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2019年05月20日

さよならクリスマスキャロル106居酒屋 くつろぎ庵にて。ヒカル・フォレスターと霧島明治。

「はじめまして。。。ヒカル・フォレスターと申します。。あなたが、お電話をくださいました方なんですね。最初
こちらから学食を指定してしまいましたが、お昼どきのうちの学食じゃあ。。。確かに。落ち着けませんね、、、」
セントラル美術大学の学食は、
周りは学生であふれかえっているだけではなくオープン
カフェテラスの学食ランチを解放しているためコスパが高くてビジネスマン主婦友達
お年寄り、ウェルカムオープンな解放で、
多種多様なく利用者であふれまくっている。

旬のランチや週替わりランチや。。
飲食のなんかで表彰されたり、美術大学だけありカジュアルで気さくながらもデザイナーズ的な洗練された空間が話題や人気を呼んでいる。

榎本さんは、音鳴り町の探偵所で働いていて、神楽町ではない音鳴り町の隣町出身なので、もちろん今の時点で

ヒカルは榎本さんが探偵という事は一歳知らないので、
昨日のでんわで、音鳴り町の出身の友人がセントラル美術大学近くに就職して変わってしまった、、、と、偶然にもを装って相談ごとを持ちかけました。

「え、ええっ、あなたのお友達は、音鳴り町の出身なんですか、、、僕もですよっ、
電話の向こうのヒカルは音鳴り町の話が出てびっくりしたようでした。
当時榎本さんは、26、7歳だったので、ヒカルから同級生ぐらいなら音鳴り町だって、その友達の名前は?などなど、
と、つっこまれる事もありませんでした。

もっとも、ヒカルは庶民のいく学校へ通ってなくてフォレスター一族が通うエスカレーター式の学校を大学だけ

親の反対を押し切りセントラル美術大学へ進学したようで、音鳴り町や、地域の同級生とは交流がないかもしれませんが、ここは、念には念を。です。。。

榎本さんは、フォレスター一族のイライザ奥様から妾腹の子で三男のヒカルさんの素行調査を受け
ヒカルさんについては、ある程度詳しくなりまして、
それを利用し、心理作戦みたいに
さらにわざと、偶然にもびっくり共通点を装って。

昨日の電話の時点でもう、

話しが深刻だしランチタイムのキャンパスは、人がたくさんいすぎなので、

あの、会長様。。。セントラル美術大学のランチタイムは大変に人でいつも混雑してしまうとその友人から聞いています
会長さんはいろいろご多忙でしょうが
あまり聞かれたくない話しといいますか。北斗山水の信者も教祖が何人かをセントラル美術大学に進学させているようですし、

見知らぬわたしが相談していただくのも厚かましいですが、
会長さんがお時間あればどっか喫茶店か居酒屋でも。。。
と、榎本さんは、お酒に弱いが飲む席や雰囲気が大好きな性分であるヒカルを誘ってみました。
ヒカルが明日は用事があれば無理ですが。榎本さんもお酒はいける口です、

「え。もしかして、あなたも、飲めるんですか、」と、明るい声でヒカルからの返事が来てよしきた。イイぞ。 グイッと引っかかります。

さらに。
「あまり、つよくないのですがお酒は好きです。飲む雰囲気もね。酒好きの甘党なんですよー。
酒豪の榎本さんは、わざとヒカルに合わせる様に弱いが酒好き、
酒好きの甘党と、ヒカルの性質同様なことを言いました。榎本さんは甘いものはものによりは好きで苦手なものもあるにはあるし、普通ぐらいですが。

まぁ、遠距離の彼女が甘党で最近は以前より甘党だし。

親しみを感じさせるため、ヒカルに合わすと
ヒカルは嬉しそうに
「ええっ。そうなんですか、
それは奇遇ですね。
僕もアルコールには弱くても飲むのは好きで甘党ですよ、なんか、お酒も甘いものもイケるって幸せですよね、酒好きは甘いものを食べないなんて。。全く愚かしいです。そうじゃない人もたくさんいるのにねぇ。」
とヒカルが言うので。あっ、これは、と。

「あの、こちらが相談してもらう側で失礼ですが、私がご馳走しますから明日夕方か夜に飲みに行きませんか、、、こちらの地域の郷土料理が食べられるお店だとありがたいです、

あっ、もちろん初対面で不躾ですし、」と榎本さんが言えばヒカルは、

「ならば、駅前の居酒屋食都炉祇庵で、いかがですか?!
食にみやこ、ろぎ、は炉端焼きの炉、祇園のぎ。でややこしくて読みにくいけど
くつろぎあんと読みます。
そちらは全席個室ですし、僕のフォレスター明で予約しますからそこにきていただければ、
郷土料理もあり、リーズナブルですし
学生友人も何人かバイトしてるんで。

あっ、食べられないものがありますか?割となんでもそろってますので、そこ。

僕は、夕方オープンの5時から大丈夫ですが、ご希望のお時間ございますか?」

と、いう展開になり、
さらにまた、ヒカルに合わせて、
好き嫌いはほとんどなし、
「だいたいなんでも食べますからね、私は。

ほんと。二人の兄は好き嫌いが多いのに、、、好き嫌いがほとんどなしなぐらいが私の取り柄ぐらいです。
私も有休でこちらにきているので
夕方5時からあいてます、ぜひ。、」と
なにげなしに、ヒカルとの共通点
兄二人は、と自分も三男である事を示して。好き嫌いはほとんどなしなのも示すと、

ヒカルは嬉しそうでした。榎本さんは実際ほんとにヒカル同様に三人兄弟の三男ですし。

わざわざ
人の為にここまでもとおもいますが、榎本さんは、、性来正義感も強く
フォレスター一族の奥様の依頼でたっぷりお金も入ってきたわけだし。

この依頼で、探偵をやめる決心が着きました。探偵が悪いと言っているわけではありません。しかし、特殊な仕事で時には危険を伴いますし、フォレスター奥様のイライザさまが、冗談よ、と人殺しを頼んだように、
殺し屋や何でも屋とカンチガイする輩や
それとか実は全くの片思いの異性を婚約者と思い込んで、
素行調査にて、ストーカーの手伝いを知らないあいだにしていたりや。
時には人の秘密を握りなかにはトラブル
恐喝や秘密を流したり依頼者と男女関係になる人やもめごとなどなども
枚挙にいとまなく、突然クビになったり仕事に来なくなったり鬱病になり、とそういう人もいました。

逆恨みで、ターゲットにばれて刺されたひともいるから、

遠距離の彼女も心配して、実家のお父さんが車屋さんでお姉さんが嫁ぎ、榎本さんの彼女が次女で

榎本さんの彼女が、いつまでもふらふらしているところがある彼氏に、
車屋さんで働いてみないかと何度か言われました。

あっ、そうそう、回想の文章ですので。
榎本さんとなっていますが、

榎本さんは、結婚前はまだ霧島明治という名前でした。
遠距離の奥様と結婚し車屋さんも継ぐので

ちょうど、フォレスター一族の奥様のなんだか危ない依頼を受けてしまったので

もう音鳴り町から去り名字も変えた方がいいと榎本さんは思いました。おおげさかもしれませんが音鳴り町から逃げるようにして
婿養子になりました。

年齢も年齢だし、遠距離の彼女の榎本美奈子は、親共々今時婿養子までは贅沢は言わないけれども
三男で順応性が高い霧島明治に榎本家の車屋さんを継いで欲しいようでした。

榎本美奈子との結婚はけっこうな逆玉です。
別に霧島明治は、榎本美奈子のお金てではありませんし、
音鳴り町や探偵業から逃げる意味ではなく榎本美奈子を愛してはいましたが、
車は好きで趣味のうちですからわたりに船です。

遠距離と、奥様の家庭に入ることが、イヤというよりは、今までの生活から全く新天地で予想つかなく
延ばし延ばしとなっていましたが、

なんだか。。。フォレスター一族の奥様はヤバイ。逃げなければと野生の勘が働きます。
それで、
なかなか決心がつかなかったけど
新生活の背中を押してくれたような

このヒカル・フォレスターに感謝して、探偵所に辞表を出したし。

昨日、ヒカル・フォレスターさんにアポ電話して、すぐに、

遠距離の彼女榎本美奈子に
結婚や将来を固めたいとハッキリ電話しました。彼女は嬉し泣きをしていました。

翌日17時少し前に。
食都炉祇庵。。。

フォレスター様で、17時2名とフロントで言うと、スタッフさんが
個室に通してくれました。

落ち着いた昔の民家を改造した木のぬくもりを感じます。薄明かり。全体薄暗いほんのりと大人の隠れ家の雰囲気が情緒的です。。。

スタッフがどうぞこちらですと、個室のドアを開けて通されますと

そこにいつも探偵として見守るというかみはっていたヒカルがすでに来ていました。

「すみません、誘っておきながら遅くなり、霧島です」と、霧島明治が言うとヒカルさんは笑って

「いまが、17時ですよー、あははは、僕はアルバイトが友人が今日シフトだから、
ちょっと話していたんですよ、
あっ、まずは、ビールにしましょうか?霧島さんは、大丈夫ですか
お好きなメーカーは?」
と言うので、

「あっ、できれば瓶で。ホロ苦味が効いてるほう、」と霧島明治は、これまたヒカルの好みにわざわざ心理的に合わせました。

「へえっ、瓶ビールが好きですか、いろいろ霧島さんは奇遇ですね〜、僕もね、ビールがなければ仕方ないからジョッキですが、やっぱり瓶で、ですね。僕も、ビールが瓶で苦味が効いてる方がいいですわ」
酒好きでお酒の強い
榎本さんは、飲めればビールのメーカーはなんでも良しだし、ジョッキや瓶にこだわらずですが、ここは親しみを感じる為にと
わざわざ瓶ビールを選び。。。
メーカーはほろ苦いKが好きとヒカルに話を合わせました。

瓶ビールとキノコとホタテのお通しが来ましたので、
カンパイして、飲みながら。
メニューで、なんにしましょうかと、
ヒカルが言うので、

こちらの郷土料理的なものと、キノコのサラダ、お刺身盛り合わせ、

その他、ヒカルに何がいいか聞いて

二人で適当にオーダーをしました。

「ところで霧島さん、大丈夫なんですか、驚かれたでしょう。。。北斗山水のお友達の勧誘には。。。もちろん信教は個人の自由ですがね。。。」とヒカルが言うと

霧島明治は、、、

「あの、、、ですね、ヒカル・フォレスターさん。
実は、、初対面の私にこんな事をとびっくりされるかもしれませんが。。。お許しください。。。実は、わたしは昨日までは
音鳴り町の私立探偵所の探偵でした。。」

お酒に弱いヒカルは既に少し赤くなり
キョトンとしていました。

霧島明治は続けて。。

「で、、、ヒカルさん、気を悪くしないでください。。フォレスター様の奥様が、ヒカルさんに悪い虫がつかない様にと、ヒカル・フォレスター様の素行調査を依頼されて

さすがに、フォレスター一族だ、、、と思いまして、わたしは縁談だと思い素直に任務を遂行しましたが、、。

ヒカル・フォレスター様、、わたしのカンチガイかもしれませんが、フォレスター一族の奥様のイライザ様は危険です、あなたの命を狙っていると思われます、

それから、北斗山水の信者も不穏な動きをしています、、、」

と、ほんとは違反ではあるが、霧島明治は、

調査報告書のコピーをヒカル・フォレスターの目の前に提出しました。

探偵としては失格ですが、人としてなんとかしなければならないと。。。



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