「瑠璃ちゃん、あたしの味方しないつもり」
最近では葉月が
実家に帰ってきた時に偶然にも、子供の頃からの近所友達の口うるさい瑠璃子に見つかり。
瑠璃子は、葉月の幼なじみでしたが、
杓子定規な
キッチリ瑠璃子。
だから、キッチリしている瑠璃子は、アバウトすぎる葉月が気になり、
事あるごとに葉月に口うるさくガミガミ言ってくるので、
葉月も気が強くて、
子供の頃から喧嘩ばっかり。
瑠璃子は真面目すぎよー。うるさいなぁ。若いのに、小姑バアさんみたいに。
最近。
たまたま、スナックキャラメルリボンに、瑠璃子が、会社の人と三次会で来たみたいなんだけど、
瑠璃子が、友達んちのスナックがあると紹介して職場で飲みに来た時に、たまたま
ベリーが酔っ払って、よく知った近所の瑠璃子に
娘の
葉月の愚痴を言ってしまった、ヴィーナスとともに産まれた二人の
赤ちゃんが生きていて、
ミリオン、ベルモ。。。スマホのヴィーナスから送られた写メを瑠璃子に見せながら。
葉月の子供二人が見つかった話をして、瑠璃子が怒って
「どうして逢いに行ってあげないの。かわいそう。」と泣き出したのです。
ベリーが、「地球に行くと、行方不明になった旦那さんを思い出すから保留なんだって。。。」
「じゃあ、金星に呼んであげたらいいじゃないの。。なんで、母親のくせにあってあげないのよ。。。」瑠璃子も、葉月の旦那さんが、
トルネードで行方不明になったのは聞いていますが、それはスッゴく同情してお気の毒に感じていましたが、
最近葉月が、赤ちゃんが実は2人見つかったらしいと近所の人から聞いたのです。
「なんで、連絡とってあげないのよー。」お酒もあってか、ベリーと話した時に瑠璃子は会社の人の前にも関わらず泣いてしまいます。
たしかに、葉月は、言ってわかるようなタマじゃないし。瑠璃子は瑠璃子で人にかまいすぎ。。。瑠璃子は、葉月が旦那さんが行方不明になって傷心した時はじゅうぶん話しを聞いてあげましたし。
瑠璃子は、悪い子じゃないけど、自分を正義感のある正義の味方みたいに思い込んで
やたらお説教ばっかりだし。
葉月幼なじみが何人か近所に他にもいますが、
だいたいは、もー大人なんだからさ。瑠璃子は、たいがい古過ぎるし。
葉月と瑠璃子足して二でわるぐらいが適度だって、。、全くもーん
幼なじみ達は。。。
葉月があんな性格でも、最初っからそれが葉月ぐらいにしかみんな思わないので、
しかし。瑠璃子が怒るのは瑠璃子が母子家庭で、父親が瑠璃子が生まれてしばらくして事故で亡くなったから。。。
父親の顔を知らない。母子家庭。瑠璃子は真面目でその通りに、母親のミドリも真面目なキャリアウーマンで、
父親を知らない気持ちが痛いほどわかったからです。しかも、瑠璃子んちは、母親の方はベリーやルッコラみたいに、ジジババはいないし。
亡くなった父親の方のジジババは、瑠璃子の母親ミドリがバリバリのキャリアウーマンというのが気に入らず、丙午の女のような迷信扱いし、
息子が亡くなったのは、キツイだけの馬鹿女ミドリのせいだと逆恨みされるし。
息子より仕事ができるのが癪だったんでしょう。ミドリの部下でしたから。まぁ、みっともない、あんな女連れてきて。生意気な。
さらには、ミドリが、約束だからと。
長子のパートナーのくせに、
最初っから同居を拒否した事から、亡くなった父親の実家との亀裂が深まりました。
瑠璃子は、葉月みたいに、
上に2人のきょうだいがいますが、
昔っから飛び級して飛び抜け優秀のきょうだいの
一番上長子が優秀でドクターになりました。
図々しい事に、ミドリのドクターになった長子を寄越せと、亡くなった父親のジジババは怒鳴り込みに来て警察沙汰になりました。
その時は、葉月が助けてくれたし。葉月は、喧嘩好きで、
子どもの頃から喧嘩があると関係ないのに参加するクセがあり、余計に喧嘩を大きくしたりもめさすのが大好きなので。。。
何年か前の学生時代。
瑠璃子が、ワザと葉月に試験勉強しましょうと誘って
試験勉強がてらに、父方のジジババが襲撃しそうな日を見はからい
葉月を家に遊びにこさせて、葉月を加勢させたのです。
葉月は、全然勉強してないので、こーゆー時は瑠璃子頼みです。
瑠璃子の母親ミドリも仕事のできる女性でキツイし、あちらの、父方のジジババも負けん気と。激しい言い合いになり、そこに、
ひょっこりなんにも知らない葉月がやってきて、
「えー、瑠璃子んちどーしたの、なにあれ。あの年寄り、ジーさんばーさんは。
あれ。
あんたんち、ジジババいないって言ってなかったっけなんか、激しいジジババだけどさー、痴呆症病院から脱走したのかしら、」と葉月が言うので、
ププププっ。
と、瑠璃子は、吹き出して。事情を話しました。。
「はーちゃん、今はもう痴呆症は禁句よ。。認知症って言わないとね。認知症かどうかは知らないけど、あの人は、亡くなった父方の祖父母で。。。」
と、瑠璃子は、葉月に事情を打ち明けます。
「げ、なにそれー、ボケ老人じゃん。ちょっと、ちょっと許せんわー、」激しい罵り合い罵倒合戦が始まったなか、
葉月が、「ちょっとあんたたち、うるさいわねっ。試験勉強の邪魔だわよ」
ミドリが、葉月の口から試験勉強がと出てきてアゼんとしています。
あ。。。あのあんぽんたん葉月が、試験勉強、って。?
勉強嫌いな葉月が。。。
葉月の母親のベリーがミドリの近所の可愛い後輩ですし。
とんでもないことを言い始め。
しかし、葉月は続いて、
「ちょっと、ココは閑静な住宅街だろうに、見たらわかるでしょう。こちら様のお宅が、あんたらみたいな怒鳴り込むヤクザかチンピラみたいな人と関係あるって恥書いたらどうしてくれるのよ。」火に油を入れるのが大好きな葉月。
何を言うか、わからない。何を言うか面白い、怖いってところがあります。
結果的に
揉め事は喧嘩の火種は常に大きくします。
「や、ヤクザちょっと、なによ、この小娘はあたしの息子を泥棒したのはこのミドリ。
こいつのせいで、こいつと結婚しなきゃ息子は生きていたのに、だから、子どもを返しなさいよー」敵方の婆婆が、ヒステリックに叫びます。
「結婚してなきゃ、子どもは生まれないでしょ。あんた馬鹿なの。味噌汁で顔でも洗ってきたらそれに、子どもの意思でどこへ行きたいか、で、ジジババが決定できる事じゃないでしょ。こんなのガキのあたしもわかってるのに、あんた何ぼけっと年だけ無駄にとってるのよっ。」
このやろうっ。
キーッとなって、アチラのジジババが葉月を掴み掛かろうとしたので、ミドリが止めに入り、そのミドリをつき飛ばしたり、つかみ合いが始まり、瑠璃子も止めに入りましたが、
葉月が、消化器を撒き散らしました。
近所から大変な大声で喧嘩があると警察に通報され。。。葉月が、「こちら様のお宅が、いきなり痴呆症の老人に乗り込まれて暴れてます。。」「あっ、葉月。。。」ヤンチャで飲み屋のこの葉月は、警察もよく知っていましたが、
父方の祖父母との騒動。
あの時は。。。。葉月が口八丁手八丁に、子どもを寄越せみたいにおかしなことを言って勝手に柄の悪い人達がこちら様に押しかけてきました、などなど証言したりして、助けてはくれました。
まぁ。理不尽なのはアチラですから。。
瑠璃子の父の方の祖父母、瑠璃子の父の弟は、子どもいてもあまり賢くないし、祖父母がいても祖父母がキツイので嫌って口をきかないので、、、
だから。。。瑠璃子んちのきょうだいの長子のドクターに目を付け、ウチの子を返せと、怒鳴り込みにきたのでした。
老後の面倒とか、見栄やお金目当てってのは見え見え。。。
ま。。、そんないろいろ喧嘩や助け合ってきた瑠璃子。。。瑠璃子とまた再開して
LINEを交換すると。。。葉月にお節介してくるし。
あれから、しばらくたち。。。瑠璃子は、またスナックキャラメルリボンに一人で飲みに来ました。
ベリーは、瑠璃子に、今回は旦那とペットとで、地球に行ってくるわ。
ビールを飲む瑠璃子。。。
「ハズちゃん。。。子どもの事もっと考えてあげないのかしら。」
2019年08月21日
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