ダイヤさん。。。。
ダイヤさんは、本当は、眼が見えていると
「オーナーさん。。。」
「いいのよ。。。ただ、ただもう。。。ダイヤさん、イヴァンさんを殺害する事を考えるのはやめてちょうだい。。、」
ハッと。。。葉月の言葉にダイヤさんは。。。
「葉月さん。。。」
「あの時ね。。。ほら。。。暗黒草植木鉢落下事件の時に、ダイヤさんは、危ないっと言ったら、一瞬、さっと上を見上げて瞬きしたのよ。。。」
だけど。。。、なんかの事情があるような気がして。。ダイヤさんを見つけ、保護してしばらくして。。。葉月さんは、
いつまでも可愛いわねと褒めてくれて、あれって思ったの。。。
ま、、まぁ。雰囲気とか眼が見えなくてもわかるのかなぁって。、声とか、出産の時に会った雰囲気とか思い出してくれたのかな。。って、。。
で。あの植木鉢落下事件の時に瞬きして、見上げて。。、一瞬だったけれどね。
ああ。。。ダイヤさんは、眼が見えてるんだって確信したのよ。
葉月さんが言うと、ダイヤさんは。。。
「ご。ごめんなさい。。あ。。。あの。。あの。。。わたしは。。」
「変わらず、ここに居てくれてもいいのよ。眼が見えようと見えまいとそんなことは。」
ダイヤさんを決して追い出したいとかじゃない。。。ダイヤさんは身体に不自由がない事を知られるとサナトリウムを
追い出されるかと勘違いしているかもしれない。。。
ダイヤさんが身寄りがないのは知っているし。いずれにしろ、イヴァンさんから守らなくてはならないとも、葉月は確信したのです。、
「どうして。。。どうして。。そんな。。親切にしてくれるの。。。わたしは。。わたしは。。」
確かに。。。ダイヤさんは。。盲目になりました。しかし。。。また、今から半年かそれぐらい前に朝起きると、突然ですが再び眼が見えるようになり。。。
朝起きて突然で。。。
最初は、夢の中かと思いましたが、夢ではなく。。しかし、ちょうどその時、仲直りしたい今までの反省を含めて、散々迷惑をかけてきた私がお詫びに助けますから、と。
昔一緒に住んでいた
イヴァンさんが、ダイヤさんを見つけてやって来たのです。
実は。。。
昔、意気投合して、ダイヤさんと共に暮らしていた頃に、イヴァンさんが、ホストクラブの熱帯夜で、ダイヤと名乗り飲み倒していました。
わりと裕福な家庭から離婚されそれなりに慰謝料をいただきました子供が産めないダイヤさんは、旦那の愛人に子供が出来て婚家をまとまったお金で追い出され。。。
刑務所から出所下ばかりのイヴァンさんと知り合いましたが。。同じくらいの年齢も、カモメも同じ。。。
身寄りのない女2人で
一緒に暮らすうちにイヴァンさんが、ダイヤさんに借金をしたり、約束の支払いをせずに、ダイヤさんに負担をかけるばかり。。。
優しいダイヤさんに甘えて。。。とうとう優しいダイヤさんも堪忍袋の尾が切れた時に
イヴァンさんは、
ステキな
ペイズリーのシルクゴールドのスカーフを申し訳ないから、と泣きながらダイヤさんにプレゼントしたのです。
しかし。。。それが。。。生命取りに。。いつもイヴァンさんが、ホストクラブ熱帯夜に着飾っていったあのゴールドのスカーフ。、
ハリケーン、スクリュードライバーがプルメリア島を襲い、避難してダイヤさんとイヴァンさんは散り散りに。。。
というか、、、イヴァンさんが少し前に、暫く留守にして
自分が自力で住む部屋を見つけるから、探してくると反省し、これ以上迷惑かけないと。
その印に。。。
大事にしているスカーフをいただきました。。。ダイヤさんは、
夕方夜近くに、避難勧告が出て。。。暴風の影響で、停電が起きてしまい、
このスカーフは大事にしないと、と首に巻いて避難しようとしました。。。イヴァンさんはちゃんと避難したのでしょうか。。。
心配でたまりません。
しかし。。。ゴールドの大きなスカーフを首に巻いたダイヤさんは、避難しようとして、突然家に入ってきた、暴漢にダイヤだなっ、
「えっ。」と、突然自分の名前を呼ばれてびっくりしたら。。。
殴られて。。。気を失いない。。。
いつも、ホストクラブ熱帯夜にゴールドの目立ったスカーフをしていたイヴァンさん。。
熱帯夜の
料金踏み倒しにて。。。イヴァンの住まいをペルセウスは、悪い仲間に頼んで探し出して貰っていて、とうとう。。。
カモメのダイヤの家を突き止めた。
もともと、
カモメのダイヤさんとイヴァンさんは、
見た目背格好も似ていたのと年齢も同じくらい。
住む家は一緒の借家で、停電時。いつもホストクラブ熱帯夜にイヴァンさんが行くときにしているゴールドのスカーフ。。
もちろんダイヤさんは、そんな事は知らない。イヴァンさんのホスト遊びとか、イヴァンさんが、ホストに高額の借金。。。
ホストクラブでは、ダイヤと言っている、などは全く知らず。。。
なぜ。。。見ず知らずの人に殴られるのか。。。
ダイヤさんは、地域の見回り班に、避難勧告が出て避難していない人を見つけるプルメリア島の見回り班が、屋内で倒れて意識のない
ダイヤさんを、発見し救急車を呼びましたが、、、ハリケーンの影響でプルメリア市民病院がいっぱいなのと停電で、
命の別状はなさそうなので、少し離れた地域の病院に運ばれていました。
しかし。。、目が覚めても、停電、。、というか失明していたので、大学病院に移転しなければなりませんでした。
ダイヤさんは、盲目になり。。。光を失い。。福祉によって、プルメリア島から少し離れた福祉施設の世話で仕事や、住まいのお世話になりましたが、
イヴァンさんはどうしているんだろう。
イヴァンさんには、振り回されたけど、
それでも、イヴァンさんは、私の目が見える頃にたまたま一緒に朝方プルメリア島の海辺の散策をしていた時に。。。ある若い宇宙人の女の子の出産に立ち会い。。。
元看護師のイヴァンさんは、出産を助け私も手伝った事があって。。。
あの頃はプルメリア島に来てまもなくでしたので。。。良いところだと、2人で散々した思い出も。
で、イヴァンさんが一生懸命に出産を助けていて。ああこの人って頼りになると。
いろいろわだかまりはあったけど、若い宇宙人の女の子は、タコの男の子と一緒にいて。。。
赤ちゃんが生まれ。。。残念ながら、三つ子のうちの2人は亡くなり
イヴァンさんが。笹舟に乗せて亡くなった2人の赤ちゃんをお弔いに海へ流して。
泣いていたイヴァンさんを心の綺麗な人だと感じた。あの頃は最近では、イヴァンさんも反省してるし。。。
これからは、仲良くしよう。、御縁があったのだからと。。。
ところが。。。
ダイヤさんは、盲目になり、プルメリア島を離れ、福祉に頼り生活する。。不憫で不安な生活。。。ハリケーンのゴタゴタで。
プルメリア島を離れ、イヴァンさんとも連絡が取れなくて。目が見えないってなんて。。
なんて。。。不便なんだろう。大好きな趣味のドライブも。。失ってしまった。
その前に。。。車を、イヴァンさんに泣きつかれて担保に入れてしまった。いま、思えば車を手放すのは。。
このいまの生活の。。象徴だったのかもしれない。
ダイヤさんは、盲目の生活とリハビリに必死でした。。。そんな時に。。。
ダイヤさんは。。。
福祉センターの人に連れられてバスを待っている時でした。
どうやら、バス停には2人の年配の女性がなにやら喋っています。
「やっぱり居なくなったわね、あのパートさんさ。。。」「でしょ、ロッカーの財布がなくなるし。あの人が来てから。。、
レジのお金もなくなるから、変だと思ったのよ、。」
パート。ああ。。。どっかのパートの主婦の会話。。それにしても物騒な話しね。
2人の主婦らしき人はベラベラと、パートの女性が逃げた。。。と話してはいるのですが、
あの人。。。誰かから聞いたけど、
たまたま、お酒を一緒にのんで、
悪酔いして。。。ベラベラとさ。。
前はホストクラブに通って借金作って逃げたんだって。。。
しかも、最低よ。一緒に暮らしていた女性にやばいからホストクラブに通っていた頃の服かスカーフかわかんないけどさー、
あっ。スカーフだ、スカーフのおかげで、ゴールドさん、って呼ばれていたって自慢してだからね。
その、スカーフ一緒に暮らしていた女性が、あの人とおんなじカモメだったからあげたんだって。。。
ホストからしたら、カモメなんてみんなおんなじ顔だし。。って。目立つスカーフだったから、、、
ホストクラブから逃げる時処分しようとしたけど。。。一緒に暮らしていたカモメ女性にお詫びもあるからちょうどいいかってさ。。
しかも。。。カモメの女性に自立するから、って言ったのは嘘で。。。
住まいをホストに後をつけられたか、なんかで知られたからホストが来る前に逃げたんだってー、
じゃ、危ないじゃん。同居女性が、ホストってチンピラヤクザみたいなもんでしょ。
やだー、奥さん怖いわー、よかったわ、私たちペンギンや鶏で鳥違い、取り違い、
なんてねー。。ね、奥さん。やだー、怖い。
やっぱり変よー、
あの、イヴァンってカモメ。。
バス停で、主婦の会話が聞こえて進むたびに真っ青になるダイヤさん。。。
カモメの
イヴァンという名前が出ると、、、その場に倒れてしまいました。
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2019年10月05日
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