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2019年08月24日

真夏の夜のおとぎ話83夏に。、、笑い合う喜び合う人たち。

木蓮寺では
木蓮和尚達が家族揃って出かけていきまして。
「掃除、しないとなー。」
新人小坊主、宇宙人の茶色黒が言うと。
「えー、せっかく和尚がいないんだからさ。兄さん達も今日は、法事や用事で出て行ってるんだからさ。真面目だねー。
なんなの。。。」木蓮寺の小坊主小狐丸の白糸が、茶色黒に、

もー、見かけどーりコッチコチ。ガチガチ固いねー、黒ゴボウ。」

小坊主仲間の
小狐丸の白糸や、チワワの天地は遊び好きで、新人の茶色黒にちょっかいをかけますが。。。

あとの小坊主さんは、生真面目なタチ。特にアメショの新年や、犬の涼重は几帳面で真面目で、
時々オサボリな
白糸や天地と喧嘩になったり結構揉めます。
だから、白糸や天地は、一番新人の茶色黒をサボり仲間の自分達の側に引き入れたいんですが、、

涼重や新年のこうるさい監視があるし、

几帳面な2人。涼重や新年は、イイぞー、茶色黒は、掃除を心がけて。
ガチガチに固いとは言っても、とっつきにくい感じでは、なく。。。
茶色黒は、なんとなく話しかけやすい雰囲気があるし。

天地や白糸は、人の話を聞くのが嫌だが、自分の話を聞いてほしい性格で、茶色黒がちょうどいいのです。天地や白糸は、

性質を治すために傾聴の修業をほかのお坊さん達より多めにさせられてもさせられても、

自分ばかりが話したい癖がなおりません。

傾聴は、お寺に悩み相談に来た人の話を正座してひたすら傾聴するだけで、自分の意見は言ってはいけませんし、あーしろこーしろなんて言ってはいけません。もともと人の話を聞くのは、嫌いだし。

人の話を聞いても最低限、リアクションや意見はしたい白糸や天地は苦痛で苦痛でしかたありません。一定以上の兄弟子や、木蓮和尚ともなれば、ご意見や相談に乗ったりできますが。。。

じっとしていられなく黙ってるのが苦手な白糸と天地はまだまだ修行が全然足りません。


さーって。。。

本堂の床拭き。。、茶色黒が見て卒倒した不動明王にももう慣れたし。。。小さな七福神は、布袋様のお腹や袋がすり減っていました。

なんでも、檀家さんがジンクスでたまたま木蓮和尚に似た布袋様のお腹を撫でた後

すごい大きな仕事が入ってきたり、思わぬプレゼントを貰ったりと、だからみんなが触るそうです。

お寺には時として撫でる縁起物があったりしますが、木蓮寺では、木蓮和尚に似た布袋様の像のお腹や袋でした。

チワワのミーナとココナが、勝手に本堂の七福神やら、仏像で遊んでは遊んでは、叱られました。

Barbieだのリカちゃんだのその他ちゃんなど、人形やぬいぐるみなら買ってあげるからといろいろ買い与えても要らないからと。

本堂に忍び込んで
小さな七福神やら仏像で遊びます。
ベルモがメッ
きつく叱ってもミーナやココナは、仏像で、内緒で遊びます。幼稚園の生徒で、親が迎えに来るのが遅い子達数人と、ままごとをして、
イスに上って
洗濯物のスモックを千手観音像の手に干したり。。。

木蓮和尚に似た布袋様は、太り過ぎて入院したおじいさんにするし。。。

「そのうちにバチが当たっても知らないからね」ベルモが叱っても叱ってもなかなかなおりません。

「ありがたやー。って気持ちになってきたんだけどなぁ。。
木蓮寺では、アレは無いな。ベルモは、最近までヴィーナスとはきょうだいって知らなかったわけだし。木蓮寺は、関係なし。。」
茶色黒は、探偵ゲームの主人公のようにキョロキョロ

本堂を掃除がてらに見渡しますが、特に。。。それらしきものはみあたりません。


サテ。神楽町、山間部。居眠り座峰の麓。

超高級料亭。神楽奥座敷離れ。

しばらく。。。招待を受けたみんなが立ちすくんで圧巻な超高級な雰囲気。。。時代に残って歴史を感じるような趣きもどこかに感じられて。。。

夏場限定で、お店沿に流れる十六夜川に、川床料理の座敷がありまして、何人かのお客様もいて。。。

ヴィーナスやミリオンやベルモ達の身内も、顔合わせと、シュナ坊がお世話になりましたとのお礼に、福の神笑〜が、ひと席設けました。

笑〜の大親友の人気女優さんの猫の茶目コがいたので、また周りが密かに騒然としています。

ヴィーナスの祖父母ベリーとルッコラも、ヴィーナスが、宇宙的な女優さんの茶目コと友達とは聞いていましたが、
まさか、今日本人に会えるなんて、ミリオンやベルモの身内も超サプライズな感激です。

「凄い。。。ウソーッ。えー、」マリリンもカルモダンもびっくりしています。

それはそうと。おゝいに喜んだのは、チワワちゃんの赤ちゃんのチーコ。魔法のチョコレートを食べさせて大人しくしていますが、

ヴィーナス久しぶりにヴィーナスを見てシッポを振って駆け寄りました。

「ゲッ。。。
マシュマロナノ」チーコは、魔法のチョコレートの効き目で控えめになり、ヴィーナスに飛びつきませんが、

マシュマロ。ポワポワしたまた奇をてらったような。。。チーコ
本人は可愛いと思い込んでるヘンテコなカッコして。。。

「マシュマロ
ヴィーナス。。。どーして。
ヴィーナスは、どーして可愛いとか言えないの。こないだは、クルクル頭のキャンディーだとか。チーコ、一生懸命にオシャレしてるのに。」笑〜が、女心がわからないの、とヴィーナスに猛抗議。

「アリガヨッテクルミタイナカッコダカラ

「そうさ、今日は笑〜や茶目コは、見直したー。馬子にも衣装。上品な感じだけど。ミーナちゃんもさ。
だけど、甘々のコッテコテじゃん。
ココナちゃんやチーコは、蟻に狙われるカッコだし。」シュナ坊が寡勢しました、
「馬子にも衣装は、ないでしょっ、もうっ。意味わかってんの」怒る笑〜と、

「落ち着いたのとはじけたのと、よりどりみどりでしょ。」茶目コが言います、

「あらー、みんな可愛いわね。チワワちゃんが、いっぱい。ウチの家系もチワワの血が濃いから、マイクロビーンズの、
こっちの方は、チワワって名前にしたのよ。」ベリーが、ペットのマイクロビーンズのチワワを抱っこして言います。

それを聞いた赤ちゃんチワワのチーコは、喜んでシッポを振ります。

「モーイランコトイワナイデヨ」ヴィーナスが焦ります。しまったっ。
チワワの血統が強い事をチーコの前でバラされると。結婚できるだの、変な希望をチーコに持たれるし。

「このお嬢さんが、たまに新聞で見るヴィーナスの彼女さんか、可愛いね。やっぱりうちは、ベリーんちもお互いに家系がチワワの血が濃いからね。」ルッコラが、ペットのウクレレを抱っこしてチーコに向かって言います。
ルッコラは、ヴィーナスのネット記事や新聞で天才美術家の恋人
なんて、ヴィーナススキャンダルをたまに目にしますから。

ゲー
「モーマダマダコドモヨッアタシ。
ルッコラまで、余計なことをっ。どツボのどツボ。。。彼女ってなぬっ、
いつ。つきあったんだ、オジイめ。付き合ってなーい

チーコ、勘違いするジャンっ。チーコは、いい事聞いちゃった

さっきからますますのシッポフリフリ

「遠くからありがとうございます。笑〜さんも、みんなが集まる席を設けてくださいまして。
しかも、こんな素晴らしい。ホホォー。さすがですなぁ。」と、

空間を買うというような敷居の高いお店の接待に慣れているはずの
木蓮和尚すら、神楽奥座敷離れの壮麗なるしつらえに圧巻され度肝をぬかれました。

神楽の本店は神楽町中央の首都圏にあり、
そこでも十六夜川が流れるので、川床料理がありますが、

ミリオンやベルモが海育ちで、山間部が珍しいみたいだし、グリのUFOの送迎があるので、

会えて空間を考えて、笑〜は、奥座敷離れに場を設けたのです。

陽が落ちるとまだ、螢の灯りが見えるかもしれないし。
暑いばかりじゃなくって。快適な
夏のいっとき一瞬は、美味しさと全身で感じないとね。

夏のいっときの喜び。。無数の幸せ。。
ヒグラシの声とせせらぎの音。。

避暑地みたい。。。と、いうか、ここ神楽町山間部は避暑地、温泉地です。

「桑田様。森沢様。はじめまして、ヴィーナスの祖母のベリーで、主人のルッコラでございます。お目にかかれて幸いですわ。」
ベリーは、にっこりして言いました。

キラリ、とルビーの指輪が光ります。ベリーも8月16日。。。若い頃のルッコラからのプレゼント誕生石のルビーです。

なぜか、というか計画できますが、それでも、ヴィーナスの家系は8月生まれが圧倒的に多いのでした。
葉月も8月1日生まれですし。

「どうも、はじめまして。木蓮寺の住職の森沢でございます。この度は。」それぞれが、お互いに紹介をしあいました。

「それにしましても。。。突然娘から、、、本当に最近になって、ヴィーナスにきょうだいがいると知らされてびっくりしましたわ。母親の葉月が黙っていまして。あの子ったら、なーんにも言わなくって。。。しかし、二人ともこんなご立派な方々のお家で幸せそうに健康に育ってたなんて。

ベリーが、ハンカチで涙を拭くと、濃紫婆が、「まあのう。。。ベルモはちいと、健康すぎてまるまるしすぎじゃがのう。

ベルモがぎくっとしましたが、「まさかまさかの。。。出会いで、私たち夫婦は、おかげ様で予想もしていない程に生活が幸せに展開していきました。」木蓮和尚の奥様紫子さんが言います。

「私も。自分の子供はいますが、すっかり独立して別居ですし。ありがたいことなんですけどねー。だけど、ミリオンのおかげで、第2の人生というか。」桑田さんの奥様も言います。

まるで、この場にもしも、葉月がいたとしたら。。、
ほらほら、産んであげたんだし。アタシはいい事したでしょうに。
と、でも言い出しそうですが。。。


それはそうと。。。メイン、森沢、木蓮和尚が、濃紫婆まで連れてお出かけし。

しかし。和尚がいなくとも、実に小坊主の茶色黒がキビキビ掃除していて。

初心に戻って。初心忘れるべからず、かなぁ。

小坊主さん達は、関心しました。

しかし。。。茶色黒は。。。

掃除をしっかりやるとか、修行を積んで良いお坊さんになるだとか。、
一見そんなこころざしには見えそうな感心ぶりですが。。。


その実は。。全く違うことを考えていました。人の頭の中というのは全然わからないもの。。。その本人ですら、わからないものなのかもしれませんが。。。

やっぱり。。。ココにはそれらしきものが見当たらないんです。
あるとしたら、葉月って女でしょうかね。

と、ボスのマンゴスチンにLINEを送ります。マンゴスチンは、

まぁ。。。今日は残念ながら。スナックキャラメルリボンが休みだからなぁ。。

やっぱり、。。葉月か。。そうか。ま。
女房だもんな、奴の。。。








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