サンタは。。。
サンタは。。。。。ある日突然、サンタとの哀しい別れがやってきた。
別れは、ある。
子どもの頃から、家のミニチュアシュナウザーが、新しい家族のもとへ。。。
彼らの新しい人生のはじまり。。。
「久しぶり、あーあ、久しぶりに、子どもの頃の夢を見たよ。。。。」三木龍馬氏は、照れくさそうに、奥さんのローズ夫人に言いました。
もしかしたら、泣いてたら。。。なんだかなぁ。
「あらまぁ。。。幸せだわねぇ。今は今で、幸せだけど、昔は昔で、それぞれな幸せがあるから。。。」ローズ夫人は、いつもニコニコしていました。
「サン太の、、、サン太の夢を見たかもしれない、なんか、そんな感じがしたなぁ。」
「あら、あなたの、小学校にあがる前ぐらいの、ワンちゃん??サン太ちゃん、って。」
ローズ夫人が、紅茶を入れていると、キャッ、キャッ
と、苺姫と、コモモが二階から降りてきました。
苺姫と、コモモは、ミニチュアシュナウザーの女の子です。
隣の棟の、龍馬氏の息子さんの夫婦とともに住むミニチュアシュナウザーの男の子、
ポポロも含め、三人とも、
シュナ坊と一緒の、お父さんお母さんから産まれ、シュナ坊より少し年上です。
隣の棟の家には、龍馬氏の息子の綾聖のファミリーと、ミニチュアシュナウザーの男の子の、ポポロが住んでいます。
「おじいちゃん、おばあちゃん、おはよー、あー、もう、おばあちゃんの朝ごはんの香りが、めざましみたいなモンだわー。」
コモモが、キャッ、キャッと、笑いました。
「そ。起きて、すぐに、なんにも食べられな〜い、なんて人が信じられないよねー。」苺姫も、朝からご機嫌でした。
三木龍馬氏は、息子の綾聖ファミリーと一緒に住むために海外に渡りました。
息子の綾聖夫婦は、隣の棟の家に住み、離れに、三木龍馬氏夫婦と、女の子のミニチュアシュナウザーが二人一緒に住んでいます。
離れ、と、言っても広いお庭で、広い家で、
ローズ夫人は、フランス人なので、綾聖は、ハーフですが、
奥様は、日本人です。雫さんと言います。
雫さんは、
ローズ夫人のお料理教室のアシスタントをしていましたが、
よく、三木龍馬氏の家に出入りするうちに、息子さんの綾聖と、お付き合いするようになり、結婚しました。
お孫さんは、女の子が、
蘭ちゃんで、
大学下宿で家を離れ、高校生の男の子、悠人君が一緒に住んでいます。
悠人君が、また、将来休会しているミニチュアシュナウザーのブリーダーの、三木センチュリオンを、
仕事をしながら、再開しようかなー、と、言っていました。
「おっはよー、おっじゃまー。」
隣の棟から、悠人君と、ポポロがやってきました。
綾聖夫婦が、朝ごはんを食べないことが多いので、
カリスマ
お料理講師でした、ローズ夫人のお料理を朝から食べられるだけあり、
悠人と、ポポロは、朝になると、朝ごはんを隣の棟の、龍馬氏の家に食べにきていました。
「おっはよー、悠ちゃん。。ポポロ。なんかね、トントントン、包丁の音が朝から聞こえると、なんだか、今日は、一日中いい日になりそーな、気になってくるのよね、」
コモモが言います。
「あたしは、やっぱり、香りが響いてくるかなー、
お味噌汁もだし、パンの時は、パンとか、ベーコンとか。」苺姫も、朝からご機嫌です。
「あたしは、ローズおばあちゃんに、お料理を習って、スイーツもお料理も至れり尽くせりな、シェフになるんだー。」苺姫は、言います。
苺姫は、お料理が好きで、ローズおばあちゃんをよくヘルプしていました。
「あたしはダメだなー。食べる専門でいいや。えへっ。」コモモが言います。
苺姫がきちょうめん、コモモが、おおざっぱタイプでした。
「ねえねー、神楽町にいる、シュナ坊は、元気かなー、あの子、12月産まれだし、
クリスマスプレゼント、みんなであげようか、兄姉としての。」
ポポロが言います。
「すーごいよね、女優さんの茶目コさんと、仲良くしてるんでしょー、」
コモモは、かなりなミーハーです。
そして、茶目コの大ファンでもあり。
「ね、いつか、神楽町連れてって!
シュナレモンに会いたいな。極小ミニチュアシュナウザーなんでしょ。可愛いだろうなー。」
苺姫も言います。
「だねー。行きたい、行きたい。」
ポポロもウキウキしています。
「笑〜さんから、パソコンに、シュナレモンの写真よく送ってくれてるけど、
笑〜さんにも感謝、感謝だよねー、カッコイイなー、女社長。憧れちゃう。」
苺姫が言います。
「笑〜さんは、美容と魅力の福の神なのよー、」
コモモもウキウキして言います。
「私は、笑〜ちゃんと、タチバナちゃんの、お料理とセンス、のクライアントなのよ。おじいちゃんや、綾聖さんは、それで、大蔵ちゃんの車を知ったし。」
ローズおばあちゃんは、言います。
「まぁ、落ち着いたら、シュナレモンの顔見がてら、里帰りするかな、みんな連れて。
オショウやセーギもたまには会いたいし。」
三木龍馬氏は、言います。
オショウやセーギというのは、
神楽町にいる三木龍馬氏の幼なじみ。水蓮寺の坊さんの、水谷和尚。
そして、セーギは、三ッ蔵正義、神楽町小学校の用務員さんのミージイサンです。
水谷和尚は、ミニチュアシュナウザーのメグちゃん、
ミージイサンは、白いミニチュアシュナウザーのパピルス君がいます。
「あら、おはようございます。お義父さん、お義母さん。
シュナレモンちゃんからの、お手紙が、うちに間違えて来てますよー、」
隣の棟から、雫さんが、間違えて届けられたシュナレモンからの手紙を持ってきました。
「ほ、ほぉ〜〜」
龍馬氏の嬉しそうな顔
海外に引っ越す時に、笑〜や、福の神にお礼を、と、シュナレモンを渡したのですが、
もともと、
規定外小さなシュナレモンではなく、他の兄か姉が、福の神の元へ。。。でしたが、
笑〜の配慮と、シュナレモンが、神楽町に住みたい希望で福の神と一緒にいますが、
籍は、三木さんの家のままです。
赤ちゃんの頃、しばらくうちにいてから、
シュナレモンは、福の神と住むようになりました。
シュナレモンは、朝から鮭が好きだったね〜、シュナレモンの兄姉がガヤガヤしています。
龍馬氏は、シュナ坊からの手紙を読みはじめました。
虹のかけら、ホシノカケラ。
一生懸命な彫刻、
シュナ坊のサンタクロースは、逃げてしまいましたが。。。
だけど、誰かの喜びになって。。。
ヴィーナスです、
よろしくー。お元気ですかっ。
シュナ坊の友達の
友達の、ヴィーナスは、
シュナ坊の手紙にたまに、落書きします。
「なんか、、、ひとまわり大きくなったんじゃないかなー?、チビで甘えん坊なんだけど、、、」コモモも嬉しそうです。
みきのおじいちゃん、おばあちゃん
おげんきですか。
ぼくは、げんきで、ふくのかみさんも、
がっこのともだちも、びなすもげんきです。
にじのかけらお、サンタクロースにほったけど、きゅうに、
ぴょんぴょんして、びょういんのおとこのこ
のところにいっちゃった。
ぼくは、いっしょうけんめいほったのに、とおもったんだけど、
おうさまのもみのきに、サンタクロースにあえますように、ひかる、と
たんざくをつけたぼくのサンタクロースがかざられていて、
ひかるくんというこが、えみのはなしだと、ぼくがしろくなっただけといって
にてるみたいだし、
ぼくは、ひかるくんが、サンタクロースにあえたらいいとおもいました、ひかるくんは、びょうきみたい。
びょうきがなおるといいなとおもいました。
ぼくは、ホシノカケラのサンタクロースに、ひかるくんのねがいをこめました。
もすぐ、めりくりすます。
また、みんなあえるといいねー、
ばいばい。
シュナレモン。
「白い。。。ミニチュアシュナウザーの、仔犬、か。。。」
三木龍馬氏は、シュナレモンの成長を喜ぶと同時に、
遥か昔の、、幼少期。
切ない記憶がよみがえりました。
サン太。。。
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2019年03月24日
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