「ところで。。。俊さんというのは、未だに緋夏さんとご一緒なの」やっと葉月がくちをきいた。
はー。びっくりした。なんというか、緋夏さんがベルモを狙っていた。。。なんて。もしも、緋夏さんがベルモを刺したら、あたしも緋夏さんを殺そうとするだろうか。
と。。。いうか。葉月さんは、変に、ベルモは、いらん事をいうというか。諸刃の剣みたいな事をいう。
そりゃあさ。公の為に、生まれてきたなんていわれたら。。ベルモがいうには、若くして亡くなる魂は、世の中を良くする為にと生まれてきたらしい。なんだかんだの時代の流れで、争いやトラブルはつきものだけれど、
それはそれで、右肩上がりに社会は発展しているようだ。それで、トラブルがあれば気づき学び改善して努力したり今までのやり方を方向転換する。。それでどんどん伸びていくようで。
特に大きな事故や事件や事変で人は学ぶらしい。それは、人類の発展や進歩に必要なものだそうで。、。魂の世界は、死は終わりではないらしいし。
しかし。。。まるまる健康なベルモがそんな話しをしても、じゃあ生きているお前は役立たずだから生きているのか
と、なるし幼くしてお子様を亡くされた親御さまは納得いくまい。。。
葉月は、
あたしより。。。木蓮寺さんの方が、ベルモに危害を加えたら許さないでしょうね。お坊さんとて人間だし。ベルモに、あんたそんな事言って、じゃああんたはなんで。。。元気でこの世にいるわけよ。
亡くなったお子様を抱えた人たちが納得しないでしょう。みたいに、ミリオンが非難したようだ。
ベルモは、わたしはまだまだこの世にやり残した天明使命が山積みだから、あの世へ行くわけには行かないのです。わたしの魂はまだまだ未熟な生まれたてのピヨピヨですから。。。と。。
自分はまだまだ修行中で、卒業するわけにいかないというか、まだまだ卒業できないんです、だと。
そうやって言うベルモにミリオンは、ますますホラホラそーやって自分は、健康で長生きなんだもん。みたいに言って
なんて、ミリオンとベルモのやり取りを思い出した。ミリオンは、リアリスト科学大好き人間。しかし、ベルモは、全てのものには波動があるし、素粒子からできていて、同じ波動のものは引き合うし、ジッとしているもでも全ては回っている、だのなんだのかんだの。。。
わかるようなわからないような。。事を言って、科学にスピリチュアルを結びつけようとすると、ますますミリオンが怒るわけだし。
ま。なんだか、子どもの事を思い出してしまった。。。子ども。。。
緋夏さんは、葉月みたいに身内に子どもを託した。。。
葉月も。。。あの純ちゃんが、緋夏さんに馬乗りになって、ナイフを奪い取り、笑〜やラブにはがいじめにされたから。。。事なきを得たけれど。本気で泣いてわめいて緋夏さんを刺そうとした。環さんが刺されて。。もしかして。。
もしも、環さんが、死んでしまったら、純ちゃんは、緋夏さんを刺して自分も死んでしまいそうな勢いだった。。。だけど、なんだろう、感動した環さんが助かったから言える事だけど。
わたしっておかしいのかな。。あの。。純ちゃんの気持ちに心を打たれた。。というか。
だからすぐに、葉月さんは、環さんと純ちゃんを伴い、月のサナトリウムに急ぎました。あの時は。。なにも考えず。。早く、2人を救わなきゃ。。と。。
で、助かったのは本当にまずは、ひと段落だけど。。。緋夏さんの事は、どうするのか。。
あれこれ思い張り巡らす葉月。。。
あっ、緋夏さんに、
俊さんは、あなたと一緒にいるのですかと、聞いたんだった。。
緋夏さんは、「ええ。。。あれから。。。もう子どもは、諦めました。わたしは母親の資格がないのでしょう。やっぱり。。。子どもには、ご縁がないのでしょう。子どもを不幸にしたり犠牲にしたりしかできないんです。」
母親の資格がないのでしょう。。。という緋夏さんの言葉は、葉月にも響きました。子育てをしなかった葉月。。
「でも。。。純ちゃんは、幸せだし、いい子ですよ。」葉月が言うと、「それは、わたしが育てなかったからです。わたしが育てていたら。。あの子は。。。それに、乱暴者の五郎太の子どもかもしれませんし。」
緋夏さんに似ていて、五郎太にも俊さんにも似ていないのだ、純ちゃんは。
もう、名前でもくっきり書いたように、父親に似た娘がいる。父親は、自分の娘だと安心だけど。。。
別室にて。。。純ちゃんは、一人で。会おうか、でも、だめ。二度と会わない。
会うもんですかあんな女にあってたまるか、と思っていました。
私のお母さんは環お母さんだけ。
どうせ、ろくでもない男。。。か、舞さんから奪った男性の、か。
父親がどちらかわからないと言う、二股も平気でかけられるんだ。恋愛に潔癖な純ちゃんは、嫌な気持ちになりました。子どもを作るというのに、どちらの子とか、誰の子だとかそれが、わからないって言う
そんな感覚で子どもを作るって言うの。
信じられない。私なんか。。生まれなきゃよかったのか。。。
純ちゃんは、一人、司法の福の神、歩水のスマホから、あるアプリを送信されました。
今回の事件と関連した事。。。
実は、緋夏さんは、あなたの弟さん。。。生きていれば11歳ですね。。。その子を3歳のときに亡くされまして。
その轢き逃げ犯人が、環さんのお母さんの峰さんの双子の姉さんの鷹さんという女性で。
峰さんを鷹さんと勘違いされたのです。。
だから、環さんは、峰さんをかばったんです、と歩水は、言って、「これは、その鷹さん。、あなたの祖母様のお姉様ですね。。。鷹さんの魂の告白と。。。なぜ、あなたの祖母様のお姉様の鷹さんが双子であった事が最近初めてわかったのか。。。と言う小梅さんというひとの魂の告白です。。告白というか、懺悔。。ですかね。。。もしも。。。御覧に入れたいならば御覧になってください。強制はしません。」
と、言って、録音が漫画で表すアプリを送信されました。
弟。。。いたんだ。。弟は。。。弟のためなら、人殺しをしようともできたんだ。。。あの人は。。。
あたしは、捨てといて。。。ね。
もういい。。。
そう。あたしのお母さんは、環お母さんしかないのだから。。。
確かに弟が亡くなったのは可哀想だけど。。
弟は、俊さんが父親とはっきりしているので、大切にされてきた。
わたしは否定されたみたいに。。。
純ちゃんは、そのアプリを見ました。峰は環の母親で、父系の純ちゃんには、血の繋がりはありません。だけど、純ちゃんにとって、
環さんが母親なので祖母です。
さて。
神楽町の福の神楽園の神楽小学校の近くの喫茶店南風。。。だいたいのものは、神楽町の東南部マーケット24へ行けばそろいますが、、、
ただ、やっぱり塩だけは。。。プルメリア島の青の洞窟で仕入れています、
南風のアルバイトの京極君は、午後からプルメリア島の青の洞窟へ塩を仕入れに行く事にしました。業者が運んでくるのですが、どうも、ストックがアヤシイようで。。。やっぱりこだわり
というか。。。普通の塩じゃ。。なんかお客様を裏切った気がしてしまうし。人当たりが抜群で、柔軟に見えて。。。
そこがマスターらしいし。マスターのいいところだ、と愛弟子の京極君は思いました。
潮騒と潮の香りが爽やかに抜ける。。。
深呼吸して。。。街ゆく人々。残念ながら、人気スポットで、静寂は感じられないけど、
それだけ愛されているんだから。。。
さ、塩を。。あ、あれっ、
「あれ、」京極君は足を早めました。
あれは。。。。
驚きました。びっくりしたマスターが、なんで、なんでここに。。と思ったのです。。
が。。そのマスターは、20年ほど歳を重ねてダンディに。。えっ、
あれは、もしかして、マスターのお父さんかもしれない。。。
人なつこい京極君は、違ったら違ったで、似てましてって言えばいい。カッコいい人なんで、って言えば気を悪くしないだろう。
別に危ない人の雰囲気もないし、ヤクザな暴力的な雰囲気もないし。。。
京極君は、ご挨拶してみようと、その男性に話しかけてみました。
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2020年03月06日
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