」珈琲の香りに癒されながら、ヴィーナスが、喫茶店南風でマスターに言います。
とはいえ。。。ヴィーナスは、既に金星から地球にやってきて。そのまま神楽町の
南の海辺のアザラシの福ちゃんの家に住み。
それまでは、ヴィーナスは、ジジババ。
祖父母育ちで。。。ベリーとルッコラの夫婦。祖父母が四十代なので、赤ちゃんの頃は祖父母がパパさんママさんかと思い込んでいたそうです。
しかし。。。ある日突然時々来る親戚の面白いお姉さんみたいな人が、
あんたのママは、あたしなのに、と。言ってきました。
ハーたん、ハーたん
と、ヴィーナスが呼んでいたその時々見かける親戚のお姉さんかと思っていた葉月が母親だって。
悪びれることなくも、突然に。。。でも、まー、特にヴィーナスの祖父母のベリーやルッコラに、ヴィーナスのお父さんお母さんって事にしといて。。。と言ったわけじゃなく。
葉月が面倒を見ずに、
単に実家にヴィーナスを置き去りにしただけ。。。
ベリーは、葉月を叱りましたが、
葉月は、なんで私が怒られるわけ
あたし、ヴィーナスに、オカンとオトンがこいつの両親なんて言った事もないし。。ヴィーナスが、勝手にオカンとオトンが親だと思い込んでたら、悪いのはヴィーナスでしょ。
それか。。。ソーやってヴィーナスに接したオトンやオカンがアホなんじゃない。
オカンだって子育てしなかったくせに、バッカじゃない。
と、十代でヴィーナスやミリオンやベルモを産んだギャルの葉月。
ベリーは、水商売のママで、第三子の葉月だけは、周りが育てるからとの約束で葉月を産みましたが。。。
葉月は、可愛い
可愛いとまわりに甘やかされて手の付けようのない子に。。。
十代でヴィーナス達を産むし。放浪癖がありフラフラして。。。
ところが、内密裏。。隠密行動。。葉月は、実は亡くなった旦那さんから投資家に育成され。。。
宇宙銀行に口座を開設するまでになり、月に養生とホスピタル。。月のサナトリウム、
ウォーターサプライを開設していたのです。
ヴィーナスを育てられないのには。。。
後から。。。ヴィーナスが亡くなった旦那に似ているので見ているのが辛いからと、本とか嘘かは知りませんが。。。そう誤魔化されまして。
「へー
でもさ。。ヴィーナスのオフクロさんってスッゴい実業家なんだろ。
」今はもう南風にも、スタッフがいるので、マスターは、時々、お客様に言われて話術が巧みなんで、お客様と席で談笑していました。
それもサービスのウチというか。
「サイキン。。。プルメリアジマニ、
ジョセイノラクエンヲツクッタヨ。」ヴィーナスのオフクロさんの、葉月は、
真夏の夜のおとぎ話のおはなしで、旦那さんのミシェルから、投資家の才能を育成するのと、プルメリア島に、大邸宅をプレゼントされました。
ヴィーナス、ミリオン、ベルモの葉月さんの子供たちにも、って事でしたが、葉月は、
その大邸宅をアマゾネス・サンクチュアリという
女性だけのステータス、女性専用のラグジュアリーグラマラスにしはじめました。
困った女性のためにも安心して働ける場所を作りたいとの願いもあります。
葉月さんがオーナーで、美と魅力の福の神の笑〜も協力をします。
傷ついていた、カモメのダイヤさんも、昔出産の時に葉月を助け、葉月に救われて
今は、アマゾネス・サンクチュアリの管理人兼運転手をしています。
プルメリア島の唯一のお寺の木蓮寺は、葉月さんの子供のひとりのベルモの新しい家族ですが。。。
木蓮寺の評判の
汲み放題の
生命の女神の井戸の水も、アマゾネス・サンクチュアリに引くことができました。
葉月さんは、特殊な細胞の持ち主ですが、宇宙の医療チームや学会から、葉月さんの特殊な細胞を提供してくれとの懇願されていますが、、。
若返ったり、寿命を伸ばしたり、回復したり元気にしたりと、めっちゃポジティブな細胞ではありますが。。。今のところ世の中がめちゃくちゃに乱れてしまうのを恐れて保留にはしています。
さ。。。その葉月さんが、女性専用、女性のために。。と言う施設の話しに。。。
南風の常連さんの男性の
お客様のひとりが、「それにしてもさー、レディーすデーだの。女性専用だの、なんか、女性有利な世の中になってきたよね。
」と、ぶつぶつ言うと。。。すると、近くのおばちゃんが、「そりゃそーでしょ。女性有りきだし。男性だってさー、女性から産まれるんだもんねー。
優遇措置とられて普通でしょ。だって、女性なんだもん。」また、その男性がブスッとスネた感じで、
「だけどさー、なんか、婚活パーティーやらサイトも女性は無料とこあるよねー
」と、「だけど、男性はそれでも女性と知り合いたいわけでしょー。
お金を払ってもね、私たち女性は、好きだとかタイプの男性じゃないとね。。あとは、ま、いっかー、ぐらいかさ。」おばちゃんがいうと、また違うおばちゃんが、「そうそう、女性は、好きな男性に優しいけど、どうでもいいのがしつこいと、セクハラ、セクハラ、痴漢だー
ギャー、ギャーだもんね。
」その話しに便乗して。。。男女お客様は、あーでもなくコーデもなく、男女論争を繰り広げています。。。
アンドロジナス。
大人になるとか結婚するぐらいまでは、両性有具のヴィーナス。。
「しかし。。。ヴィーナスは、チワワチーコに惚れられて追いかけられてるから、男の子だよねー
だいたい、学校でもさ。男子グループと仲良くて女子グループと喧嘩ばっかりしてるし。」シュナ坊が、ヴィーナスをからかいました。まぁ、両性有具の金星人のきょうだいヴィーナス、ミリオン、ベルモ。。。
まわりのみんなは、ヴィーナスやミリオンが男の子で、脂肪のかたまりのベルモは、女の子なんでしょうねー。
と、言っています。これから、わかんないけどねー。
「女子は、なかなかね。。
お金を出してまでも男性と知り合いたいみたいなことは、ないかもね。そりゃさ、マスターやら福山雅治やら、女性から好かれて女性が寄ってきたり。。そーゆー系統の男性しかいないなら、わざわざ。。お金を払ってパーティーでも参加するかもしれないけど。。。ストライクゾーンが狭いというのか、女性は、受け入れる性なわけで。。。
」南風常連さんの
メンタルクリニックの女医さんが言いました。
すると、近所の会社のOLグループも。
「そうそう。。あたしたち婚活はじめたんだけど。
女性ばっかり無料でズルいなんて言ってる男性見ると。。。じゃあ婚活するなよー、ばっかじゃないのー、と思うわ。」「そうそう、女はいいよなぁー、みたいに言うオトコってなによ。
めっちゃ情けないわー、」「婚活する資格なしー。
」キャハキャハ。
ミーハーOLグループは、キャッキャハ。しています。定時でサッサと帰り、残業なし、じゃお茶でもする〜
ってところでしょうか。腰掛け、サッサとイイ男見つけて結婚したい。。。さきほどの口火を切った常連さん男性が、女性がキャーキャー好き勝手を言うのにうんざりして。
「ね。マスター。。。
どーやったら、マスターみたいにモテるわけ。あー。最近の女の子は、怖くってさ。ヤバイよ。
」するとおばちゃんが、「無理無駄。。
マスターに聞いたってもともとフェロモン体質の男性に聞いても元がいいのだから仕方ないでしょう。
アンタ
それより、そんなんならわざわざ結婚しなくっても良くない
わけわからんわ。女性の文句を言うのに結婚したいって。」他のおばちゃんも、「今時まさか、自分の親をみてくれとか、同居してくれとか言うんじゃないでしょうね〜。女性は、自分の親が可愛いからね、
ヨメに行こうが、自分の親は介護するかもしれないけど。。。旦那さんの親は介護してくれないわよ。今時旦那がやらないとさ。」
「それか、あんたよっぽど惚れられた女性と結婚しなさいよね。女性は惚れた男性に優しいし。。。
そうでもなきゃ、尻に敷かれるわよ。アンタ細いし、ペッタンコよー。」「あははは、言えるわー。
最近の女性は、コワイって。。なのに婚活するとか。。。やめとけ、やめとけー。男性は、顔で女性を選ぶって。。。上から言われても現実は、、、顔で女性を選べない男性の方が大多数でしょー。」「うちの馬鹿セクハラ上司なんか、顔で選べるご身分か。。顔で振り落とされるわよー。」
「美人で若いのがいいってセクハラよね。
どの口が言うかって。おまけに、料理ができるとか。。。漫画の読みすぎ。ドラマの見過ぎだって。あははは〜」そうだ、そうだー、若い女性もおばちゃんも、男性の悪口大会になり。
例のあわれな男性に。。。果てに。。
おばちゃんがぎゃあギャーお説教をしはじめました。
男性常連さんは、シュンとシナシナにしおれて。。。
「もう。。。オンナは怖いわ。
マスターは、いいよねー。純ちゃんいいお嫁さんになりそうだしね。
」そうそう。。、
以前、マスターは、マスターに惚れたストーカーみたいなお客さんが乗り込んできて。
一悶着ありました、。。
ヴィーナスやシュナ坊や、福ちゃんもいて。さ、帰ろうとパートさんに、お会計をしたあとに。、。
マスターと、そのヤバイお客様がお店のフチでいい争いをはじめ、ヴィーナスやシュナ坊や福ちゃんは、
野次馬根性で、またグラサンやら、変なウィッグやら、バレバレの変装をして、南風に入り直して
チラチラと痴話げんか、揉め事を覗き見していました。
マスターは、派手なケバい女や、わがままな女きつそうな女性。。。
男性にも気に入ればじゃんじゃんイケイケの女性に好かれたというか。
ま。そういうタイプの女性だから、積極的に男性に迫るわけですが。
そういう女性同士での喧嘩というのも凄いもんがあります。
お客さんも、以前女性がいきなり南風に乗り込んできて揉めたりわめいても。。マスターが、付き合っても、仕事と私とどっちが大事と、、。。仕事を邪魔する女
マスターも嫌になり、
仕事で忙しく相手にしないとか、
マスターを一方的に好きでどうのこーのとストーカーみたいな人や。。だから。お客さんも、冗談で、南風名物ぐらいに。
マスターと女の喧嘩を楽しんで見学していました。
しかしまぁ。
そういうキツイのは美人でも勘弁してというか。。。いまの彼女。。。
マスターのグーが、異色と言われた女性選び、同じハリネズミの癒し系の純ちゃん。
１８、９歳で、マスターより、３、４歳下の女の子です。
おぼこい感じで。。ナチュラルというか。。でも、南風のリニューアルに一躍かいまして。
南風は、神楽町の神楽町小学校のすぐ側ですが、今度神楽町の東南部の巨大なショッピングモールのマーケット２４に、
ビジネスマンやOLも、アフターファイブに珈琲を楽しめるようにと、南風の離れ、夜風をオープンする予定もあり、
お疲れ様リラクゼーション。。。飲酒運転禁止。。お酒の飲めない人にも大人の夜を珈琲の香りで。。。
南風離れ。。。大人のカフェ夜風。
純ちゃんは、そちらの監修の責任者です。
しかし。。。
その話題をホームページで見たグーの父親違いの妹のココア。。。
こちらは、その、マスターの実家。。。というか既に母親の舞が再婚して新しい家庭ではありますが。。。
夜遅くに仕事から帰ってきた母親に、ココアが、
「ママー、これ見て。
どういうこと」それは、学校のパソコンからプリントアウトしてきたネット記事でした。。神楽町小学校近くのカフェの南風。
福の神神楽町の首都圏、福の神楽園にある神楽町小学校の、珈琲が香るぐらいの距離に
イケメンマスター、ハリネズミのグーさん。南風リニューアルオープン。
香り高い珈琲の香りに包まれた洗練された空間。。。
お買い物だけでもできます。テイクアウトもどうぞ。。。
さらには、グーさん、大人の隠れ家、
南風離れの、夜風を計画中。
。。。か。
「こんなの、お兄ちゃんじゃない
変な女が入れ知恵したんだっ。」激怒するココア。。。グーの母親の舞はため息をつきました。
あの子は父親に似たのね。。
珈琲なんて大嫌い。。大嫌いだけど。。
なんて。。なんて切ない良い香りなの。。
珈琲の香りが舞の胸を締め付けます。
舞は。大好きだった旦那を思い出す珈琲を飲まずに。。
息子のグーが開いた喫茶店の南風にも行きません。神楽町を訪れても。。。
ココアだけが、南風に行った事があり。
グーと会うのは、神楽町でどこか良いお店を取ってちょうだい、お酒が飲めるところにして、と、
ピースとグーに言って。。。喫茶店に寄り付かないばかり。
グーが、オフクロ、俺の店に。。、
と、言いましたが、またね。。
と。。。はぐらかされ。。あっ。。。グーは。。。思い出しました。。
そんなおり。。。舞の今の旦那さんは、
会社を経営していまして、舞に小料理屋蝶々を持たせましたが、
取引先の会社から、御礼とねぎらいとして。。
奥様とお嬢様に、と。。
プルメリア島の、アマゾネス・サンクチュアリの宿泊券をプレゼントされました。
「社長。いつもありがとうございます。
お世話になってます、
社長に直接何がいいかと考えてましたが、それより。。愛妻家で、お嬢様にメロメロな社長だし、ここは、噂の女性の楽園の招待券などいいかと。。
」「ほほぉ〜、プルメリア島かぁ。
」舞の今の旦那さんは、父親違いのピースとグーが、
プルメリア島のすぐ近くの。。
神楽町で活躍していて、新しい父親の自分には遠慮してくれて。。。
なんだか、舞とギクシャクしてないかなぁ。
素晴らしい青年なのに。。二人とも。。。
自立した大人の男性だから当たり前だけど、
だけど甘えて来れなかったんだろうな。
プルメリア島の招待券を渡したら。。娘のココアが、必ずピースやグーのところへ行くはずだし。
たまには、舞も連休で羽根を伸ばさないと。板前や中居がいるし、お店をたまには臨時休業にするのもいいし。
舞の今の旦那さんは、
舞と娘のココアには、プルメリア島のアマゾネス・サンクチュアリの招待券を渡すことにしました。。
南風のマスターの
グーは。。。ハッとしました。。
そういえば。、。オフクロは。
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