朝が来る。。。
舞は、ココアが戻るまでに戻らなくては。。。と、言う気持ちより、このまま駿栄と一緒にいたい気持ちでいっぱいだった。。。ホント。。は。ね。
だけども。。。そうは、いかない。私は人妻で、母親で女将。
駿栄は、もう会えないの。。と寂しがり。「私は。。人妻だし、名古屋よ。、」突き放すように言ってしまう。友達でいいから。。と、駿栄は、自分のLINEのIDを舞に渡しました。舞が連絡しなきゃ、もう終わりです。後ろ髪引かれ。。
どうしようかな。。?とりあえずバッグに駿栄の連絡先を仕舞い込みます。
「ありがとう。」舞は、少しぐらい支払いをするわ、と言っても結局は駿栄は、僕がお時間をいただいているんですからと舞に支払いをさせず。、。夜明けが近くなり、舞はタクシーで、アマゾネスサンクチュアリィに戻りました。
カードキーをセキュリティーに通してルームに戻ります。良かった。。。ココアは帰ってきていない。。。そりゃあそうよねー。。早朝なんて子どもはまだ寝ているんだもん。早朝から泊まる子どもを追い出す家もないでしょうし。。
ヴィーナスちゃんの知り合いの家に泊まるって安心したけど、どこに泊まったのかしら、御礼を言わないと。結局は、ベビーシッターというか、子どもの面倒までみていただいて。。ありがたいわ。。
少し。。酔ったわね。11時にチェックアウトで、で、送迎してもらって、連絡船に乗って神楽町で。。
12時半にピースとグーと待ち合わせ。。神楽町の、ピヴォワーヌ。。海中レストラン。。
ピースが料理長をしているお店みたいだけど。。。海中か。。駿栄とのディープシーの、バーを思い出しました。ピースが招待してくれるみたいで。福の神のお店みたいね。。雑誌で見たことがある。。ネットでも。あの子たち。。ピースとグーは、私に似ないで、俊にそっくり。。。俊はプロじゃないけど、料理は得意で、コーヒーも大好きで。。
だから、私は珈琲が飲めなくなったの。トラウマ。。。というか。本当は大好きだった。。でも、カフェラテとか、カフェ・オ・レとかそれすら見たくなくなった。。。
人を惑わすような、人を誘うような誘惑的なコーヒーの香り。本当は、大好きだったのに。。俊が居なくなってから飲めなくなったの。
珈琲の香りは人気も高く香り高い、珈琲が飲めない人も香りは好きだという人もいるぐらいで。。。グーが。。。ある雑誌で、珈琲の香りが大好きで珈琲に関する仕事がしたいと決めていました。。身体を動かすのが好きで、小学校の時には、先生からスポーツの方を勧められていましたが、スポーツは、遊びで友達と野球やサッカーやフットサルをしていましたが、
本格的にクラブに入っていません。クッキングクラブにたまに通っていました、というエピソードを読んだ。。。グーは、はっきり言って俊にそっくり。。子どもの頃からキャーキャー女の子から人気もあって。。。俊にそっくり。なにもかも。似た。。
あの子を子どもの時に。。殺しかけてしまったし。覚えているのかしら。。グーがかなり小さい時だけども。。
だから、なんとなく良くないけれど。。グーを避けてしまうの。。。
まだ、お酒が効いてるのか、
少し舞はウトウトと仮眠しました。。朝6時。。。ね。あと少し寝れるかな。。。
駿栄との余韻が。。。消さなきゃ。。忘れなきゃ。。。
きっと連絡してくれると信じてる。。。なんて
あの子。。
待ってる。。。なんて。。
木蓮寺。。。朝、
朝ごはんの鼻と気持ちをくすぐるスペシャルな香り。。。
評判のみんな無料で汲んでいく木蓮寺ご自慢の
生命の女神の岩清水を汲んで焚いた柚子ご飯と白味噌のお味噌汁。。。
ココアは、偶然にも少し早く起きて。グルグルと変わっていく朝焼けのグラデーションも目にも心にも染み入りました。
ギュッと凝縮されたように。。
様々な貴重な非日常体験を積み重ねて。。今まで行った一番の奥深く貴重な旅。。友達もできて。。
お名残惜しいな。。。どこか懐かしいようで、未知な旅。、矛盾と好奇心をはらんだ心地よい新鮮さも。。。
二度寝すると、朝ごはんの香りで目が覚めます。
「友達でいてねー。」ココアは、小学生組とLINEのID交換をしました。「ママ、朝ごはんいただいてから帰るからね。」と、舞にLINEも入れて。。。
それにしても。。。木蓮寺の職員専用のピンクの派手な車。。しかも外車。なんとなんと。。。木蓮和尚様のお車で、後で、アマゾネスサンクチュアリィに皆んなを送ってくださいますそうです。予想もしないことばかりの旅行だったなぁ。、。ウフフ。スマホにもあふれるみたいなショット。感激。また、来れたらいいなぁ。。。ママに頼んでみよう。
舞は、ココアが朝ごはんを食べて帰るという事で、一人でビュッフェに降りて行きました。気になるのは、珈琲の香り。。美味しそうな焼きたてのパンやお味噌汁の香りが漂ってきて。。。
さらには。。珈琲の香りが。。。胸の痛み。。珈琲の香り。。
舞が二度寝する頃に、
朝方ドヤドヤと庭園を歩いてくる誰か達。。、ぎゃーぎゃっ言いながら、
何事かしら、と舞がカーテンの隙間から覗くと
あの初対面からイチャモンをつけてきたモンスターのバブーンが、母娘揃って帰ってきました。どうも、酔っ払ってかなりご機嫌な様子です。。。やっぱり、あの人は、おかしな人だったんだわ。常識もなにもない。朝からぎゃーぎゃっとさすが猿なのか。。周りをお構いなしで、大声で話しながら、帰ってきます。楽しかったー、だの、なんたらかんたら。。どうも、チラチラと。。
ホストへ飲みに行ったようで。?よくやるわ。。ホストなんか。舞は、旦那も高収入、自分も商売をしていて富裕層な方でしたが。。。どうも。。ホストは、ねぇ。偏見があるのかもしれないけど、なんだか、人種的に嫌な男たち。。。ホストなんか。
朝ごはんのビュッフェで、ロビーの奥の十六夜カフェで、またバブーン母娘と一緒になりましたが。。。バブーン母娘は。ぺちゃくちゃぺちゃくちゃと。。。イケメンだったとか、
やはり、ホストクラブに行っていたようで。。なんか。。すれ違ったら、お酒臭いのよね。
バブーンの母娘は、わんさかモリモリと、小皿にたくさん色とりどりと盛ると。。それにしても、あのデブは許せないくっそデブ
みたいに。。。自分達もデブじゃん。聞き耳を立てるともなしにバカ話が聞こえてくるんだけど。。。
あのデブ、くっそ坊主。。。あっ。。もしかして。。坊主、デブ。。ってプルメリア島のお寺の坊主って。。。あの大福様。。
あのバブーン母娘も偶然だわ、木蓮寺を観光したのかしら。。。くっそデブ。。。って。じゃ、直接見たというか。。まさか私みたいに人生相談でも受けたのかな。。。
あのデブのせいで大変な目に遭っただの。。どうもあの人たちは、お仕置きみたいな変な幻覚を見させられたらしく、あれはデブがやったに違いない。。。と怒って話しています。ヴィーナスちゃんと三つ子という、大福様。、、ヴィーナスちゃんは、美術家の魔術を使う宇宙人らしいから。。。
宇宙人のお坊さんたるもの、お仕置きの術みたいなものも使えるんじゃないのかしら。。お仕置きされたんなら。。。ちょっとだけいいきみだわ。。と舞は思いました。
おはようございます、と、お迎えのリムジンて一緒になった若い奥様のウサギさん三人もビュッフェにやってきました。舞は、おはようございます、と挨拶をかわしました。。。あら。。。
気のせいかしら。。。そのなかの希望を見た舞は、ウーン。。なんか、どっかで。。。あ、まぁ、ウサギさんなんかみんな可愛いからね。それに、あの子達は、東京から来たみたいだし。。。東京。。。
東京といえば、全然記憶にないんだけど、2歳ぐらいまで私、住んでたのよね。2歳なんて全然覚えてるわけないんだけど。。。
そう、あの環という姉とやらから店に電話があったと従業員から伝言があって。。木蓮寺の和尚様は、私なら会いますけど、と言った。
そうね。。。連絡してみようかな。。連絡してみて、、危ない人なら付き合わなきゃいい。
万が一の
父親ジローの面倒をみろとか、援助しろと言われたら。。。いまさらなにを言ってるの、母娘を追い出して、名古屋に追い払ってと。お断りしたらいいのよ。。。
そう。。。舞は、名古屋に帰ったら姉に連絡を取ってみようと思います。。
「おはようございます、お嬢さんは」ビュッフェでフルーツを取りに行くと、例のウサギのリーダー格的な女性が舞に話しかけてきたので、舞は、葉月さん関係の小学生達と一緒に、プルメリア島の友達の家にステイして、
もう帰ってくる、と話しました。「そうなんですねー、お嬢さん、お友達ができていい記念になりましたね。舞さん達は、このまま名古屋に帰るんですか。。」「一度、神楽町に寄って、私の前の旦那との息子たちと久しぶりに食事するの。」「そうなんですね、それは楽しみですねー。私たちは、木蓮寺に寄って、観光してから帰るんです。あそこ、名高いでしょ。」「あらあら、私、昨日行ってきたけど、凄かったわよ。それはそれはもう、オススメだわ。神社仏閣にさほど興味がない人でも。壮麗で。。。圧倒されるもの。。。」
舞は、小料理屋蝶々の女将になってからというものの、雰囲気、インテリアや食器などに目を配り目が肥えてきた、というか、たたずまいの美というのに興味深い。。美術館にも足を運ぶ様になりました。。。
リーダー格のウサギさんは、笑って、「ぜひに、ここは行っておきたいって私たち三人が一致したのよ。」と、笑って話し合っていますと。。。
「ちょっとちょっと。。。あのバケモノが出る木蓮寺なんか行かない方がいいわよ。デブのバケモノに。。あいつは悪い奴だわよ?」と、バーバラに話しを盗み聞きされて、イチャモンをつけられてしまいました。
水を刺すように。。。まぁっ、やっぱり行って来たの。。。「バケモノ。。。。ですか。。」「変なデブの黄色い坊主よ。あいつぽよぽんとして。。。ヤバイわよ。。あの寺を乗っとるんじゃない。」
ウサギさんは、唖然としていました。。
「お茶にへんな薬を入れられたかもしれないわ。。。変な幻覚を見させられたし。」
リアも文句を言っています。。。
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2019年11月29日
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