス達もくるかな」マスターが言うので、野次馬根性というか、世話焼き虫なヴィーナスが顔を突っ込む気満々で。。シュナ坊とグリを従えました。。
悪いけど、京極君、他のスタッフとちょっと頼むから、よろしくと、マスター。。。
冷静に。。。そう、さすがには、たくさんのお客様のなか大声を張りあげたり、怒ったりはできない。。マスターは、裏の関係者以外立ち入り禁止の事務所にハリー君と、その他。。福ちゃんはじめ、ヴィーナスやシュナ坊やグリを連れて行きました。
ヴィーナスやシュナ坊やグリは、いったい、なんでこんなマスターが。。。真っ青なかおしたり興奮したり。。。しかも、大事な仕事を中断して。。しかし。雰囲気にのまれてマスターの言われたまま、すみのソファーに三人で座っています。
中央のテーブルには、マスター。。差し向かいあい並んで座るハリー君と福ちゃん。。
「ご。。。ご心配。。ごめんなさいご心配おかけしました。あの、あの、あのうわーん」ハリー君がうわーんうわーん泣き出した。。。
「マスター、怒らないでください。ハリー君は命がけなんです、」福ちゃんが言いました。
「あ、あの、と、とりあえず無事で、無事で良かった、まず、まずキチンと探してくれている、プルメリア警察署にはきちんと報告しないと。。。ご多忙ななか、まずは解決した事をきちんと報告しないと。。ご迷惑だろ、ほかにやる事がたくさんあるなか。。。」グーは言いました。
「わかりますけど、そしたら、すぐ警察官がきて、ハリー君は名古屋に強制送還されます、その前に。。。話しを聞いてやってください。ハリー君は、決して、周りを振り回すような子じゃないと思われます。ハリー君より歳下の僕が言うのは生意気ですが。。。」
福ちゃんは、9歳ぐらいで中学年です。ハリー君が11歳で。。。ハリー君より歳下です。
ただ、小学生と兼ねて社会人でもあり。。。。
しかし、後ろのソファーに座っていたヴィーナスが、
ようやく、あ
福ちゃんの会話、マスターの顔色などなどなどなど。。。ドナドナと。。
無断でハリー君が、家を出て、マスターに助けを求めてやってきたんだ、というのを察します。
「イマ、この時間までも、刻一刻と、ハリー君の行方を、親さんや警察は探しているから、きちんと無事でいるのは報告するのがスジアイ。。。
アタシに任せて。。2時間ぐらい、時間をチョウダイ、で、大丈夫大事なはなしを。。。ネ。」
「2時間ぐらい。。。したら迎えに来てください、落ち着かせます、って事で。。そ、それで、いい?ハリー
」
マスターが言うので、ハリーは、泣きながら、うん。
シュナ坊とグリは、ドラマかんかだと、ここで、ビシッとビンタぐらいくらわす、とかされるんだろうな。。と、思いましたが、マスターは、そんなんじゃあないし。って事はわかっているんだけどね。。緊張感溢れる緊迫した空気に圧倒されていました。だって、南風はとても落ち着いた洗練された空間でマスターも愛敬いっぱいで。。
だけどー。。いまは。。
それはもう、とりあえず。として、ヴィーナスが、篤志家らしく、プルメリア警察署に電話しました。ハリー君の兄と、篤志家のヴィーナスが電話して、ハリー君の無事を報告すれば、ひとまずは安堵でしょう。。。
ヴィーナスが、プルメリア警察署に電話します。
「もしもし、プルメリア警察署でございます。あ、ヴィーナス先生ですか、お母様の葉月さまともどもお世話になっております。え、えー、え。。あっ、ちょっとお待ち下さい。警察署長冷泉にかわります。。。」
「もしもし。。お電話かわりました。冷泉です。
あ、お久しぶりです、ヴィーナス先生。。ごきょうだいのベルちゃん、いやいや、お大福様にもお世話になっておりますが。。あの、ハリー君は、ハリー君がそちらに。。お兄さんのお店にいるんですか。。。」
「ええ。お久しぶりです、署長さん。アタシの同居のアザラシの福が、青の洞窟で姉さん達と観光していた時に道を聞かれて仲良くなったみたいで。。。それで、マスタ。。グーさんの弟って事がわかり、南風に一緒に来たんだって話しで、で、ハリー君が家を出る、お兄さんに頼る、遠方から遥々って。。相当な覚悟たるもの、です。どうぞ、お兄様とハリー君のお話し合いのお時間をください。2時間ほど。。。小学生のハリー君がわざわざお兄さんを訪ねてきたからには、それなりの理由があります。まずは、ハリー君のご家族様へご無事をお伝えください。ハリー君から家族へ。。は、いまは、ちょっと家族と話し合いができる状態じゃないんです。ご家族といろいろあって家を出る事になりましたので、こちらには、ハリー君のお兄様もいらっしゃるので、電話変わります。」と、ヴィーナスが、スマホをグーに渡しました。
グーは、ハリー君を預かっていますので、本人を落ち着かせ、話しを聞いてあげたいので、2時間ほど時間をくださいと交渉し、冷泉氏は、ハリー君のご家族にハリー君の無事を報告致します、と言いました。ヴィーナスがまた、スマホを受け取り、TV電話に切り替えて、
さ、ハリー君、と、TV電話で、ハリーです、ごめんなさいと、ハリー君が言いました。TV電話でハリー君の無事が確認されました。ひとまず、安心した。
プルメリア警察署長とのやりとりを終え、スマホを切ると。。ハリー君が大泣きしました。うわーん、うわーん
今の時代もうみんな自由なのに。。
「いつも。。。言ってる。。。将来の事か、」グーが言います。グーも、ハリー君には、本当に嫌ならきちんと親と話しをしなきゃいけないし、今時妹のココアだって、家業を継ぎたくないなら仕方ないけど、ココアがやりたいならココアがやればいいんじゃないの。。。
しかし、父親の未森の実家は古い長男意識の家で、家業は、ハリーが跡取りだと言って譲らないし。ココアは、嫁の舞が猫可愛がりしているし、舞に似ているし、女だし遊び好きだし、とんでもない、論外と言う考えらしいのです。
ハリーの塾代を出したり進学を決めたりお受験を決めたり。。。未森の母親の天音が口を出しても、天音とは仲が悪い舞すら、そのことについては知らん顔です。他は口を出すと舞は怒るのですが。。
ココアは、舞の実家に可愛がられていて、わがままで気の強い峰も、自分に似ているのかココアが可愛いようです。
ハリーも、舞の実家、舞の母親の峰と旦那の焔に誕生日ケーキを作りますが、日頃、塾であまり峰や焔にかまってもらえません。
ハリー君は寂しいのです。
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2020年04月20日
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