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2019年06月27日

真夏の夜のおとぎ話24ご挨拶。

プルメリア島の木蓮寺の境内に佇むヴィーナス達は。。
わっ。
うわァー。
これまたスゴ。。。

木蓮寺は、
蔵が三つもあり、茶室庭園は雅やか。水蓮寺みたいにサラサラ川が庭園に流れてるし。無数に広がる 苔は、
夏をやわらげる為にすらある様なフワフワながらにも
涼しげな緑の絨毯がしかれているようだった。しっとりとした静寂と夏に向かうのに、じゅうぶんな涼を感じる雰囲気です。

水蓮寺に勝るとも劣らない。。
涼やかに佇む
池もあり、まるで宝石のようないったい幾らするのか皆目見当もつかない鯉がスイスイ気持ち良さげに泳いでいます。
訪問者をウェルカミングするように
ピチャンと、何度か鯉が跳ねまわりました。

木蓮和尚は、お友達も皆様でお立ち寄りくださいませ。桑田さんもお見えになりますし、うちもチワワがおりますしとご連絡くださいました。

そのお言葉に甘えすぎ、マリリンのパートナーのカルモダンや、ヴィーナスの親友達もきてしまいます。

庭園を歩いていけば、あちらからここのお坊さんらしき若い僧侶がやってきて、丁寧におじぎをすると。

ヴィーナス様の御一行様。
木蓮和尚様と御大福様は客殿でお待ちでございます。
簡単にみんなでご挨拶をし、
「御大福様」ヴィーナスが不思議に思って尋ねると

「ベルモさんです。
木蓮和尚様が、丸くてぽちゃっとしているので、僧籍を大福になさいました。
ご本人は怒っておられでございますが。。
なかなか僧侶としての筋が良いのですよ。。。ベルモさ、、、御大福様のお経を聴いて泣きだす人がいますし。あんなにお小さいのに、われわれとは出来が違うからこのお寺にご縁があったのでしょうね。

プププぷぷっ。クスクス。。。
おだいふくさま。
ベルモの写メをヴィーナス達はみんな見た事があるので。大福様が、とベルモの僧籍をイメージすると悪いけど笑えてきまして、
笑いをこらえるので必死でした。
ハッ。
しまった、しまった。失礼な。。。がまんしないとね。。。

陽当たりの良い側の
境内には明るく可愛らしい幼稚園と遊具があり、それに対比して
壮麗な本堂に繋がり、立派な日本家屋の森沢家があり、

離れもありました。どうやら、離れには
もう自分の年齢すら忘れてしまうほどに高齢な
木蓮和尚のお母さん濃紫が隠居しています。
濃紫と
ベルモとチワワ2人が、毎晩一緒に寝起きしています。

「こちらでございます。」と僧侶がいうと同時に、

森沢家の玄関の扉が開いて、木蓮和尚が顔をだしました。

アッ。。?

そのとたん、ヴィーナス御一行さまは全員笑うのをこらえるのに必死になりました。
くっ。。。く。ぷぷっ。
だって、ベルモに大福という僧籍を与えた木蓮和尚は、それこそ大福もちみたいに丸っこい、木蓮和尚という名前より大福和尚の方がぴったりなんですからね。

しかし、ま。そこは、こらえて、こらえて、っと。。。うー、がまんっ。

木蓮和尚はニッコリするとますます大福和尚という名前が似合います。

最初。ベルモを小木蓮という僧籍を与えようかと思い、思い直しました。
いくら、ベルモが可愛いかと言って。。。小木蓮ではあまりに依怙贔屓だし。

と。目の前にちょうど檀家さまからの大福もちがあり、ベルモの顔を見て、あっ、
と、僧籍を大福にしました。
えっ。
師匠の命名は絶対でした。
おっとりした
ベルモには珍しくひっくり返ってヤンチャを言ってジタバタ暴れて抗議抵抗しましたが、

大福。。おおいなる福。福々しいベルモにぴったり。とよいしょよいしょで、なだめられ乗せられて。結局そうなりました。

「この度は遠くからようこそ、おいでくださいました。私どもが出向くのが筋でございますのに。。本当に皆様ありがとうございます。
木蓮寺の住職の森沢万緑でございます。
どうぞ、おはいりくださいませ。」

「はじめまして。私はヴィーナスの母親葉月のきょうだいの長子のマリリンでございます。この度は大人数でおしかけまして、
お忙しい中、お時間をいただきましてありがとうございます。」
まず、マリリンが挨拶し、ヴィーナスが、

「コノタビハ。ヴィーナスデゴザイマス。マズハ、オコノミニアイマスカドウカ。オキニイリクダサイマシタラサイワイデス。

まずは、木蓮和尚に
南風の手土産スイーツ、ほうじ茶のプリン、ほうじ茶ロール、そして季節のタルトの包みをヴィーナスはお渡ししました。

ウーン。。、。絶対に言えないけどっ。
スイーツの手土産大丈夫だったかなぁ
ダイエット中じゃないかなぁ。。。
和尚や
ベルモ。

ダイエットのジャマしてるような。。ダイエットしてるかわからんけどっ。

福々しい木蓮和尚様についヴィーナスは、美味しいスイーツなのに、毒を差し上げるよけいな配慮かなぁ。。と。

ま。あんまり考えすぎてもね。誰かさまのお家に正式にご訪問って
手土産持参は当たり前だし。

いろいろゴタゴタとりとめない考えがヴィーナスに浮んできましたが、

木蓮和尚はさらにニッコリと。。

「まぁ、こちらがお頼みして、お気遣いまでいただきまして。恐縮でございます。
ありがとうございます。
さすが。。。さすが。ヴィーナスさん。ベルモのきょうだいで。。良かった。

木蓮和尚は、ベルモのきょうだいが、ヴィーナスであることに感動しました。

素晴らしい国際的天才クリエイター、ヴィーナス。。

ヴィーナスがマスコミに登場するようになって。
ヴィーナスが。うちのベルモに
似ている、似ているといつも思っていたし。

近所の方や檀家様から色違いなだけじゃないですか、とか、ヴィーナスさんは、ベルモさんの身内なんですか?と、プルメリア島のヴィーナスのファンから電話をかけられたりして。。。

「いいえ、まさかわたくしどもの平凡な一家のベルモがまさか。、。

ヴィーナスさんは金星人みたいですから、ベルモはもしかすると金星人で、金星人はあんな感じなのかもしれませんなぁ。」

と、そのたび木蓮和尚はそういうのですが、

でも。、あまりにもそう周りから言われるウチにもしかしたら、と気になり。

ヴィーナスと血縁関係じゃないにしろ、

ヴィーナスに似ているので。出生不明の可愛いベルモの出生や正体が、ヴィーナスと同じ金星人かもしれないと。。。


しかし。。ヴィーナスは有名人。こちらがアクセスしてウチの拾って育てた子どもがヴィーナスに似てるんだけど、みたいな事を言ったら、いまどきの時代あぶない人、有名人狙いとか金目当てとか忌み嫌われ相手にされないでしょうし。

しかし。それが。。

海の家クワタで、桑田ミリオンをヴィーナスの仕事関係者が見かけて
話しかけてきたのでした。ヴィーナスの仕事関係者の矢島さんという男性が、最初ヴィーナスはなんで変装して海の家でバイトしてるんだろう

おやっと思ったらしく。だけど、オーダーを取りに来て声が違うし流暢な日本語で片言じゃないし。
いくぶんか、ミリオンの方が知性的だし。

やややや、失礼もーしつかまつりつる。其れが橋渡しとなり。ヴィーナスの方も

ミリオンやベルモを意識して、どうなんだろう
と、ヴィーナスサイドもミリオン、ベルモに興味を持ってきたのでした。

いろいろありましたが、やはりきょうだいのようで。

ミリオンやベルモが、橋の下で拾ってきた子どもみたいにただどうも。。宇宙人らしいぞぐらいは、なんとなくそんな感じぐらい。

其れ以外は全く生態不明でしたが、少しづつ。ミリオン、ベルモの正体がわかりつつあります。

しかし。たとえ。どんな正体がわかりつつありましても、

木蓮和尚も桑田さんも、ミリオンやベルモを愛するのは変わらないと。

ミリオンやベルモも、正体がわかり本来の親が取り戻しに来ようが、拒否して
いまの家の子でいるつもりであります、

有名人ヴィーナスのきょうだいだと判明しても、ミリオンもベルモも2人の決意は
桑田家、森沢家の子どもでした。


ヴィーナスも、木蓮和尚から、ミリオンもベルモも、里親から離れないとなんとなく聞かされ。それでいいと思います。

それに。葉月が、子どもを返せみたいに乗り込む母親ではないこと。残念ながらか、良いのか。。葉月は、まだまだ子どもだし、

里親さんたちは、子どもを取り返しにこられない安心反面。。。なんだか。ネグレクトされた惨めな子ども達に胸が痛いかも。

きっと。世の中には、里親さんとか、代理出産などなど。あと、犬や猫の里親さんとか

あとから返せだの、里親さんたちが大事にしているのに乗り込んで返せだのわめきまくる親もいることでしょう。

だから、木蓮和尚は、ベルモの親がわかることは嬉しい反面怖いことでもありました。

取り返しに来られるかもっ。

という緊張感があります。木蓮幼稚園に捨てられたチワワのミーナとココナもです。いちおう弁護士さんにもしもの時は闘う相談をしてはおりますが。。。

木蓮和尚が、こちらへお入りくださいませと、おじぎをし、大きなふすまを開けると

大きなテーブルに、還暦まえぐらいかな?桑田さんらしき夫婦と
ミリオン、
木蓮和尚の奥様らしきこれまたふくよかな円満女性と、ベルモと、2人の可愛い小さなチワワがチョコンと座っています。

「コンニチハ。ハジメマシテ」ヴィーナスは、挨拶すると、

「ありがとうございます。遠くからみなさんで、ご足労をおかけいたします、私は桑田家の、桑田千範、ちはるでございます。妻の有希子と、ミリオンです。」と、桑田千範が
挨拶しました。

有希子、ミリオンも頭を下げたので、ヴィーナスは空間から、手土産をさっと取り出して。

「オクチニアイマスカドーカ、コチラハオウチノレイゾーコニイレリマデバッチリクール。オカシノハコレイボウガキカセテアリマス。」

ヴィーナスは、桑田さん夫婦が、木蓮和尚より10歳以上は歳下と聞いてましたから

抹茶やほうじ茶スイーツよりは、

ほろ苦いコーヒーのゼリーや珈琲のチョコレートケーキやそれから、これはベルモと同じ季節のフルーツタルトを差し上げました。
魔法をかけてあり。桑田さんが家の冷蔵庫にスイーツを入れるまでは冷蔵がバッチリ箱に効かせてあるのですよ。

「お気遣いありがとうございます。」三人は頭を下げ

今度は、木蓮和尚が、「家内と子どものベルモと、ミーナとココナでございます、」と、紹介しました。

すると、ココナが、「ウチにはお菓子ないのー、ミリちゃんちにあげてばっかりだ」と突然言ってきたので、

「めっ、ココ、ばかっ。いただきましたよ、失礼なっ。」木蓮和尚がピシャリとココナを叱りました。

ヴィーナスは、「アトデミンナデタベテネオショーニワタシタヨ」と笑いましたが

さすが、フォーン。子鹿色のスムースのチビ。

子鹿色のスムースのチビは、やっぱり食い意地がスゴイのかなー、とチワワのチーコを思い出してしまいました。

ミリオン、ベルモ、ヴィーナスは、お互いシュルシュルっと手を伸ばして、

硬く握手しました。






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