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2020年03月16日

マリッジcelebration159この子誰の子。。。。???!

俊さんがやってきた。。。


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奥座敷に、木蓮和尚と後ろにベルモは鎮座していました、紫子さんが、「お客様がいらっしゃいました、」

洗練されたもの腰
細身の清潔感溢れたサングラスの男性が入ってきました。「こんにちは、よろしくお願い申し上げます。」一礼して向かい合わせの座布団に座るとサングラスを取りました。

これ、どうぞ、おそらくはケーキかなんかのお洒落な手土産の箱を渡されて

ありがとうございます、木蓮和尚が恐縮しました。


あっ
俊さんには
ベルモは思わず声をあげそうになりました。どっかで見た。。。と、思ったけど、あの南風のマスターのグーかと思いました。グーが、あと20年時計の針を進めたら。。。あー、びっくりした。。でも、これが舞さんの旦那さん。。。行方不明になった人。。。舞さんから逃げたのかしら。。。それにしても似てるわ。。。

マスターのお父さんで間違いないぐらい。
俊さんには、
木蓮和尚もいい男だなぁーと感激しているようです。


「木蓮でございます。こちらは弟子の大福です。」木蓮和尚が言いますと俊さんは、

「お電話のお坊さんですね、あのせつは失礼いたしました、可愛らしいですね。」と、俊が言うのでベルモは感激しました。こういう素直で正直な人もいるんだわ



ベルモ、僧侶大福を見て笑い転げるお客様が多いなか、可愛らしいと褒める

もしかして、顔も性格もカッコイイ男性

しかしながら、木蓮和尚も大福も同時に、こんな人が、、、本当に舞さんを捨てて、。子どもも捨てて。家出を、したのか??!という疑念が湧いてきた。。

まぁ。強引にでも、女が寄ってくるタイプではあるわ。。よね。

「あのー、唐突に。、。ですが、」俊は言います。「はい。。。」
「実はうちの妻が昨日から帰ってこなくなりまして。。。これは、申し込みの時は全然相談しようとしていた事じゃなくって、いきなり、昨日突然ですが。。。帰ってこなくなりまして。。もしかして。、、逃げたんでしょうか。こんな事。。。今までなかったんですが。、。」

あっ、緋夏さん。緋夏さんは、いま警察に捕まっている。。。

思わず、木蓮和尚とベルモは顔を見合わせそうになりました。。が、しかし緋夏さんの起こした事件の場合情報によれば、治外法権がかかっているとのこと。だから旦那さんには言えないんだろう、
連絡したいものの、どうしたらいいかわからないとか。多分、まだ月のサナトリウムに身柄を拘留されている。。。けど、緋夏さんのプライバシーがあるので、

和尚達から緋夏さんがどこにいるか、とか。警察に拘留されている事は、知っていても言えません。


それに、、、緋夏さんは、さらに輪をかけて。。。ハリー君行方不明事件のハリー君のメディアクリエイティブのコミニュケーションサイトで、ブルーフィッシュとしてサイト内の友人になっていましたから、そちらの事情聴取もあるのでしょう。

おそらく。。緋夏さんは、亡くなった息子さんがハリー君と同い年で、ハリー君がハリネズミであり、プルメリア島が大好きなので、亡くなった息子さんの事を想い忍びハリー君。。。サイトの奈色君と友達になったのかもしれない。

木蓮和尚は、「成人なので、奥様は、時には一人になりたいことがあるかもしれませんね。特に女性ですと男性にはわからない。。生理や更年期など個人差あるようですが、大変な人は大変みたいで。。。いくら旦那さんが良い方でも、長年ご一緒にいれば時には一人になりたくなるでしょう。。。ウチにもそういう悩みを抱えた方々結構いらっしゃいますよ。。。
「ウーン。。、ウチのは、8年前に息子を亡くしてから。。。家内はちょっと鬱気味かもしれないですが。。。」「それは。。それは。

そうだ、緋夏さんの息子さん。。俊さんとの。。3歳で亡くなった息子さんを轢き逃げしたのを。。。犯人の既に自殺した鷹さんを双子の妹の峰さんと勘違いして。。。緋夏さんは刺そうとして母親をかばった環さんを刺してしまったんだ。。。もちろん、まだ、そんな事件は俊さんの耳に入っていない。。。

「つらい思いをなさいましたね。」「バチ。。。でしょうか。20年近く前に、妻は、前の旦那の暴力から逃げて、わたしと付き合っていたのですが。。。二人で逃げた時に妻は妊娠していましたので、育てるから産む事を勧めたのですが、前の旦那の子どもなら、殺してしまうかもしれない。怖い、と泣いてわめくのです。でも。。。なかなか子どもができなかったようで、やっとできたので、もしかしたらそれ以来できなくなるかもしれないし、子どもに罪はない、とおろすのだけは最低限反対しました。」俊が言うので、木蓮和尚が、

「あなたは、奥様の前の旦那さんとの子どもでも、産んでほしいと。。。」「はい。。。授かった命ですよ。自分達だけは生きて子どもを作り子どもをおろして自分達だけはのうのうと生きるって筋違いじゃありませんか。

どうやら俊さんは子どもが好きなようだ、

え。。。でも、最初の結婚の舞さんとの子ども二人は、。。置いて。。逃げたの。。
ベルモは、どうして。。と。不審に思いました。

木蓮和尚は、俊さんに
「それで、バチが当たった、とは?」

「家内がお姉さん。。。母親違いの実家のお姉さんに子どもを丸投げしたんです。最初反対しましたが、わたしは夜逃げして、新しい職種、勉強から初めて、軌道に乗せるのに精一杯でした。妻と知り合った頃は、わたしは記憶喪失で。。。妻に助けて貰いながら、夜の仕事をはじめて。。。」

あっ、そうか、記憶喪失。。。なんだ。。なるほど。。

俊さんの話しだと、気づいたら東京の繁華街で、奥さんに発見された。こんなところにいたら危ないわよ。なかにはぼったくりの店もあるし、あなたなら、見かけがいいし働かされるわよ、みたいに、奥さんは俊さんをかばい。。


ベルモは、イケメンは得だわねと思いました。ここでブサなら、警察に通報され、行きだおれがいますよ、終了である。人間として最低限の親切で、危ない地域に行きだおれていたら警察に通報し、身柄や安全を任せる。。。しかし、自分好みのイケメンなら。。。

まぁ、運や容姿の素晴らしさも実力のうちだし、確実な長所の一つだからね。

ただし、イケメンに限る、か。あたしなんて男に興味ないからさ。しかしまぁ。わからんでもないな。。
イケメン。。。確かに俊さんは魅力あふれてる。

ただし、木蓮和尚の言うように、俊さんは、ご慈悲というか、性格が良いような気がするけど。。だからイケメンにもとの良さに後光が差すというかなー。

記憶喪失か。。。思い出してないのかな。。俊さんは、確か名古屋の人だよねー。。。

俊さんは続けます。
住み込み大丈夫、面接に受かれば手っ取り早くすぐ働ける夜の仕事、キャバクラの黒服で奥様の紹介ですぐ働いたそうで。。、

俊さんに、木蓮和尚は、「あなたは。。。以前の生活、生まれ育ちを思い出しているのですか?」

「いいえ。。。よくわかりませんが。。わかりませんが、逃げてきたような気がします。ただ。。。潜在的にあまりいろいろ思い出したくないようで、逃げてきた気がします。」「あなたは、過去の生活を取り戻したいとか、思い出したいのでしょうか?」

「いいえー。。。わたしは、潜在的には、過去は忘れたいのではないか、と思いますね、なんでしょう、かと言って、例えばわたしは、犯罪や借金から逃げているのではなく。。。行き詰まった人間関係から逃げているのでは、と思います。命辛々の死活問題ではなく、毎日のようにルーティンというか。。。それか、勝手にレールを敷かれて逃げたような。。。鎖を引きちぎる夢ばかり昔はよく見たんですよ。

鎖を引きちぎる夢。。。か。

木蓮和尚もベルモも、俊さんは、舞さんの旦那さんであり、俊さんは舞さん達から逃げたという過去は聞いている。。のだけど、俊さんは過去を思い出せないようだし。それ以前にして

過去を思い出すつもりがないのだ。俊さんが、過去を思い出したいとか、思い出す手がかりが欲しいと望まない限りは黙っているべきだ。
俊さんの悩みは、このままでいいのか、という事。あと、あの時の女の子を、妻の実家に丸投げしたのを後悔している。確かに妻の実家はお金持ちだし、妻の姉、母親は違いますが、姉はしっかりしていて頼りになります。子どもにも優しいし。。でも、海外を行ったり来たりで。。。結局は、妻の母親が見ることになるし。。。それに、あの頃は、

妻の母親というのは再婚で、旦那さんの実家に妻を連れて入ったんだけど。。。祖母さんがきつくて妻と合わなかったらしい。その人も当時健在で妻の実家にいたので。。。妻の赤ちゃんを祖母がいるとこに預けて大丈夫かと思ったんだけど。。、妻もノイローゼだし。わたしも生活を軌道に乗せるので精いっぱいで。。。やっといま、フリーランスの建築士で独立できましたが。

妻は。。。もしも、昔の旦那が追いかけてきたらどうしようと。。。元旦那が拘留されているときに逃げました。卑怯だったかもしれないけど、チャンスだし。。。最初。。。妻と会ったばかりの頃は、旦那が九州に帰っていましたが、その時はさすがに妻と出会ったばかりで。。。さすがにまさか、逃亡なんて考えはありませんでした。でも。。。元旦那さんの事は後悔していませんが、あのときの赤ちゃん。。。あの子の事は気にしてます。私の子かもしれないし、そうじゃないかもしれません。でも。そんな事どうだっていいのです。旦那の方は、妻を殴ったり働かなかったりで、紐状態で。捨てるべきものは捨てて。。と割り切りましたが、。
赤ちゃんの方は。。。捨てるべきなものじゃなかった。。。
こんな大事なものを手放して良かったのでしょうか。
わたしは情け無いです。いまさらどうしようもないです。。

「だけども、あなた達は、信頼できるから、子どもを奥様のご実家に出したんでしょう。

「確かに。。。私たちの安定しない生活、もしかしたら赤ちゃんを殺すかもしれない。産まなきゃ良かったという妻。。。そんな妻を見るととてもじゃないけど、あのままじゃ。。。と。こちらの身勝手ですが。子どもにあんな事をしたから。。。コウは。。。息子のコウは亡くなったんだ。。。

俊さんは、息子さんが轢き逃げで亡くなったのは、純ちゃんをこちらの身勝手で奥さんの実家に丸投げしたからだ、という。。、

しかしながら、やっぱり俊さんは、過去の自分には向き合いたくないようだ。

しかしながら。。。しかしながら。。。木蓮和尚は、ベルモがいつも言う、幼くして命を閉じた子どもは、魂のレベルが高いから

そうやって、世の中に気づきを与えて全体を浄化したり社会を改善したり、親に気づきを与えたりと、そういう徳の高い魂の人なんです。これは、あなたが悪いわけではありません、と言いました。魂は成長するのが大好きで、あなたのお子様は、大変魂のレベルが高いので、幼くして亡くなるという脚本を自分で書いて生まれてきたのです。

魂の世界観、あの世と現世では世界観が違うので違和感があるかもしれませんが。

死んでないくせにいい加減な事を言うなと言われるかもしれないが、前世はあるし肉体は死んでも魂は死なないのである。。。われわれは、魂を成長させるためにこの世に生まれてきて。、。貴方様のお子様は、ご自分で納得されてこの世を卒業なさいました。。。


あっ。傾聴するベルモは、後ろで。。そうだ、わたしがメディアクリエイションのサイトで、魂の話しをした。。。

それで、若くして亡くなる方は魂のレベルが高い人みたいな話をして、緋夏さんに刺されそうだったんだ。若くて幼くまるまる健康的なベルモがそういう話しをすれば、

お子様をなくした親はベルモを憎むでしょうだけど、俊さんは、泣いていました。

あなたのお子様が亡くなったのはあなたのせいではありません。

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家族が亡くなるとそうじゃないのになんでも自分のせい。。。にしたがる人がいますが、

それでは、お亡くなりになりました息子さんが悲しみ、あなたを逆に許しませんよ。
亡くなられたご家族は、あなたの幸せを真心より願っているのですから。

木蓮寺には身内を亡くした遺族の方々もいらっしゃいますが、多くの方々は、自分のせいで死んだだの、かわりにわたしが死ねばよかったのにとか、何年か命をあげたいとか言われる。

でも、亡くなった方はそれが寿命なんです。他の人がどうこう言う問題じゃないし。あなたのせいで亡くなったわけじゃない。本人が寿命を決めて生まれてきたし、亡くなられた人は、あなたを愛してあなたの幸せを願っているのです。。。


俊さんは、お礼を言いました。名所木蓮寺。。。最近はあまりコロナウィルスのせいか、マスコミで見るほど人出はありませんでした。。。


静寂に包まれて、抹茶を紫子さんからいただきまして、俊さんは。。御礼を言って、また来させていただきたいですね。悠久を感じ圧倒されるのに全然威圧感が無くて優しい場ですね。。。プルメリア島に引っ越してきて、建築士だというのに、木蓮寺になかなか来なかった。。

いつかいこう、いつかいこう、そればっかりで。だけど来て良かったし感激しました。

俊はこれから考えごとや仕事に行き詰まったりしたら気持ちを落ち着かせるためにも来ようかな。。。と、しばらく境内や池を散策しようとしたのですが。。。

「グー兄ちゃん、グー兄ちゃん。。あっ、」


あっ、ハリネズミの
小さな男の子が走ってくるので、えー

ま、ま、まさか。まさか、コウ

「コウ

「ご。。。ごめんなさい、おじさん、あの、すみません、ごめんなさい。ごめんなさい。。びっくりした、おじさんが、グー兄ちゃんに似てるからと、あの、僕。。。」と、その子が言う。

10歳前後だろう。。。亡くなった息子ぐらいだ。。。迷子だろうか。。それにしても。。

あっ、また、グー、という人に間違われる。

俊は、先日大学生らしき喫茶店のアルバイトの男の子に名刺をもらい、そこのマスターに間違われたばかり。。あっ、この子もその

グー兄ちゃんというマスターの知り合いだろうか???

「お兄ちゃん、って、グー兄ちゃんって、喫茶店の人

「うん。僕のお兄ちゃん。。だけど、お父さんが違うから歳が離れてる、ハタチを少し過ぎたぐらい。。。僕ね、家出してきたんだ。。」

「えー、えっ、家出

「僕はね、グー兄ちゃんみたいに神楽町や憧れのプルメリア島に上京して。。。パティシエになるの。。」

と、その男の子は言いました。





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