結局は。。。疑惑を、電話の向こうのつ峰に問い詰められなかった舞。。。あまりにも。
突然に沸いてきた黒い疑惑だったし。興奮し、怒鳴り散らす峰の性格上は。、。舞はアマゾネスサンクチュアリィに行き、プルメリア島へ行ったお土産を実家に持って行く予定があった。。。先日、行く前に未森が実家に喋ってしまったのだ。
峰から電話がかかってきた時に、舞とココアが、プルメリア島へ行く準備のショッピングに出かけていて。旦那の未森は、これまた馬鹿正直に舞とココアがプルメリア島のアマゾネスサンクチュアリィへ仕事先様から招待をしていただきましたから。
帰り次第折り返し電話させます、
お義母様も、お土産楽しみにしてくださいね。と余計なことを喋ってしまう。
ほら来た。。。峰は舞が電話を折り返す前にかかってきた。峰は舞が電話を取るや否や、あんた贅沢するんだって。。いいもんだよ。話題のアマゾネスサンクチュアリィに招待されたことが気に食わない様子で。。峰は女性週刊誌やワイドショーを見てあれこれうるさい野次馬根性だし。時世話題のアマゾネスサンクチュアリィ。。女性だけのラグジュアリー施設とあれば、女性なら年齢制限なし。。。自分も行ってみたいのでしょう。
峰はスペシャルな事にわたしは特別みたいなものにどうも弱い
近所の人が息子や娘に旅行に連れて行って貰ったらしいだの、ギャアギャア言い出したので。。舞は、剛にハワイに連れて行って貰ったんでしょうに。自慢してたじゃない。。ウチにはマカデミアンナツッだけ剛が渡してきて。。
えー、
なにこれ、海外へ行ったお土産これだけとは思うものの、
まぁ、あんなうるさいオカンのモリが大変だと思って。。。あっそうと思ったけど。しかし、峰は、連れて行ったのはうちだよ。金を出したのはお父さんさ。あんた、姉さんだろ、近所の人は娘や息子が支払いをして親を招待するのにうちの奴らは。。。気が利かないなどと、文句を言う。。
馬鹿じゃないの。。。育て方が悪いんでしょうよ。それに嫌なら剛んところにお金を出さなくていいじゃない。峰の事だから。ご近所には、孝行息子が老夫婦をハワイに連れて行くみたいに真逆なる嘘を吹聴して自慢しているんでしょうね。そこまでして自慢したいものかしら。
また、剛一家にハワイに連れて行ったくせに、わたしらにたかろうとは。。冗談じゃないあちらからお金を出して貰っても峰とハワイへなんか行きたくないけど。。それにしても、剛に金を出すわたしから金を取ろうとする、とはね。
ウチの旦那の
未森もいけないのだ。いい顔ばかり見せて未森が峰の機嫌を取るし。だから、峰は未森をあんたにもったいない旦那と言う。。未森が結婚してくれと言われてしたのによ。アマゾネスサンクチュアリィは、未森の会社の招待で、いきなり母さんを連れて行くわけにはいかないからね。
と、つっぱねて渋渋に峰にアマゾネスサンクチュアリィのブティックセクシャリティーのバッグとスカーフをお土産にした。未森には、絶対に峰がもしも一人だけになったら、私たちと同居しましょうみたいなアホな話はするな
と、釘を刺しています。キツイ牽制を掛けないとお上手な社交辞令を言わないでちょうだい。。今回も拗ねてごねてアマゾネスサンクチュアリィの事も、未森がバラすからわざわざ土産を買って実家に顔を出さねばなるまい。。
それだけならまだしも、わざわざ顔を出して手土産を持ってきたのに顔を見ればアレやこれやとうるさいし。
舞はその他お土産実家に青磁の陶器のセットと弟の剛のお嫁さんの静香さんには、アマゾネスサンクチュアリィのスパ、アメージングゴッドネスの女神の美容液を買い。。。
あと、剛の子供たちには無難にスイーツを。
小料理屋蝶々の女将になり目が肥え舌が肥えてきた舞。。。ガラス細工や食器を見るのも楽しくて。
ついついキラキラしたガラス細工や食器を旅先でもみてしまう。。
でも。。。
それまでほったらかしだった母親の峰が、舞が経営者の裕福な旦那と再婚し小料理屋蝶々の女将になると雰囲気がガラッと変わり。。そう、
まるで小料理屋蝶々。、。さなぎが蝶々になったように。まぁまぁ近い市内の距離が故に舞に峰が目をつけるようになった。そうだ、舞が十代の頃に、隣の家の俊と結婚した時は峰は烈火のごとくに十代の妊娠を怒り勘当され、俊の家も勘当し、舞と俊の家は仲違いし、俊の両親は市街へ引っ越した。
で、俊と分かれてそらみたことか、と。シングルマザーで、俊に去られて。。にっちもさっちも行かない時に峰は舞を見捨てたのです。
あのときは。。。
心中事件を起こすほど苦しんでいるのに。で。義理の父親に遠慮して出戻る事もできず。。そりゃ、実の父でも出戻るなんて甘えるなと、言われるかもしれないけど。。
でも。全ては、義理の父親だから遠慮したし、剛を峰が贔屓するのもわたしはジローの子どもだから仕方ないと遠慮していたんだけど。
でも。。。なんなのよ。もしもわたしが義理父の実の子どもなら、あの肩身の狭い思いはどうしてくれるのよで、未森と再婚したら、あら。玉の輿と言わんばかりにすりよってきて。未森も未森で、峰は子どもじゃないのに、
実家に顔を出すと舞に内緒で
お年玉みたいに義理父と峰にお年玉やお小遣いをニコニコ顔出して渡すし。。。
嫁さんに内緒にしてくださいと。。見て見ぬ振りしてるけど知ってるわよ。点数稼ぎしないでちょうだい。
たまにしか会わないから
福々しくニコにしてお金をばら撒いてりゃそりゃいい人だわよー誰だってたまにしか会わないからボロが出ない人が会うとよくお小遣いをくれるなら仏様みたいに思うし誰もがそんな人なら好きだわよ。。。
ハァ。。それにしても。。酷いわ、もしかして。。母親峰に40年以上、騙されていたかもしれないなんて。
それこそ。。。あの環さんに相談してみようか。。環さんは、、、たとえ私が義理父の子どもだとしても。血は繋がってる峰の子だし。
さて。。。こちらは。。アマゾネスサンクチュアリィ。。
少しだけお時間くださいませんか、とパピルス博士さんからデートのお誘いを受けた葉月。
オープニングが過ぎてだんだんとアマゾネスサンクチュアリィのオーナー業務に慣れつつある頃。あとは、ウツクシマ、美島にワイナリーや葡萄畑を開発して。。ここはここで、男女オッケー。働く側もお客様も、アマゾネスサンクチュアリィみたいに女性の聖域じゃなくて、オープンに。美島はプルメリア島の東。。。土も良くって、農耕にも陶芸の土にも良いし。予定を立てて少しぐらいなら、デートしても。だね。。まだまだ。。。パピルス博士とはあのピヴォワーヌで偶然顔を合わせてLINEやパソコンでやりとりするようになって。。
それだけなんだけどね。でも、アマゾネスサンクチュアリィのオープニングのお祝いにドレスを送られたし。なんなんでしょうね。まさか当分男性の事なんか考えていられないとすら思っていて。葉月がオーナー室にいると、久しぶりに実家のベリーからLINEが入ってきていて、
ま。。。
葉月、アマゾネスサンクチュアリィがオープンしたそうだけど、あんた。。。ちょっとあたしやマリを招待しないってどういう事なのよ。マリちゃんカルモダンさんと結婚するみたいよ。。お祝いを送りなさい。アマゾネスサンクチュアリィ、あれだけデカいなら、あたしたち泊まる部屋ぐらい用意できるでしょう。。
だとさ。。
マリリン姉さんが結婚するのはおめでたいわ。こちらからなんか送るか姉さんに宿泊とエステとお食事でも招待するとして。。
ベリーは。。ベリーはねぇ?どうしようかなぁ。ベリーの奴。。。わたしがフラフラしてどーせどっかでキャバ嬢でもしてるんでしょ。ぐらいにしか思っていなくて。。。
それが、投資家で月のサナトリウムの経営者と知ったらコロッと態度を変えた。
まぁ。、。ヴィーナスを育ててくれた御礼と感謝はあるし。ベリーのおかげで、いろいろな人に甘やかされてきたけど。ベリーを招待したとする、マリリンと一緒に。。
そーすると、アマゾネスサンクチュアリィに宿泊とお食事はこちらがお招きとして出しても。
マリリン姉さんにエステだの、結婚のお祝いでアクセサリーやドレスを送ったとする、
それイコールわたしにもよこせ
葉月稼いでいるだろうにという展開になってきそう。。それも我慢できるけど、なんだかルッコラが可哀想だ。
葉月はルッコラがどうしてももう子どもはいらないというベリーに頼み込みできた子どもであり。。。ベリーよりルッコラを大事にしたいところ。。なんだよねー。なんか、ベリーがあたしはいらないイヤイヤ産んだみたいに言っといて。で、わたしが莫大な資産を稼ぐ能力があると知ると
コロッと態度を変えて。。だけど。。。ルッコラは男性お父さんだから、アマゾネスサンクチュアリィには入れる事ができないのよね。
招待してあげたいんだけどなー。あっ。そーか。
マリリン姉さんのお祝いに、プルメリア島観光として。マリリン姉さんとベリーはアマゾネスサンクチュアリィに。。。
ルッコラは、別にこちらがお金を払って近くのホテルをリザーブすれば良いんだわ。福の神笑〜ちゃん達のホテルも、もともとプルメリア島は、福の神の休憩所と呼ばれた福の神が作った遊び場からできた島だし。。。福の神のホテルもあるはず、
結婚するマリリン姉さんは別として、ベリーだけ招待してルッコラを招待しないのはどうもわたしは納得いかない。反対にルッコラを招待してベリーを招待しないなら話はわかるけど。
そうそう、ベリーもルッコラもプルメリア島の孫のミリオンやベルモに会えるし。ミリオンやベルモの里親さんも、特に
私やベリーやルッコラをいまさら返してくれと言うわけないと理解しているし。桑田さんも木蓮寺さんも。。。私たちが子どもを返せと言われたらどうしようかと、
私たちが死産だと思ってたら実はプルメリア島で育てられていたミリオンやベルモを発見した時はビクビクだったんでしょうね。
だけど、私がスンナリとじゃあ、よろしくお願いします、と言ったのでかなり拍子抜けしたらしく。私も。。。ミリオンやベルモをいらないからってわけじゃない。もう、自分達で家族をつくって私からあの子達は、独立したものだと思ってるし。批判はあるかもしれないけど、お互いに幸せなら。。。
馬鹿な子ほど可愛いと
そうじゃない親もたくさんいる。自分が未熟で馬鹿だから、手のかからない子どもこそ可愛いのだ。
まぁ。孫に会わせるぐらいはね。たまに。
「嬉しそうですね、葉月さん。」珈琲を入れてきた秘書の藤森リノが、オーナー室に入ってきた。
「まぁっ、そうそリノっちん。ウチの姉さんのマリリンが結婚するみたいで。あー、ま。でもさ。あんまシーナにはそういう話題を出さない方がいいか。」藤森リノに、姉とオババをアマゾネスサンクチュアリィに招待してあげたいんだけど。
姉さんの結婚のお祝いなんだけどね。シーナ。、。35歳独身の執事シーナ。。最近だんだんと元気になってきたんだけど。マリリン。。ウチの姉さん、シーナより10歳ぐらい若くて結婚。。。
そりゃ。。今はもう人生の目的が結婚って時代じゃないんだけど。シーナ。。。あまり他人の結婚だのオメデタ話しをしたらまた落ち込むかなぁ。
でも。結局のところ姉さん。ゲストとしてアマゾネスサンクチュアリィに来るんだしね。。マリッジサプライズみたいなお祝いしたら。そんなマリッジcelebration。。。
執事シーナはまのあたりにする。ま。。。あの子は可愛いし優しいし出来るし。。アマゾネスサンクチュアリィじゃあ、女性ばっかりだからなぁ、、あっ、
なんだ、そーじゃん。パピルス君関係に紹介を頼めば。。というか、サシだとわざとらしいから飲み会すれば良いんだわ。
パピルス君なら、イーストサイエンス大学の研究所や科学者関係だし。研究者だから、素敵だとしても女性にご縁のない奥手なタイプもいるかもしれないじゃない。この、藤森リノも。。。いちお
ウチの兄貴さのナオキを紹介するとは言ったけど。まだまだ会った事もないし紹介もしてないんだから、それはそれで。。。科学者さん達の飲み会でいい人見つけたら
それでいいし。藤森リノは象の女の子。双子の姉の久美子はアマゾネスサンクチュアリィのエステ、スパ
アメージングゴッドネスの店長。二十一歳。。。
まーね。パピルス君ともっと仲良くなって。。そっちの話の方も。科学者、理系社会。。。いまどき女性もいるでしょうけど、多分圧倒的に少ないかな、
いても恋愛に発展するとは限らないし。素敵なのに。。出会いに悩むって人もいるかも。
ウチらアマゾネスサンクチュアリィも美女ばかりなんだけど
なんせ。。。女の聖域だからね、スタッフもお客様も。もちろん修道院じゃないですから、恋愛や結婚、おーいに賛成。
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2019年12月17日
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