あたしがひねくれたのは
ミーンナ、あの母親ベリーのせい。あのBBAのせい
アイツが宣言した。あたしは、第三子を育てませんからね。
パパ、並びに周りの人々が、それでも大事に育てるから。任せてー。
で。。。ベリーは。。。アタシはしらないもんだと。産んでやった、だと。
アタシも、ミリオンやベルモ、あの子らを大事に大事に育てて喜んでる家族に。
産んでやった。。、と、言ったら、ベリーは泣いて怒ってお説教をげー
なにこのBBA。。。マジー。
あんただって、一緒に暮らしてはいたけれど、おんなじような事をしたくせに。
アタシはアタシはっ。アタシの目の前で、
はっきりと。。。アタシは第三子を育てない約束で。。。
多分、BBAは、アタシがみんなからチワワみたいに甘やかされて。
たしかに、
実家の飲み屋にもじゃぶじゃぶお金を落す
近所の資産家の先生と亡くなった奥様から滅茶滅茶可愛がってもらって。
いろいろ連れて行って貰ったり。買って貰ったり。目の玉が飛び出すほど高いものも。なかには。。、
ベリーは、。。
たまに優しいと思ったら。。。ルビーの指輪の話をして。。誕生日は、誕生石は。
ハーちゃんもママと一緒。8月生まれ、ルビー。。。
それは、、、嬉しかったけど。
まぎらわしー、思わせぶりな。
誕生石ね、と、言っただけ。。。それを、
マリにあげるだと、
あたしが亡くなった時は、マリリンにお礼にルビーはあげようと思う。だと。
見せびらかすだけ見せびらかして自慢。吹聴して。。。
なんなのさ。なんなの、あいつは、愛情からなんやらかんやら。みーんな、マリリン半分はナオキ。
あたしに何をどうくれたの
歪んだ
アタシのなかで、母親イコール、着飾って金儲けして、周りに育てたい人に子供を任す人
みたいな。。。幼なじみ達とままごとをやっても、
母親は、
子育てをする、イコールではない。
ままごとも。
ハーちゃんは、お姉ちゃんか赤ちゃん。
アタシはジャンケンで勝つと必ず赤ちゃんかお姉ちゃんになり、
負けたらお父さんになった。
と、いうのは、お母さん役はかなり早めに売れる。アタシはやらないけどねー。ジャンケンで勝っても。そんなしょうもない役柄を誰がやるわけ。
遊びは楽しく遊ばないと意味がない。
幼なじみの瑠璃子が、たまにはハーちゃんもママやったらと、言ってきたので、あたしは、
「あら。じゃ、どっかのお店のママで、請求書を送る役かしら。
それとも、ボトルをおろされますまた、お店にいらしてくださいね、お待ちしてますわ。社長様。」と、やったので、友達がコケた。
「ちょっと、ちょっと。ハーちゃん、
なにそれ、ママって。。。ハーちゃんちのお店の。。。」
友達がボー然。
それは、ママはママでも、飲み屋のママ。
しかし、うちのベリーは、ママのママ。
だから母親役なんて適当に、めんどくさい。
「じゃあ、あなたいつまで飲みに行ってるの
また、あの店なんでしょ。あんなきつそで派手なまま、どこがいいの飲み歩いてないで、もっとうちにお金を入れなさいよ。なーーんて、ガミガミおかんの役もやりたくないわー。瑠璃子は、勝手に役柄を決めるな。ジャンケンした意味がない。」
結局は、そんなところ。母親役なんて気持ち悪くてすぐやめたし。
ここは。。。
月のステーション。
超高級のリハビリステーション。。。
見るものすべてが新しい最先端技術の、近未来都市みたいな雰囲気がある少し冷たい感じがしないでもないけれど、
それがまた清潔な環境でありました。
葉月は、フロントで手続きをすると。。。
宇宙人やら、この施設はかなりお金をかけているので
空気も充満している
だから、地球の喧騒から離れて保養しにきている地球生命体もいる。
最上階のVIP、suite roomに足を運んで。チャイムを押すと「葉月です。」
「あら。。。あら、葉月さん、入ってください。ありがとう、いつも。」
「ダイヤさん、お加減はいかが」
こともあろうに、
葉月は
行方不明になったはずの
盲目のカモメのダイヤのお見舞いに訪れていたのでした。
2019年08月28日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9128745
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック