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2019年01月03日

魔法使いのホウキ。

IMG_3007.JPG

茶目コ達の小学校は、アバウト。である。

なんだかんだ、みんな、適材適所教育を受けて、仕事をしながら小学校に通うことが多く。

茶目コ達は、小学校中学年ぐらいクラスにまとめられていている。福の神の笑〜や、富〜もずーっと一緒で、笑〜の、会社のアザラシねか福ちゃんも一緒です。


ミニチュアシュナウザーの、シュナ坊は、ヴィーナスとも、一緒に、小学校低学年クラスです。まだまだ、みんな小さいので、学校も、

遊び半分にしか、思えず。。。掃除の時間になると、シュナ坊や、ヴィーナスや、その他の友人は、


ホウキで闘ったり、野球をしたり、ギターの真似をしたり。
掃除の時間に全然掃除をしません。
最初は、
綺麗にならないので、先生が、おかしいなー、とこっそりと見張っていると。
シュナ坊や、ヴィーナス、その他の遊び好きな子どもが、ホウキを振りまわして闘いはじめました。

全然は、かんかんに怒って、それから、
罰で、ホウキで遊んだ生徒は、見つかると、宿題で反省文を書かされて、
しばらくは、雑巾係をさせられるのでした。




ある日、シュナ坊は、ヴィーナスや、友達と、一緒に、掃除の時間に





古くて汚いホウキが、ホコリだらけになっているのを、発見して、シュナ坊が、
雑巾係は、めんどくさいからもー、やめた。

これで、遊んじゃえ
わっ
ホウキを振りまわしていると。
突然、パッと、シュナ坊が、魔法使いの衣装になりました。
しかも。。。。なんと、シュナ坊の背中にエンジェルの羽根が生えています。


「なんだよー、その変なかっこうそれ、シュナ坊の背中にエンジェルの羽根。。。」
驚いたのなんのと。
みんなは、ざわざわ集まってきました。

シュナ坊が、羽を動かすと、身体が宙にフワッと浮いて、ふわふわ飛んでいます。

「わっ、わー。お空を飛んでる!!!」


学校は、オー騒ぎになりました。

すると、ティチャーズの、先生の一人がやってきて。。。。

「わー
それそれ、そんなところにあったのわー、ウッソー、」と、突然叫びました。

ティチャーズ、というのは、天使の羽が生えたオバケのような、鳥のような。なんとも言いがたい生き物で、茶目コ達の学校の先生たちをしている生き物です。

何年か前に、小学校で、学年発表の劇があり、魔法使いの役がありましたが、学校のホウキが、魔法使いのホウキには、今ひとつで、
ティチャーズのひとりが、ウチから古い汚いホウキを持ってきて、

ところが、生徒が掃除の時間に、あまりに汚いので、古い要らないホウキだとカンチガイして捨ててしまいました。

ティチャーズは、天使の羽が生えている生き物で、中には、魔法使いや、天使の親族がいて、

そのホウキは、魔法使いからの本物の魔法使いのホウキの大切な贈り物で、とあるティチャーズの先生のひとりの家の家宝でしたが、

それを、知らずにティチャーズのひとりが学校に持ち出して無くして、家族にカンカンに怒られて、

家の人からそのティチャーズは、勘当されてしまいました。

ところが、捨てたはずのホウキは、魔法使いのホウキで、火で焼かれるのが嫌で、勝手に焼却炉から逃げ出し。子どもの劇に出るのも恥ずかしいし、家宝として、大切にされるのも、退屈なので、

学校で、知らん顔して呑気に暮らそうと、そのまんま、学校に居ついて、ずーっとなんと、居眠りをしっぱなしで、放置されていたのでした。

魔法使いのホウキを見つけたティチャーズは、感激のあまりに大泣き。

ありがとう、ありがとう。これで、家族の元に帰れるわ。おじいちゃんの友達の魔法使いが、亡くなったので、おじいちゃんが、魔法使いのホウキを、友情の印に形見分けされたらしいの。


と、言うと。魔法使いのホウキが、起きて。

「アラララ。よーく、寝たわ。なんか、誰かに見つけられたから、寝ぼけながら、魔法をかけちゃったみたいね〜。あ、そこの、ちっこい、可愛いワンさんね。。、。」

「僕、このまんま羽が生えててもいいけどなぁ〜。ふわふわ飛んでけるし。」シュナ坊が言いました。

「あ、それね、10分ぐらいで、元どおりだわよー。それにしても、あたしったら、なん年ぶり。起きた、起きた!!!」と、言ったら、魔法使いのホウキは、ギュウギュウに、ティチャーズのホウキの持ち主の孫に抱きしめられました。

魔法使いのホウキは、「イタタタた。。。
ティチャーズに向かって。
それにしてもね、あなたね、確かに、ホウキで、暴れたり遊んだり、闘ったりのガキンチョは、悪い奴らだわよ!でもね、あたしの魔法で、天使の羽が、背中に生えたって、この子善人の証拠よ。それに、おじいちゃんの形見分けを、黙って。勝手に持ち出して。。。。あなたも、棚に上げて、結構悪よのう。。、ま、そこの、犬の僕は、恩人だわ。真面目に掃除ばっかりしていたら、こんな古ホウキ。棄て置いたまんまで。振りまわして遊ぶ発想はないし。場合によっては、あたしが寝てる間に古ホウキって、捨てられてたかもよ!!」

ティチャーズは、泣いて。
魔法使いのホウキを持って、実家に謝罪に帰りました。

もちろん、ティチャーズの、ジイさん。ばーさん、親御さん、ティチャーズをとっくに許してはいたものの、

イジをはってしまい。許したとは、言えず。

ホントに。シュナ坊が、羽が生えた天使のように見えました。
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