さ、こちらへ。。。月のサナトリウム。ウォーターサプライへ着いた司法の福の神歩水と
連れて来られた緋夏さん。。清潔感は共通しているもののアマゾネスサンクチュアリィとは正反対の、
機能的というか、近未来都市的なクールな感じの雰囲気で、アマゾネスサンクチュアリィが動ならこちらは静。。。アマゾネスサンクチュアリィが、暖なら、こちらが寒。。良い意味での真反対な魅力にあふれていました。
月のステーションという感じもします。中庭に無人でお迎えに来たUFOが降り立つと。。。
「こちらでございます。」月色の宇宙人、どうも月光族というらしく、ここのウォーターサプライは、メインでこの月光族のスタッフ達が働いています。サブメインでは、ウサギも働いているようですが、
もちろん他の種族たちも働いています。この月のサナトリウムは、全域に空気があるので、地球からも、患者が、緊急搬送される場合があります。
オーナーは葉月でしたが、いまは、地球、プルメリア島のアマゾネスサンクチュアリィが主軸というか、本拠地がそこなので、
院長先生のムーンキングダムが雇われオーナー、執事が三日月山。。幹部も月の宇宙人の月光族です。葉月は、月が静寂な感じがするので、月にサナトリウムを建てました。
葉月達金星人は社交的で遊び好きですが、月光族は、穏やかで面倒見が良く真面目ですし。。。
庭園では、患者さんらしき人々が、散策やお喋りを楽しんでいます。
施設内は、主に白。
月光族のスタッフに案内されて、あるルームに。。。701
月光族のスタッフがノックすると、
ハーイ。。。中から声が聞こえて。。。
キィ扉が開くと。。。それは。。。葉月さんでした。「ご案内ありがとう。さ、歩水さん、緋夏さん、中に入って。。」
葉月がいうと、スタッフは、それじゃあわたしは戻りますから。。。と、戻っていきました。歩水と緋夏さんが、中に入ると。。。
あっ。。。「ね。。。ね、姉さん、環姉さん、環。。」「緋夏さん。。。」
顔色が良くなった環さんがベッドにいました。緋夏さんは、環さんを見ると駆け寄り、環さんも緋夏さんも抱き合って。。
良かったー、姉さん、姉さん、ごめんなさい、
ごめんなさい。緋夏さん、緋夏さん元気そうだわ。。。
もう1人の妹の舞さんがきっと嫉妬するでしょう。故意じゃないとは言え、、、環を刺してしまった緋夏。。しかし、言葉にならないほどの姉妹の絆。。
純ちゃんは、ちょっとすぐには会えないから。。と、緋夏さんが来ることを葉月が言うといまは会えないから。。と、別の部屋に移りました。
「ごめんなさい、ごめんなさい。。わたしは、環姉さんどころか、環姉さんの大事なお母さんや、娘の純まで傷つけて」周りの人を不幸にする。
緋夏さんは、
はじまりは、わたしとお母さんの喜美が、連れご再婚してお父さんのところへ。。。
連れご再婚なんて言っても、ジローお父さんの子どもで、同じくジローお父さんの子どもの
舞さんを追い出して、舞さんから、環姉さんを取ったみたいで。嫌になるぐらいの身勝手さ。。だわ。
環さんは、「でもね。。。本当はそうじゃなくって、私の母親の峰さんは、名古屋のいまの旦那様を愛していたし。。。舞さんは、名古屋の旦那様の娘。。みたいだわよ。。戻るべき場所にみんな戻っていったのよ。」
そう、その証拠に、母親の峰さんは、高額な生命保険を、志乃おばあちゃんに掛けたのよ。それで、受け取りを喜美さんに。。。
若いころ、お父さんと喜美さんがお付き合いしていて、だけど、峰さんが横取りして、やっぱり上手くいかなくて。。峰さんは、名古屋の地元の元恋人と想いあって、舞さんが産まれたの。恋人を諦めきれなかったみたい。
志乃おばあちゃんが、喜美さんとの結婚を反対していたから、名古屋のお嬢さんの峰さんの結婚を歓迎したけど、結局、峰さんは気性が激しくて
志乃おばあちゃんと衝突してばかり。だから、おっとりとした喜美さんを受け入れて。。
それでのちのちの事を考えて、峰さんは、君さんへ慰謝料として、志乃おばあちゃんに生命保険を掛けたのよ。。。
環さんの言葉に、緋夏さんは、「怖い。。」しかし、環さんは、「怖い。。じゃなくて、、峰さんは、東京の初婚のジローお父さんを、うわべの条件だけで選んで、結局好きにはなれなくて。。。ずーっと。。、名古屋の旦那さんの事を考えていた。。。のよ。喜美さんからジローお父さんを奪った形になってしまって。。。峰さんは、彼氏を奪いとっても何にも言ってこない喜美さんに
拍子抜けした、というか。ジローお父さんが好きになるなら、峰さんみたいな気性が激しくて勝気な女より、おっとりしたタイプなんだろう。あたしに怒鳴り込んで来なかっただけでもわかるわ。。。
どうせ、志乃がマンマとこき使うに違いないわ。と、自分の非とともに、志乃を影でやっつけておくことも考えた。
峰さんは、もともと愛かお金か。なんて聞く奴は馬鹿そんなん両方ともないと幸せになれないに決まってるし、両天秤で比較できる対称じゃあるまいし。。次元が違う。。それをどっちか、ってアホか。
愛があるから、金を稼ぐのだし。金のない男はろくでなし。
東京の
ジローは、母さんに言うと10倍返ってくるから我慢してくれと言うのが峰は気に食わないのだ。あちらが10倍なら100倍にして返せばよい、
あちらがネズミならこちらは猫、あちらが猫ならこちらはライオン、それでいいと言う考え。
しかし、おそらく喜美さんは、志乃に は、我慢してしまうのだろう。。だから、峰は峰なりに、お詫びを考えた。トラブルや事故があって、迷惑かけてしまった場合は、お金で済む話ではないかもしれないが、やっぱりお金
誠意の形のひとつ。本妻が愛人に表だって慰謝料を支払うなんておかしいし。。だから、姑の志乃で支払って。。
「そのせいか、母さんは、一切喜美さんや緋夏さんの悪口は言わなかったわよ。あの人なりに、父さんを本当の愛し合う恋人から奪って申し訳なかった。。と反省したのでしょうね。」環さんが言いました。
「大丈夫なの、あたし、あたし、とんでもないことを、環姉さんを傷つけてそんな峰さんを、、峰さんの双子の姉さんと勘違いして。。狙って。。許してもらえないわ。」
「双子姉さん」環が聞くので、大筋、緋夏さんは、鷹さんという峰さんの双子の姉さんが、
産まれた時に騙されて連れ去られていた、と話しました。司法の福の神の歩水が、プルメリア警察署から送られてきた、
ベルモに鷹さんがのりうつって、喋っている録音をわかりやすく漫画に変換するスマホのアプリを、環さんと緋夏さんに見せました。
悲しい女性、鷹さんのストーリー。。かと、言って。。
轢き逃げは許されない事です。どうして生きているうちに、自首して謝罪をしてくれなかったんだろう。
もう。。。可愛い盛りの息子だったコウは戻って来ない。。
死んでいるなんて、ルール違反。。復讐することもできない憤りの持っていきどころがない。
でも。。。娘の純ちゃんをないがしろにして捨てたバチかもしれないとも思った
純ちゃんは、優しい子に育ったというか、環さんが大事に育ててくれたことがわかりました。環さんを間違って刺した時に、純ちゃんを捨てた緋夏さんは、本気で殺されるところだったのです。産みの母親でありましょうが、
環さんを殺してしまえば、緋夏さんは、純ちゃんに殺された事でしょう。
純ちゃん。。。純もこの月のサナトリウムに来ていて、環さんへの輸血をしたけれど、緋夏さんとは、会うことができないと辞退したようです。
緋夏さんは、覚悟していました。そう。。。もう、純ちゃんは娘ではないことを。。あの子を散々裏切ってきたことを。
しかし、純ちゃんには、既にお母さん、環さんがいることも。。。それは安心だけれど。
純ちゃんは、どのみち、前の暴力を振るった緋夏さんの旦那の子どもでも、あんな男の血、だと緋夏さんは、受け入れられないし。
愛するいまの旦那の子どもでも、純ちゃんの恋愛が壊れてしまう、
緋夏さんからしたら、
どのみち不幸にしてしまった事は変わらない。
母親の資格なんてないし。あの子の方から会いたいと言ってこない限りは、もう二度と会えないかもしれない。純ちゃんは、多分緋夏さんの顔も見たくないでしょう。
「緋夏さん、それで、俊さんという男性とは、いまも一緒なの」環さんの言葉に緋夏さんはうなづく。。。。
「俊さん。。。あなたの腹違いの姉妹の舞さんの行方不明になった元旦那さんよ。。。あなた達は。。。
いったい。。。」
「え、ええっ、」環のひとことに緋夏は驚愕する。。。
どうして。。。
どうして、緋夏さんは、俊さんと
いまここに舞はいない。。。
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2020年03月03日
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