舞さんが、純の彼氏のお母さんだって。。
そ。。。そか、舞さん。十代で最初の結婚で息子を産んで僕より少し歳上だって話しだし。
舞に一方的に連絡先。。電話番号とLINE IDを教えたものの。。非通知でホストなんでしょうという怒りの電話が来て。。。そういうつもりで誘ってないと言ったんだけど。
「なんて。、。世間は狭いんだ。舞さんが純の彼氏のお母さんとか。純も木蓮寺に来たとか。もの凄い確率というか偶然性。。」
木蓮寺は。。。そんな偶然性も奇跡も。。そこはかとなく日常的に溶け込んでいる。そこはかとなくロマンチック。。。偶然はいつも必然だから。。。
「舞さん。。。じゃあ舞さんの事で、なんか知ってる事はあるの」駿栄の焦り。。。これは。。。本気だ。。。純ちゃんは首をふり。「私の彼氏は舞さんの初婚の息子さんで、早くにお母さんと別居してお兄さんと家を出ているから。。。それほどお母さんとは仲良くはないし。私はアマゾネスサンクチュアリィで初めて会ったぐらいなのよ。どちらかと言えば疎遠みたいだし。」マスターのグーさんとは、名古屋と遠く離れた舞さんだし。。親子仲良くってわけじゃないらしいし。
小料理屋の女将さんで社長夫人でもある舞さんなんだけど。あまり駿栄に舞さんのプライバシーを喋ってはいけない。舞さんには家庭も子供も商売もあるし。。
きっと。。。駿栄真面目だから思いつめるわ。。。「それにしても、若くて可愛い女の子だとか。。ホストなら出会いはあるわけでしょう。、」ラブが言いました。
わざわざ既婚者で親の方が歳が近い女性なんて。既婚者じゃなくて、未婚の駿栄に興味があるのであれば年齢差なんかで反対はしないけど、多分。、。舞さんは駿栄を、ただの歳の離れた可愛いお友達程度にしか思ってないんでしょうし。
でも、駿栄は、
「彼女は欲しいと思いましたが、まずは自分の生活の基盤をつくる事だし。真面目に彼女ができたらホストはやめようと考えたんですが。。おんなじぐらいの歳の女の子と出会って飲みに来てくれても。なんか、やなんですよ、みんな新星という作られたビジネス用の自分に惚れているというか。」新星というホストとしてのキャラクターを職場で演じるのは仕事だからいいとしても。、。プライベートまで新星ではいたくないし。確かに飲みに来るには可愛い子はたくさんいるけれど。。
どれも可愛くても同じような感じな派手でわがままな遊び人。自分の目当て以外の男はケロッとアゴで使う。タバコはベビーだし。酒の飲み方も汚い。
やなんですよ。男を金で買うみたいな。時間で買って競い合うみたいな。なにやってるんだ、自分って我にかえったり。。でも、これも仕事だろ。。というか
見たくない女性のドロドロした醜い部分を垣間見る。。飲み屋だと。女性はかっこつけ、目当ての男性に好かれようと媚びる、で、落ちないと嫉妬したり。お客さんはお客さんで安らぎはないし。こっちの勝手なんだけど、ホストに来る女性を彼女にしたくないんです。自然に好きになれる女性がいいんです、と駿栄は言います。だけどー。。。どうも話を聞いてると舞さんが気になるようで。。。
駿栄は一方的に連絡先を教えて。。電話があったから喜んだものの。、、非通知でホストである事を非難する。。なんのためにわざわざ舞さんも掛けたんでしょうね。旦那さんにはうまくごまかして。。全然関係ないとクリアしたなら。。これから繋がりもないなら。。。掛けただけ可哀想じゃない。。
ホスト。。。駿栄の親が知ったら。。想像もつかないでしょう。私が言うことじゃないんだけど。駿栄は、今日は夜ホストの仕事があるので、と、純ちゃんに、言いました。純ちゃんは、「よく。。今後を考えて。私が偉そうに言う事じゃないんだけどね。勿論、東京に戻った方がいいとは言わない。やっと駿栄が掴んだ自由なんだし。」と、良ければ相談して、と純ちゃんはLINEのIDを駿栄に知らせました。
もちろん。。地元の人には駿栄の事は誰にも言わないから。あなたの実家の耳に入ったらまた大変だし。
駿栄は、木蓮寺の和尚とベルモにお礼を言って木蓮寺を出て行きました。我を失ってベルモ。。大福の幸せな様子を拝読してカッとなり、バタフライナイフをお寺に持ち込み。。。悪魔の様な自分を。。木蓮寺の大福はかばい。。木蓮和尚と話しをさせてくれたり。
自分にでも味方になってくれている頼りないけど。。ご先祖様がいてくれるんだ。ジワっと駿栄の気持ちに染み入りました。
もしかして。。そう、駿栄は自分を見失っている。。居場所がなくて。。で。。もしかしたら。本当に自殺をしていたのかもしれません。。だけど。。。
ずっとずっと前から。。。わずかな灯り。。駿栄を助けてくれる人がいた。純の家の人や近所の人も。。。でも。これから何をしたらいいんだろう。。ホストなんかやってていいんだろうか。
本当にプルメリア島でいいのだろうか。だけど。。。木蓮和尚は、若いうちはそれでもいいし、経験して失敗してトライとエラーの繰り返しがゆえ。。だんだんと自分が見えて来る、
なんにもしない。動かないこそ、失敗なんだよ、だから嫌な環境から飛び出してチャレンジしてみて。それでいいんだから、と。
木蓮和尚はお坊さんだからてっきり。。。夜の商売やホストなんて言ったらど叱られ、説教をくらうのではと思いましたが、、それでいいんだと。。ちょっと拍子抜けしないでもないんだけど。。
さて。。。あれから舞は名古屋に戻ってアカデミー主演女優賞並みの被害者である演技を旦那さんの未森にしました。自分が親切で、男の子に相席をどうぞ、と言っただけで。ネットも酷い。。ホストとデートなんて。。だいたい私がピースやグーより歳下の男の子とデートするわけないでしょう。
ムッとする舞。。そうそう、悪かったな、舞、。未森は舞がホステス時代に蛇蝎の如くにホストを嫌っておりましたのを聞いて見ています。考えてみたら、プルメリア島でメインストリートだし。プルメリアリゾートの人通りの多い真っ昼間に不倫デートは普通しないでしょう。。旦那を狙っている呉葉女史。、。ザマァ見なさい。小娘が。。。呉葉女史は旦那から信頼をなくした様です。、ウチの妻にいくらなんでも失礼なんじゃない。、確かに妻みたいなんだけど、それをなんでもかんでもSCANDALみたいにとらえるのは。。。と呆れたようです。
そう、不正というか、余計なことを口だす人は嫌われるのだ。子どもの頃に、昔々チクリ女がいて、すぐに先生に授業中誰それが何々をしていた、みたいに言ってる子が、あなたは授業中にみんなの行動を監視して授業をまともに聞いていないのですね。と。、。逆に叱られていたのを見た。ホステス時代も細かいミスを見つけてママにちくる女がいて、
告げ口を監視するならフォローすれば良いでしょうとかなり叱られていたし。。
そういう人がアレコレと悪く吹聴するのは一番憎まれて醜いのよ舞は、アマゾネスサンクチュアリーの旅を終えて。。。名古屋に戻り姉という環さんに電話をしました。環さんには、お店がお休みなのは水曜日だけど。。お昼間なら前々からなら時間は合わせられるかもしれない。。
ただ、まだ母親の峰には、環さんから電話があったのだとは言って、
その時
私にお姉さんがいた事をはじめて知らされて。。母親は動揺していたわ。。と、いきなり電話してきた環を咎める様に言いました。
環は。。。私の存在は母親は、舞さんに黙っていたのね。。。と無言になりました。環は峰に自分の存在を打ち消されたみたいなのと。。。自分の存在を知らなかった舞に失礼な衝撃を与えてしまったと。。。40年以上母親に大事な秘密を持たれて隠されいた。。複雑な面持ちです。
「申し訳なかったわ。。そんな重要な事はてっきり母さんはきちんとあなたに報告していると思って。。」環は重要である事は信頼関係を築くためにきちんと言っておく必要がある、と考えていました。
多分。。。環姉さんは、わりと順調に育ったのかも。
ところが、そういう人ばかりではないのが、人間関係の難しいところです。ハリネズミでは、ありますが。。姉がいる事がわかり、峰から聞いた話しだと。。。
姑が第一子で息子のジローに似た姉を峰から取り上げたらしく。元旦那のジローに似ているらしいので、峰は環に苦手意識があるのでしょう。
で、舞が産まれたらまた女かと姑にブチ切れられたらしく。ジローの愛人発覚もあり、家を峰と舞は追い出されたようで。環の存在を舞に言わなかったのは、
早く環や過去を忘れて峰はやり直したかったんだろうな。。環、姉の話しをしたら泣いて嫌がった峰。。。
多分。母親の峰は環に会いたくないでしょう。だけども。。環には罪はない。父親のジローに似たのも姑が取り上げ可愛がるのも環の意思じゃないんだし。環が悪いわけじゃない。。
急には会えないかもしれないわ。。母さんにも母さんの考えがあるから。と、舞は環に言う。
舞は、「姉さん。。。姉さんには妹がいるでしょう。私は母さんと覚えてないけど。父親の再婚のために私と母さんは追い出されたのよ。私と同い年の女の子を外に父さんが作ってその子と母親を入れて。。。私たちは捨てられて。姉さん。。捨てられた気持ちもわかってよ。」環が峰に会いたいのは残酷なんじゃない。
「妹。。。妹は、いなくなったわ。」「えっ」「妹は。。。20年ぐらい前に行方不明になったわよ。それに。。。父親は。。。気の強いお母さんがしょっちゅう物を投げたりヒステリックなんで、女性を作ってしまったけど、母親が舞さんを連れて勝手に離婚したから、もういいと思ったから、義理母と再婚したんだって。。。」
「えっ」
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2019年12月14日
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