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2019年09月21日

真夏の夜のおとぎ話111アット。ラグジュアリーグラマラス。。。イン。

バサバサバサッ。。。


フワリフワリと。。二羽の。。だいぶ歳をとったような。。

「やっと。。。やっと家主さんが来たわねぇ。。」

葉月一同が、門を入ろうとすると、空から。。。大きなお年寄りの。コウノトリが二羽飛んで舞い降りてきました。

なんと、。。二羽いて、ひとりは紫のメッシュ。ひとりはピンク色の
。。フラミンゴかと思ったら、ピンク色のコウノトリです。

どうも、かなり高齢なおばあちゃんのようです。

「あ。。。貴方達は」葉月が言うと、紫のメッシュ入りのコウノトリの方が、

「ワシらはコウノトリの双子、ワシが、姉のパープル。こっちが、ワシに劣るけど、芋。。。じゃなくって、妹のメープル。」
「ね、姉さんっ。ちょいと、また、アホな事を言ってる。認知症にでもなったんか、え、
あー、こら、こっちが、。、こっちがあの時の。。ねぇ。」ピンクの
妹のメープルが怒って姉を突っつきますと。

あの時の

コウノトリの姉妹は。。生命の福の神。笑〜の母親、心、ココの使いです。

妹の
メープルは、ラッキーカラーがピンクなので、ピンクが大好きだし。もう、いっそ。双子で間違われるのがめんどくさいな、と。思い切って若い頃からピンクにカラーリングしているそうです。

まわりに極楽鳥や孔雀がたくさん暮らしているので、派手好きな姉妹は。。カラフルな鳥達に負けたくないそうで。。。

「げ。
林家パー子かよ。」サイプレス博士が呆れました。。

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笑〜は。。。
ま。まあっ。母さんの。母さんのお使いの方々。。

生命の福の神、ココは、笑〜の母親。

福の神達はそれぞれ、従業員や眷属がたくさんいて、よほどではないとわざわざ細かいところは、家族の福の神の眷属やお使いや従業員などは、わかりません。

コウノトリ達は、誕生に関することの任務がありまして、このおばあちゃん達がコウノトリのリーダーらしいのです。

福の神達に使える生き物は、おおよそ傾向がありまして、生命の福の神の心は、

仕事スタッフ分担。
誕生はコウノトリ、死はカラス。を中心に、鳥がたくさんいます。
かと言って、眷属は
必ずしも鳥ではないですし。フクロウは、息子の食の福の神や、学問の福の神の眷属にたくさんいますし。


笑〜は、主にスタッフに中心的には、
象とウサギと妖精が多いのですが、芸能関係の会社は、猫の茶目コなどなどはじめバラバラでした。。。

「青と黄色じゃろ。あの時の。、子ども。
妹のメープルの方が、ミリオンとベルモに言いました。

「あんたら。。?新聞で見たけど。。。鍵を持っていて。。。サファイアの鍵を盗まれたんじゃろ。ご災難さま。。。」姉のパープルがいいます。

「私のいただいたサファイアの鍵が盗まれました。あとは、みんな、持ってます。」ミリオンがいいました。

「とりあえず、おうちの中に入るがいいぞ。鍵の持ち主は、おうちの持ち主で、あんたら4人がここの主人だから。」メープルがすすめます。

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えー私たちの。。。家っ。。。
ザワザワ。。。っ、ザワッ。こんな。。こんな大きな。。大邸宅が。。なんてことっ。

家をギフトされるなんて。。。結婚したか、親からか。。。
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まぁ。。。福の神は、スタッフ幹部になれば、家をポンっとくれるんだけども。

それにしても。。この大邸宅と言ったら。ラグジュアリーグラマラスホテル経営でもしたくなる。。。

とりあえず。。葉月さんが代表で、鍵を開けて、大邸宅に入ります。
海の見えるプールまで広がっている。。。EC709496-3467-409C-89DA-805A6C5CCFEB.jpeg

「いったい。。。どういう事なんですか。。鍵の。。といい。。」ベルモも仰天しますが。。。

「こっち。。。」コウノトリの二人は。。。案内すると、
圧倒的な掃除のゆきとどいた
大広間を抜けて、D103301C-6C8C-4C9E-B3B6-EC8CFA317DF5.jpeg38A0558C-C4E5-428D-A367-E88DDE0B12A5.jpeg

「多分。。。アレがないと。だめ。。じゃロウな。」と、パープルが懸念します。
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う。。。うひゃー。
ラグジュアリーな雰囲気の映画館みたいな
シアタールームらしき部屋に入っていきます。部屋の持ち主が来たら

責任持って案内するように。。。大邸宅の送り主から、コウノトリのパープルとメープルは、役目を任されているようです。

パープルが、
シアタールームの、奥のセンサーを指差すと、
「ここに。。。全部の鍵を差し入れて。。と、言いたいところじゃが。サファイア。。サファイアの鍵が、ないからのう。」メープルが非常に残念そうに言います。

「サファイアの鍵が、あると。。。どうなるんですか。。」ミリオンが問います。

「この、お屋敷の送り主さんからの大事なメッセージがシアターで。。。観れるんじゃけどなぁ。」パープルも残念そうに。。


「エ。ジャ、ハヤクドロボーツカマエナイト」興奮してヴィーナスが、言うと、

「それなら、じきに。。。捕まるじゃろ。」パープルが余裕を持って言います。

「な。。。なんでそんな、余裕で。」福ちゃんもえー?と言ったびっくりな顔をしていました。

「それは。。。泥棒は、鍵の正規の持ち主じゃないからさ。あんたらは、正規の持ち主。その鍵の正統な持ち主じゃから、なんの問題もない。それどころか、むしろ、ますます。。繁栄するじゃろうな。おめでとうさんよ。持ち主が、鍵を友達に貸したとか、友好的な納得した鍵の使い方をすれば、他人がその鍵を持っていても良いんじゃが。盗んだり、勝手に売却しようとすると。。。」パープルが嚇すように、怖い顔をして。。。

「あんたらは。。。持つものに災いをもたらすと言うジュエリーを知っとるかいの」メープルが言います。

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「ホープダイヤとか、ですか?持ち主が呪われるとか。。持ち主を転々として最後美術館に展示されたという。」笑〜がいいました。

「イヤ、この鍵はじゃのう。もともとは、スっごく幸福な鍵なんじゃな。。。でも、不埒もんが勝手に盗んだり売却したり。。そうするとな。。。不埒もんには祟りがおきるぞと言われている。。。
最悪死ぬんじゃ。嫌いなんじゃよ。その鍵はね。無理やりとか、悪さして盗むとか。そういうやつがのー。生理的に受け付けんのだと。」今度はパープルが言いました。。

「キャ。あたしと一緒じゃん。あたし、あたしの細胞がどうのこうのと、家族までつきまとうのキモいし遮断するもん。ムカつくし。」葉月さんが言いました。

「わ。じゃ、泥棒死ぬんかい。」シュナ坊が叫びます。

「あんな大きな本物の宝石じゃぞい。パワーなんて物凄だし。生きているみたいに、意思があるんじゃ。石の意思。。ナンテジャまぁ。」パープルが言います。

あっ。。。クラクラクラ。。。
ミリオンが、クラクラしました。。。

「あっ。。。病みあがりか。。。ち、ち、ちょっとだけまだ。。。
「まあっ。大丈夫どこか、横になったり、休んだら」笑〜が言いました。

「あ。暗黒草は猛毒だわ。あたしの細胞でも、不足だったのかしら」葉月が言います。

「いえ。。大したことないけど。、立ちくらみ」そう言うミリオンを、メープルが、大きな体で、受け止めながら、

「ベッドルームはこっちじゃぞいぞい。ちょっと横んなり。」と、ミリオンを抱えると、背中にヒョイと乗せて、ベッドルームへ少し休憩させてやろ、病みあがりらしいからな、


と。飛んでいきました。

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「あの子は、しばらく寝かせたら治るじゃろう。なーに、突然輸血したそうじゃが、身体がびっくりしたんじゃろ。しばらくそっとしておいておやり、あんたらは、葉月さん含め親子、鍵の持ち主のおうちじゃ。見学しな。」パープルが言います。

そのうち。。あんたら持ち主に、サファイアの鍵は戻ってくるぞい。それまで待っとり。

ミリオンの心配をしながらも、みんなは、お部屋をめぐりました。


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なんと。。。まるで夢のように。。美しいお部屋ばかりラグジュアリーホテルのスイートルームが、いくつあるのでしょうか。

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ミリオンを背中に乗せて、ベッドルームに運んだ
メープルは、ミリオンに、

「もー、みんな、居なくなったけどな、おまえさん。仮病じゃろうに。

「え、えっ。」ミリオンは、ギクッとしました。

「な。。。おまえさん。。なんか。。。なんか。。隠してるんじゃないのかい。ほんとに、サファイア泥棒が、誰なのか、見当がつかないのかい、

さ。。。ミリオン以外の他の人たちは、お部屋を巡り。。

まるで、家そのものが、美術品というか、アトラクションの集合というか。。。

それから。。。皆。
さらに、再び大広間に集合しました。
パープルさんの話によるところ、たまに、パープル、メープルが、この大邸宅のチェックをして、

夜中の人目につかない時間帯に、チリホコリ徹底清掃のブラックホールお掃除センターに、定期的に清掃を依頼しているようです。。。

再び、ミリオン以外の葉月たちを集めると。。。
パープルは。。。言いました。実はのう。

パープルとメープルは、生命の福の神から、不正やミスで、生まれ育つはずの子供を守るミッションがあります。

生まれて育つの宿命を妨害する輩から、赤ちゃんを守るのです。

パープルと、メープルは、四年前の8月六日に緊急呼び出しがかかりました。生命の福の神の幹部の主任から、

緊急トラブル発生しました。

宇宙人が産んだ
三つ子の赤ちゃんのうち2人が、瀕死のまま笹舟で死んだと嘘をつき流されてしまいました。。。

「えっ。。。や。。。やっぱり。。そうだったわけね、、イヴァンさん。。」葉月が言います。

三つ子の赤ちゃんの2人は、瀕死であり、死んでは居ないが、助産婦さんをしたカモメが嘘をついたもよう。。。

天上界。生命の福の神は、全てがお見通しです。

生命の福の神から、コウノトリのおばあちゃん達にミッションを下されました。

托卵さすべし。その子達が幸せな人生を歩ませる為には、パープル、メープル、明日までその子を見守りなさい。

明日になったら釣り人が来ます。釣り人が来たら、

その子達を海に流しなさい。その釣り人が、その子達のふさわしい家族にその子達を運びますから。ですって。。。

コウノトリのおばあちゃんは、若い頃は、
先代の
生命の福の神が、現役だったので、よく文句を言っていました。母親の元で育てないのですか、と。最初の頃は、養子や施設行きになる子どもについての、福の神の指示には、

泣いたり喧嘩したりしました。ところが、しかし。。。とあるほかのコウノトリが、生命の福の神の指示に従わずに、母親のもとに運んだところ、

赤ちゃんが、
虐待され、亡くなってしてしまったのです。もしも、予定通りほかのお母さんが育てていたら、養子ではありましても、かなり幸せな人生であり。

さらには、
その責任で、そのコウノトリスタッフが自殺したというショッキングな事件があったのです。

たしかに。。。幼い頃に亡くなる運命の子どももいますが、。。
その場合は、しばらくしたのちに、また今度は幸せな環境で生まれてきたり。、なんらかの意味があり。。

生命には寿命があり、子どもが亡くなるとそれがその子の寿命だったのです。交通事故も、災害も、犯罪に巻き込まれるのも。。

とてもとても許されない問題ですが、
理不尽に生命を落とすのも寿命なのです。

必ずしも、産みの母親の元で育てられるのが幸せではない子どももいるのです。

世の中には、子どもは嫌いじゃないけど、育てるまでは好きではないという女性もいます。

それが、葉月でした。葉月は、赤ちゃんを産むことを考えていませんでしたが、まさか。。。妊娠していたのです。

葉月自体は、もしも。結婚はしたとしても、子どもが欲しいとは思っていなくて。。
家にいるのが大嫌いだし。

生命の福の神は、
この、金星人のお母さんでは、幸せに元気で育つミリオンとベルモが育つかどうかわからないし。

プルメリア島に、お寺がありますが、黄色は坊さん、高層に大変向いた性格だし、ブルーの方も知性が高いし働き者で、金星より地球で暮らした方が確実に適している。

ミリオンもベルモも決して短命ではない。

早朝に来た釣り人の姿が見えたら、2人を笹舟に乗せて海に流しなさい。その釣り人は、本人は、海外を行ったり来たりで
2人を育てることができないものの、信頼できて良いご縁を結ぶ役割りがあるから。。と、生命の福の神から指示が出て。パープルとメープルの双子姉妹のコウノトリは、

死んだと嘘をつき流されて弔われたミリオンとベルモを助けて、一旦保護しました。

パープルとメープルは、ミリオンとベルモが幸せな人生を送りますようにと、一晩祈りながらお世話し。
早朝、釣り人がくるとこっそりと海に流しました。

ミリオンやベルモが鳥の餌になったり、波に呑まれなかったはずです。丁寧なコウノトリのヘルプがあったのですから。。。

ベルモがボーっとその話を聞いていました。既に森沢家の子供のベルモ。交通事故にあった時も、真っ先に、木蓮和尚夫妻と抱き合って泣いていました。

葉月さんに御礼は言いましたが。木蓮和尚夫妻と家族の強い絆ができていました。
「‥‥‥。」ついに。。。
ベルモは黙ってしまいました。

かと。言って葉月さんになぜか、嫉妬はなく。それを悩んでも仕方ないと葉月は思いました。例えば、子どもが好きじゃない、動物が好きじゃないと言うと
冷たい人だと思われたらどうしようだの、自分は、おかしいんじゃないかとどうしようだのと。。。

そういう人がいるけれど、虐待をしたらもちろん大大問題ではあり、許されませんが、

子どもが苦手、動物が苦手は、本能的な問題で、産む産まないはその人やご夫婦の選択だし。結婚イコール。

子どもを作らなければならないとか産まなければならないでもないし。結婚は、してもしなくても、本人が幸せならそれでいいのです。


世の中には、ベルモみたいに今から結婚なんかしたくない、うんざりとお寺の婚活イベントや、駆け込み寺相談の傾聴修行で、結婚を地獄の墓場。。。

恐ろしい修行と思ってるくせに、保育士の仕事も子どもも大好きで、生徒にも人気のある先生もいます。

マザーテレサみたいに、
結婚しない、子供は産まなくても。
幅広く子どもたちに限りない愛情と慈しみと献身を捧げた人もいるのです。

と。。。まぁ。。いろいろな人がいるわけで。。。やはり。。。助産婦さんの顔をして。。。
カモメのイヴァンさんは。。。ミリオンとベルモを死んだからと嘘をつき笹舟に乗せて海に流したのです。

ベッドルームに休んでいるミリオンも。。
薄々わかっているかもしれない。


ベッドルームでは、コウノトリのメープルと一緒にいるミリオンが、ガタガタ震えていました。

「ミリオン。。。犯人をかばっていないかえ」メープルが静かに言います。


「どうしよう。。。どう。。しよう。鍵を盗んだ人は死ぬかもしれないの?どう。。」クールで聡明なミリオンが、まるで別人のように震え怯えています。

「早く反省して返せば。。。ま逃れるかもしれんがのう。

ミリオンは、泣き崩れ。。924368C7-ECFE-4162-BEE2-FDF9458F4DE4.jpeg


そして。。、ピンクコウノトリのメープルばあさんにサファイアの泥棒騒ぎをついに。。
打ち明けました。
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